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秒速200m  作者: 楼榮 槐
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練習×練習

 試験は今日の夕方行われ、明日の朝に結果が発表される。だから今は仮のBグループ。まあ俺の実力ならAグループは行くだろ。ナルシスト要素入ってるように聞こえるかもしれないけどそれが現実。俺はAグループ以外行く気ないぜ?

 相変わらず隼都はNグループで知らない奴にあだ名をつけて話してるし、我心は我心で荷物を運んだり顧問の手伝いをしたり意外とクルクル動き回っている。予想外だよな、アイツがまじめに人の言うこと聞くなんて。でも実際、俺は我心のことなんて何にも知らないわけで。これから知るかどうかだって分かんないし、むしろ弱みとか見せない奴だろうなとか思ったりしている。それなのに俺の弱みばっかし見つけてくからズルい。まぁそれはさておき、俺はといえば、色んなコーチとか顧問とかにみっちりしごかれている。

自分の学校の顧問の言うように事が進んでるのが少しむかつく。今は女のコーチがついているのだが、身長が低いところとか腕が華奢なところとかからは思いもよらない熱血系だった。名前は確か松浦魅里マツウラミサトだった気がする。珍しく俺が覚えてたのも、多分このコーチが今日一番接してるからだと思う。他のコーチはもっとうろ覚えだし、陸上しているとは思えないほど影の薄いコーチもいた。逆についてほしくないほど強烈なコーチもいたけれど。でも、松浦先生が就くことが多いからBグループの担当は松浦先生なのかもしれない。そこらへんは寝てて聞いてなかった。まぁ、そのうち分かることか。

「フットワークもう一回!!それぐらい時間内で終わらせないと、これから全国なんて行けないと思いなさい!!」松浦先生、メガホンも使わずに、よくそんな大声が出るよな。1日目に声がかれたりしたらシャレにもならねーぜ?

「樺戸!もっと足上げる!」樺戸といえば俺と前、準決勝とかで当たらなかったっけ?俺もアドバイスもらえるかな?もっと速くなりたいし。


 そうして気づけばあたりは夕焼け色に染まっていた。

御愛読ありがとうございますV(^-^)V

今回の話は、厳しい練習ということで練習×練習という題にしました。新しく登場した松浦魅里。これからこの人物が大きく関わっていくことと思います。実際、柘榴の学校の顧問も名前出してないのですが^_^;

これからも面白い話が書けるようにがんばって行きたいと思います。


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