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秒速200m  作者: 楼榮 槐
14/18

歓喜×履歴

 俺はその時最高の楽しみを感じていたー


 最初は他人に指図されてやるなんてまっぴらごめんだった。小学校の、まだ陸上の道に這うような形で少しずつ歩んでいたときは、コーチにあれやこれや言われなかった。それが、ようやく二足歩行になったと思ったら、フォームが違うだとか、バランスを考えろだとか、走るたびに言われた。コーチの前では走りたくないと思うほどに。自分が今までそうだと思い信じきっていたものを塗り替えられるようだった。自分は自分の考えに従いたいのに、一番楽なフォームでやりたいのに、それを許してもらえない。自分のことなんだから勝手にさせてくれとも思っていた。そう思っていたからか、無意識のうちにコーチのアドバイスに従っていなかった。


 ある時どうしても上手くいかないことが起きた。それをコーチは気付いたのか、俺にやり方を教えてくれた。その時は本当に分からなかったから、教えられたそのままを飲み込んだ。渇いた喉を潤した(アドバイス)。俺に本当に必要だったのは自分のやり方に従うことじゃなくて、コーチの話を聞くことだと気づいた。アドバイスを待つだけだった俺はいつしか自分から質問しに行ってた。陸上の道を二足歩行しているなんて思ってたのはとんでもない錯覚。人に見てもらうからこそ、自分の走りが生きてくる。それに気づいた時でも二足歩行してたか定かじゃない。

 でも、今は本当に最高だった。一人一人に適切なアドバイスをくれる教師の下で、俺はどん底の中でいきなり宝くじに大当たりしたような、ある日突然飛べるようになったような気分だった。いや、それより全然嬉しい。俺が求めていた練習が今ここにある。さっき指摘された部分も、気づかなかったけれど、重要なことだった。これからどんどん速くなる気がする。次の試験では、絶対Aグループになってやる。


 しかし柘榴はこれからあるグループ分け試験の重要な点を忘れていた。Aグループになれば指導者が変わることをー




 久しぶりです!というくらいに投稿していなかったことすみませんでした。夏休みの宿題のラストスパート頑張り、また新学期色々あり、大変だったと言い訳させて下さい……。 楼榮槐は最近、部活の新人戦がありました!団体戦ですが、なんと県大会出場という結果☆柘榴の気分が味わえましたよ( ̄∀ ̄)ですが、もっと皆に貢献したいのも事実です;;

 部活、勉強、小説の両立頑張りたいですo(^-^)o

またお会いしましょう♪



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