バレた場合
題名「リストカット」と少し同じ内容がある。
“リストカット“が自分の親にバレた場合、当然のように親は「こんなこともうやめろ」と言う。子はその場しのぎで「分かった」と言い、また“リスカ”を続ける。やめろと言われてもやめられない。だって麻薬なのだから。あの快感に一度ハマれば、カッターやナイフ、ハサミなど手放せなくなってしまう。
私の場合、不安や何かに追い詰められている時、『セイジョウ』を保てなくなった時などによくする。呼吸が荒い時は沢山する。切ったところから溢れ、流れ出る赤い液体。鼻の奥に鉄の匂いがつんとくる。何とも言えない気持ちになる。安心する。こんなことを「世間」に言ったとしてもただの「精神異常者」としか見られない。一般的に見れば、気持ち悪くてありえないことだ。そんなことは分かっている。私が常識とやらから外れていることは十分承知だ。
しかし。それでも。バレたとしても私はやめない。もしやめてしまったら不安に襲われてしまった時なんかに壊れて人間として機能しなく、「ツカイモノ」にならなくなって捨てられてしまうだろう。
世の中とは、社会とは、そういうもの。「ツカイモノ」なる人間だけが社会に出て悪事を犯し、手を汚し、国を操る。人間が仕切ってしまえば平和な政治など絶対に成り立たないのだ。ずる賢い生き物だから。それを口外しようとすれば消される。殺されてしまう。監視がつく。そんな世界で生きている人間は発狂などしない。やはり“慣れ”てしまったのだろうか。
私は毎日不安で仕方がない。




