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烈風剣もクリティカルにはならぬ

 爆誕じゃって!


「その場合、おそらく主神クラスの力を持った大妖になったじゃろうな。」


 主神って、神話で言う天照大神とかゼウスとかオーディンとか?いるの?


「うむ。実際におるぞ。おぬしはURな存在じゃから天照にならそのうち会いに行くなんて事もあるかもしれんの。」


 えっ!?


「まあしばらくはないから安心するんじゃ。当面の間は知ってもらわなければならぬ事や体験して学んでもらいたい事、後は霊力の扱いも覚えてもらったりじゃな。」


 良かったぁ……。


「話を戻すと、おぬしはそれだけ危険な状態になっていたのじゃ。可能性は極めて低いが、国家滅亡級の災害に繋がっておったやも……いや、おぬしが素となるならば無いか。天照のやつの危機には違いなかろうがの。」


 最後のは何だろうか?


「気にするでない。結局は起こらなかった過去の話じゃ。これ以上掘り下げなくても良いじゃろ。」


 は、はぁ。まあ、自分が危ない状態だったという事だけではなく、可能性としては他人どころか神様にまで迷惑をかけるところだったということは理解しました。皆様に多大なご迷惑をかけるところでした。


「おぬしが悪いわけじゃなし、起こらなかった事じゃ。要は、知らなければ自衛もできずに大変な事にもなりうるから、これからしっかり学んでいくんじゃぞ。という話しじゃ。」


 はい。肝に銘じます。


「うむ。それで、その後安静にしていたからの、どうにかこうにかおぬしの器もヒビ割れの様な状態から回復したのじゃ。この時にはおぬしの器がまた変質しておるの。何回も器を変質させるおぬしには変質者の称号を与えるのじゃ。変質者ケイじゃ。」


 ありがとうございます!!!


「なんで喜んどるんじゃ……。」


 我々の業界ではご褒美というやつです。もっともっと強力なやつでもバッチコイです!


「心の底から喜んでいるのが伝わってくるのじゃ……。」


 勘違いしないで下さいね。私はまだレベルが低いので、誰から言われても喜ぶわけじゃないですからね?好意を向ける相手から言われたときのみです。


「そ、そうか……。」


 はい!


「まあいい、次じゃ。おぬしの器は強固なだけではなく、柔軟性も手に入れたのじゃ。固いのに柔らかい、トンチのようじゃが、本当にそうなのじゃから不思議じゃな。これは本当に驚くべき変質じゃ。」


 ???

 どゆこと?


「硬いのと柔らかいのの良いとこ取りっぽいと思っておけば良いのじゃ。たぶんの。詳細は妾にも良くわからぬ。物理的に存在しているわけではないし、そもそも妾には無い器官じゃしの。」


 そういえばそうだった。


「この事が次に繋がってくるのじゃ。回復した後、おぬしはこの地へと帰ってきた。そして、おぬしの器はまた変化したのじゃ。いや、戻ったと言ってもいいかもしれぬの。おぬしの器は引っ越しを機に頑なに霊力に目覚めることを拒否する様に変質したからの、それが帰って来たことによりその性質が無くなったのじゃ。」


 あ!でもさでもさ、帰ってきて器が元に戻る?のならさ、過去に何回も帰省して来ているよ?特に大学時代は年に二、三回は帰ってきていたよ?その時は何もなかったの?


「それは帰属意識じゃな。この地に帰って来てはいても、おぬしの生活基盤が移ってしまっていると、おぬし自身が思ってしまっているのじゃ。言ってみれば、その時帰って来たと言ってもお客さんみたいなもんじゃな。今回は向こうを引き払い、正真正銘おぬしは帰って来たのじゃ。心の持ちようは全く違うのじゃ。

その心の持ちようにプラス、今回はさっき言った柔軟性を手に入れたからなのじゃ。硬いというだけでは、更に硬くなることは出来ても『元に戻る』という変化は訪れなかったじゃろうの。特に悪霊の呪い以降のガッチガチ状態じゃ、の。」


 そっか、心の持ちようか。


「そうじゃ。心と器は繋がっているからの。心と器は一つのものだと見なしている者もおる。それくらい密接じゃ。」


 なるほど……。心の持ちようは霊力に関わる上で今後も重要になってくるのかな?


「そうじゃ。強くあれ。と言っても心の根底は急にどうこうできるものでもないからの。修練するときに、またの。」


 はい。その時はご指導ごべ……よろしくお願いします。


「アウトォ!と言いたいとこじゃが、一瞬だけだったから今回はギリギリセーフにしておくのじゃ。……長くなってしまったの。おぬしの記憶とすり合わせて、順々に説明していった方が理解しやすいかと思ったのじゃ。」


 うん。霊力関連はさっぱりだから、自分の記憶と照らし合わせると答え合わせみたいな部分もあって理解しやすかったよ。

 ただ、何回も何回も脱線させちゃってごめん。


「そこは仕方ないのじゃ。おぬしは口に出したのではなく、ただ考えただけで伝わってしまうのじゃから。まぁ、妾も妾で、話した瞬間や話している途中にレスが来るという状態に戸惑ってしもうたのじゃ。おあいこじゃ。」


 うぅ、優しい。ありがとう。


「次に『妖精』についてじゃ。」


 はい、引き続きよろしくお願いします。春姫ちゃん。


「……いや、槍持って戦えとかないからの?スマウグ無いからラウンドスライサーできぬぞ?いや、体術……は護身程度で教えることも出来るが、極意を伝授することなぞできんぞ?浮いていないから烈風剣もクリティカルにはならぬ。そこは安心じゃな。」


 はい。


「いや、破廉恥な服着させて海で歌わせたりせんぞ?夏でも海でもないぞ?Yo sayじゃなくて妖精じゃぞ?」


 はい。変な事考えちゃってごめんね。そして考えた瞬間に反応してくれてありがとう。


「おぬしにあの服を着せてみるのは悪くないかもしれぬ。」


 ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!!!


「まあそれは置いといて、妖精じゃ妖精。妖精についてじゃ。」


 置いとかないで!

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