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主語がでかいのぅ

「逆に言うと、尻尾を触らせるという事は深い親愛の証だと言えるのじゃ。ただ、まぁ、男同士で触らせる場合は……そういったお誘いじゃの。」


 な……なんですってーーー!!


「イズナたちの父親の尻尾をおぬしがもふもふする場合、イズナたちの父親がおぬしにやらないか?と誘うか、おぬしが莫大な霊力を傘に着て無理やり襲う、このどちらかという事になるじゃろうの。」


 なんてこった……。

 本当に、なんてこった……。夢のもふもふ計画が……はぁ……。はぁ……。


「そこまで落ち込むことないじゃろ……。しょうがないやつじゃ、こっちへ来るのじゃ。もっとじゃ。もっと。……ほれ。」


 ふおっ!

 尻尾!!!

 もっふもふだ、もっふもふ!!

 くっはあたまらん!

 もふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふもふ――――

 ……はっ!

 春姫ちゃん、これって、私と春姫ちゃんがエッチな事をしちゃったということ!?


「安心せい、ここでの事は黙っていれば誰にもバレないのじゃ。」


 ふぁ!?いや、でも!


「冗談じゃ。妾には元々決まった姿はないのじゃ。今はタマモの影響で尻尾があるのじゃが、以前はなかったんじゃ。尻尾をもふもふされてエロいという感性はないんじゃ。もちろん、タマモに入っている時は気をつけているがの。」


 そういえば、そっか。


「誰かに言えば破廉恥行為とも受け取られるかもしれぬが、特にエロい事だと思ってもない同士なんじゃ。遠慮するでない。」


 そういうものなのかな?


「そういうものじゃ。」


 そっかぁ。良かった。

 ……でも私は、実はちょっとエロいと思っていたりはします。


「解っておる。今たっている事もな。気にするでない。妾は気にせぬ。」


 ぐう聖……。


「あっ、元々無かったとはいえ、今はちゃんと尻尾があるのじゃ。当然、触覚はあるのだから、あまり変な事はするのでないぞ?妾を感じさせてきたら、襲ってしまうかもしれぬのじゃ。」


 ならむしろ、なんとしてでも感じさせたい!と思いつつも、そんな事はできない。テクニックもない。


「頬ずりくらいまでなら大丈夫じゃ。」


 ありがたやありがたや。はあ、たまらん……!


「続きに戻るぞ。おぬしの器も、おぬしが異性と交尾をしていたら目覚めていたはずじゃ。ただ、この場合はおぬしは霊力が強力な人間ではあっても、妖精にはなれていなかったんじゃ。」


 あっ!四十歳まで童貞だと妖精になるってやつ?あれって本当だったの?


「うんにゃ。童貞、というか陰陽混ざった事がないのは絶対条件じゃが、歳は関係なく器がその域に到るかどうかじゃ。ただ、おぬしの場合はその都市伝説から影響を受けた行動が原因となっている様だがのぅ。」


 都市伝説……まぁそうだよね。私はたまたまかぁ。


「そうじゃな。おぬしには二つあるからの。おぬしが考えそうな事を先に言ってやったぞ。……なんじゃ?その顔は。妾はこんな事考えたりせぬぞ?」


 ……私が先ほど、「私は『たまたま』かぁ」と言ったから、たまたま→玉玉→玉二つ→金○となったのか。ヤベぇよ……、春姫ちゃんそれやっべぇよ……!


「まあいいのじゃ。話を本筋に戻すぞ。……って、ほれ!やっぱり変な事を考えているのじゃ!!何が『これが本筋ならさっきのは裏スジか?』じゃ!尻尾に擦りつけたいとか考えとるではないか!!」


 思い浮かんでしまったものを必死に押し殺したのに!何で言っちゃうんですか!!それじゃ私がまるで変態みたいじゃないですかっ!


「まさしく変態じゃろうがっ!まったく……。」


 いやいやいや!男なんて心の中はこんなもんだから!断言する!!


「主語がでかいのぅ。」


 私もそう思う。


「……。」


 変な事考えちゃってごめん。


「いいのじゃ。普段は考えても口に出す事はないからの。まとも……またか、また考えよったな!『口に出す』という言葉になんでそんなに反応するのじゃ!」


 ごめん!本当ごめん!エロい事考えるつもりも、話を中断させるつもりも全くないんだ。


「……わかっておる、わかってはおるのじゃ。じゃがの、妾が誘っても突っぱねるクセに、す〜ぐ妾にエロい事をする妄想ばかりするもんじゃからの。やるせない気持ちになってもうてツッコんでしまったのじゃ。……言ったそばからまたこれじゃ。突っ込んで良いと言うておろう。」


 変な事ばかり考えてごめんなさいごめんなさいごめんなさい!


「まあいいのじゃ。本筋に戻るのじゃ。」


 そう言いながら私の目をジト目で見つめてくる。春姫ちゃんはガチの好みなので、そんな目にもドキドキしてしまう。ドキドキするからか、変なこと考えてしまう事がなくなった。これは良い。色んな意味でこれは良い。


「ここからは妾の推測も入ってくるのじゃ。すでに目覚めたという事実から逆算しておるから、だいたい合ってるじゃろうとは思うのじゃ。」


 はい。もしも外れていたとしても春姫ちゃんが正しいのです。可愛いは正義!春姫ちゃんは正義!春姫ちゃんは正しい!!

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