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司令室の一角に設置されている転移ポータルが光り輝くと、そこには魔王の姿があった。旅団長と副旅団長が司令壇にて仕事を行い、ツキナと梵創者は来賓用のソファーで寛いでいる。


魔王「帰ったぞー」


「「お帰りなさいませ!魔王様!」」


魔王「変わり無かったか?」


旅団長「はっ!大事ありません!」


ツキナ「あれ?速かったっすね?」


魔王「一段落付いたから帰って来たわ。地球でSNSもやらなきゃいけないしな?」


ツキナ「そっすか。なんか面白いのありました?」


魔王「おお!聞いてくれよ。天才がいたぜ」


ツキナ「にょえ?」


魔王「しかもお前と同じタイプな」


ツキナ「それは・・・天才というより努力家では?」


魔王「自分で言うなよ」


ツキナ「真実っすから。でもそれは面白くなりそうっすね!ツキナわくわく!」


魔王「すっかりハマりやがって」


ツキナ「あれマジ面白いっすよ!地球人もやるっすわ」


魔王「まぁ娯楽に堪えないよな。私も何か始めたいが・・・」


ツキナ「にゃんちゅーぶでも始めればいいんじゃないっすか?」


魔王「そうするかな・・・そいつ、梵創者より強くなるかもな?」


梵創者「それはアリエないと思いマスが」


ツキナ「いつ引き入れるんすか?」


魔王「もう配下に加えたよ。少し稽古を付けてみたが、感触としてはお前と同じだ」


ツキナ「へー。マジで梵創者より強くなるかもっすね」


梵創者「エ、ホントに?世界管理者であるボクよりも?」


ツキナ「つい最近、地球人に越されたばかりっすよね?」


梵創者「うっ・・・タシカに・・・」


魔王「あ、私にスマホある?地球用で欲しいのだが」


旅団長「魔王様、スマートフォンはこちらに用意してあります」


魔王「サンキュー」


ツキナ「数字を出す算段はあるっすか?」


魔王「取り敢えず、ちったーだっけ?それでアカウント作って殺害予告でもしてみるわ」


ツキナ「消されたら元も子も無いっすよ」


魔王「ま、上手くやるさ。それに、地球の司法は宇宙まで手が届かないってよ」


ツキナ「そっすか。どうせなら形態変化して狂ったらイイ感じになるかもっす」


魔王「それいいな。じゃあ、早速動画撮ってみるかな」


ツキナ「耳を塞ぐっす」


梵創者「?」


魔王「魔力解放1%。身体能力形態変化。・・・クックック・・・アヒャヒャヒャヒャヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハアァ!」


梵創者「っ!?」


魔王が発した耳を貫く奇声は絶大な魔力を発し、その場にいる者たちを恐怖に駆り立て、主要司令戦艦を、そして宇宙全体を大きく振動させた。


旅団長「くっ!副旅団長!気をしっかり持ちなさい!」


副旅団長「わ、分かっへます・・・!くぅ!」


旅団長は魔王が発する死を錯覚させる魔力に耐えているが、副旅団長は気を失いそうになりながら満身創痍だ。

他の兵士たちは既に気を失い、梵創者はソファーで身を丸めて恐怖に耐えていた。「王国七剣セブン・ソード」であるツキナは言わずもがな、その魔力に気圧される様子は一切ない。


魔王「コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す」


ツキナ「魔王様?魔力出し過ぎっすよ」


魔王「あァ?そうだな、抑えないと世界を殺しちゃうなァ」


ツキナ「大丈夫っすか?」


梵創者「ひっ・・・ハ・・・ハイ・・・」


魔王「じゃァ魔力を抑えた所で、派手に宣伝しようかァ!アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャァアアアアアアアアアア!」


ツキナ「そうだ、後で早撃ち勝負しません?」


魔王「今撮影中だァ・・・少し黙れ」


ツキナ「ういっす」


魔王「あと早撃ち勝負は後でやろうかァ!クハハハハ!」


ツキナ「絶対に勝つっすからね」

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