【tea break】広告ブロックはアダルト広告対策に役立つか
「アダルト広告はやめてほしい」という意見を述べると、「広告ブロック機能を持つブラウザを使え」と言われることがある。さて、アダルト広告問題の解決に役立つのだろうか。
利用者にとって、「広告を表示しない」という面では「△」である。
サイトの利便性や満足度の面では「✕」である。
アダルトに限らず、鬱陶しい広告を表示させないために広告ブロック機能を持つブラウザ(Operaなど複数あり)や広告ブロッカーソフトを利用する人が増えたためか、表示されるだけでサイトの収入となる「インプレッション広告」が減り、「クリック報酬型広告」が主流となった。サイト運営側では、ページ送りのリンクと誤認させたり間違って触れやすいよう配置することで、誤クリックをさせるよう注力している。
私事であるが、一昨日は全19話の連載小説を読んでいる間にページ送りで三回連続して誤クリックしてしまい、興を削がれた(そういや評価入れていないや、申し訳ない)。「トゥーハンドのバニー姿が見たいなんて奇特な奴はロックだけだから」と広江礼威「ブラックラグーン」を読んだ人にしかわからないツッコミをしておく。
で、広告ブロックが広く利用されるようになると収入が断たれるのはサイト運営者なので、ブロックされないように細工をする。広告ブロック機能が働かないように、サイト本来の構成要素と認識されるようにTOPTOONのアレを組み込んでくる。多分、アレの画像ファイルはsyopetu.comドメイン内に置いて、リンク先もドメイン内ならブラウザの広告ブロック機能も広告と認識しない可能性が高くなる。あとは、ドメイン内のリンクページから広告出稿者のページにリダイレクトすればいいだけだし、サブドメイン(ads.syosetu.comとか)の管理権を契約で広告代理店に渡すだけの話。最近は、ページの広告エリアに広告代理店がハンドリングしている通常の広告が表示されない時は、高頻度でTOPTOONのアレ3連発が出てくるでしょ?。
広告ブロックは誰も幸せにならない。見てもいいクリックしてもいいという広告を載せるか(Googleアドセンス配信の広告ならマシなんじゃないかなあ)、月額課金で広告非表示の方が皆が幸せになれる。
本編の結論を書いてしまった気がする。