正しさ
自分の全てが正しいと思っている人間と居ることは疲れる。例えば、今の国の現状について「これはこうだから絶対こうなる」と言う。本人は自分の意見をただ述べているだけだろうが私からしてみれば、偉そうにそう言っているように見えてしまう。別に意見を述べること自体が悪いと言っているわけじゃない。自分の発言を他者に言うことは教育上ではとても重要なことだ。
私は人に意見を述べることが嫌いだ。私は天才でもなければ神でもない。平凡な答え以下の返答をしてしまうため、周りからは「そうだね…」の一言で終わってしまったり、「それもあるけど‥‥」と話を捻じ曲げられたりしてしまうことがある。しかし、自分の意見を快く受け入れ、肯定してくれる人間もいる。ほんの数%に満たないが。だから「どうしても発言が必要な場合」や「話をふられた時」にしか発言しないように心がけている。
しかし、人間という生き物は、怒りなど“例外時”は容赦なく言葉を言い放つ。性格によっては無言を貫き通すものもいるが、怒りが限界に達すると私は思っていたことを全部吐き出してしまう傾向にある。そこはまだまだ人間なんだなと実感する。人それぞれの正しさは「量」も「質」も違う。ただ、「正しさ」のベクトルは間違わないでほしい。