続・ページごとの稼ぎを検証する
全年齢ページと18禁ページで(広告単価が違うのだから)稼ぐ力が違うはず。それぞれのアクセス数は公表されていないので、推定し、ページごとの稼ぎも出してみる。
それぞれの広告単価が全年齢:18禁=1:3と仮定し、アクセス割合を推計してみる。
全年齢のアクセス割合=全年齢の収入/(全年齢の収入+18禁の収入/3)=0.822
(247,980,236/(247,980,236+99,288,058/3)=247980236/281076255≒0.882)
18禁のアクセス割合=0.118
ここで、それぞれの広告単価を全年齢:18禁=1:1〜5まで変化させると、それぞれのアクセス割合およびページの稼ぐ力(カッコ内)は、
1:1 → 0.714:0.286 (0.01447円:0.01147円)
1:2 → 0.833:0.167 (0.01240円:0.02480円)
1:3 → 0.882:0.118 (0.01171円:0.03514円)
1:4 → 0.909:0.091 (0.01137円:0.04547円)
1:5 → 0.926:0.074 (0.01116円:0.05579円)
となり、全年齢サイトにおいては他社利用の中位〜上位に位置することは変わらない。ただし、他社利用のままではどうやってもGoogleアドセンスには敵わないので、全年齢サイトにおいての確実な増収策はGoogleアドセンス一択である。
一方、18禁サイトは元からGoogleアドセンスを使えないため、クリック率を上げるか広告単価を上げることが必要である。
なろうサイト全体に言えることだが、エロでマンガやゲームの広告をクリックしたとしても、次からは同じ広告をクリックすることはない(誤クリックしやすいサイトデザインの場合はその限りではないが、利用者の心証は悪くなる)。利用者に漫画やゲームに走られると、なろうサイトを利用する時間が減る(pvが伸びない)。作者の場合は執筆が滞る。
広告クリックを増やすためには、作者や利用者の生活または執筆活動に必要な物品や情報にアクセスできる広告を掲載するのが近道である。そういう意味でも、Googleアドセンスと契約できるようにサイト状況を整えることが求められる(広告収入が十倍の40億円に届くかもしれない)。