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心中  作者: 堕天使
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不平等

生きたくても生きられない人。病弱な人。食べ物に困っている人。生活に困っている人。片足が無い人。目が見えない人。病気で余命が数カ月の人。親がいない人。死にたくないのに死んでしまう人。戦争や紛争が起こっている地域。お金がない人。目と耳を失って人と話したくても話せない人。様々な人が沢山いる。それに比べて私はどうだろう。家があって家族がいて、ご飯もあって風呂にも入れて服もあって部屋もあって寒い思いもしなくて、身体は健康で、学校にも行けてお金があって、旅行にも行けて・・・。何不自由ないそんな毎日を当たり前のように過ごしている。自分は世間的に見て幸せなのだろう。

本当に世の中は不平等で不条理だと思う。できたら前者の子たちと立場を交換してあげたい。でも、できない。自分の思い通りにはいかない。それが世の中。虚しくなる。胸が痛くなる。でも誰も助けてくれない。自分を分かってくれない。誰にも言えない。前者の人たちが私のことを聞いたらどうなるだろう。怒ってくるのだろうか。命をもっと大事にしなさいと。

産まれたことに、親に感謝して長生きしなさいと。言いたいことはよく分かる。大切な命を無駄にすることは良くないと。理解できる。

しかし、やはり、矛盾が生じる。自分が生まれるのは何億分の一の確率?そんなの知ったことじゃない。親に感謝しろ?自分はこんなに死にたいと思っているのに?ふざけるな。何が感謝しろ、だ。そっちが勝手に産んだくせに。こっちは望んじゃいなかったのに。不平等すぎる。神様は意地悪だ。

みんな平等にすればいいのに差がありすぎて、現状があまりに酷過ぎて見ていられない。できることなら身体が不自由な人たちに私の臓器を提供してあげたい。しかし、それは国の法律でしてはいけないと決まっているだろう。死にたいという願望ではなく、不運な事故や思わぬ死ではないとドナーとしてはなれない。本当に不平等な世界だとつくづく思う。

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