計算外×陰
「何かな……あれぁ」我善が見つめる先にあるのは我善の計算外のことだった。
「Bグループの奴ら、全然懲りてないじゃん」歯ぎしりをしながらその様子を見つめる。Aに負けて気力を失っている筈だったものが、逆に力を増しているからだ。
「誰かな、俺様の計算を狂わせたのは」
「短い時間の中にどれだけ練習できるか考えな!」その時、女の声が甲高く響いた。我善はそれを凝視する。
「あの女か……」舌打ちをしながら眉を寄せる。
俺の計画に害を及ばす奴は潰してあげる。そういえば、我心もこの言葉が口癖だったっけ……今も言ってるのかな。いや、あんな甘っちょろい性格した今じゃ、その言葉を口にするだけでも億劫か。なぁ我心、頭の悪いお前なら、きっと俺様が自分の作った薬を試すためだけに、ドーピングをさせてると思うだろうね。俺様が試すなんて真似をすると思うか?俺様の作った薬は絶対だ。お前のような不要物とは違って、失敗なんてあり得ない。完璧なんだ!意味がわかるか?俺様は、自分の薬でトップをとらせる人形を作りたいんじゃない、お前を徹底的にどん底に突き落としたいんだ!!周りから次々と……じわじわと苦痛を味わい続け、最後には悲愴に満ちたお前の顔を拝んであげるよ。
今回は我善視線。めっちゃ腹黒い兄貴ですね(^_^;) しかし私には兄がいないので憧れます(笑)
さて夏休みもあと少し! 学生の皆さん、宿題頑張りましょっ(^_^)v 終わってる人(いるのか!?www)も残りの夏休み楽しんでっ( ̄∀ ̄)
それではまた★彡