48 蓋世の魔王 ~世界を魔法で蓋をし支配する王~
ツキナ「お、変更が決まったっすね」
旅団長「副旅団長、これまで通り私のサポートをお願いします」
副旅団長「承りました」
旅団長「王国の礎たる剣の一振りよ、誠に勝手ながら此度の作戦における部隊編成の決定を願います」
ツキナ「承認するっす」
旅団長「王国七剣『ツキナ・ヴァルトシュタイン』様。私の指揮監督を任命します」
ツキナ「了解っす」
旅団長「では早速コチラが作戦詳細になります。ご賢覧下さいませ」
ツキナ「ふむ・・・諜報船を一隻だけ増やしましょう。あと結界起動具を3つ落として万能杖型発動機を10棟増設っすね」
旅団長「ご助言感謝致します。部隊編成完了までおおよそ3日の見込みです。完了次第お呼び立てします」
ツキナ「わかったっす。私は王室にいるから何かあればすぐに呼んで欲しいっす」
旅団長「畏まりました。外宇宙の梵創者様、貴方にも手伝って頂きたい事がございます」
梵創者「ボク?」
旅団長「はい。貴方には地球人を滅ぼす上での変数誘導を行って頂きたいのです」
梵創者「ユウドウ?」
旅団長「詳しい事は後ほどご説明致しますが、結果的に地球人を平和へ導ける算段になっております」
梵創者「エ・・・!?」
国王「あの世界は私の物だろ?そして君という一人の民が平和を願っている。なら叶えてやるのが私の仕事だ」
梵創者「やりマス!オウサマ、アリガトウございます!」
国王「礼には及ばんよ」
旅団長「ご助力感謝致します。それと・・・」
国王「私には何をして欲しいんだ?」
旅団長「はっ!極光の原点、『蓋世なる魔法の王』よ。我が身の覚束なさからお力添えを懇願する所存でございます。国王様には作戦失敗を防ぐ最終防壁並びに部隊士気向上を行う戦術指南役を求めます」
国王「いい采配だ。その懇願を拾おう」
旅団長「感謝致します。魔王様」
梵創者「魔王サマ・・・?」
ツキナ「二つ名みたいな感じっすね。全てが平伏すべき完全な存在。魔法を以って全てを支配し、己が極光で全てを意のままにし、王座にて全ての者に安寧を与える者。表すは『蓋世の魔王』。って国民たちは語り継いでいるっす」
梵創者「ガイセイの魔王・・・サイキョウの存在・・・」
国王「私を持ち上げすぎじゃない?」
ツキナ「因みに四字熟語もあるっすよ。『世魔蓋王』って。さっきの語り継ぎを省略した言葉っす」
梵創者「ボクが従うべき道筋、セイマガイオウ」
国王「旅団長なにか言ってやってくれ」
旅団長「魔王様に対する評価は間違いないと思います」
魔王「・・・副旅団長、な?」
副旅団長「はっ!ラーメン食べてる時の笑顔が可愛かったです!」
旅団長「副旅団長!失礼が過ぎますよ!?」
魔王「そうだよな!?そうやって張り合ってくれないと困るよ!周りからあーだこーだって持ち上げられるのはむず痒くなるんだ。副旅団長とは仲良くなれそうだ!」
副旅団長「そ、そうですかね?」
旅団長「しかし魔王様!」
魔王「ちょっと殺気を撫でられた程度で気絶した天使は黙ってな!べっ!」
旅団長「な・・・!?」
魔王「副旅団長、お近づきの印に一つ面白い話をしてやる」
副旅団長「なんでしょうか?」
魔王「旅団長が私の殺気で気絶した次の日また勝負を仕掛けてきたんだ」
旅団長「ちょっとやめ・・・」
魔王「そしたら私を見た瞬間に恐怖に飲まれて泣き出してな。私が頭を撫でてよしよしって慰めたんだ」
副旅団長「いつも厳格で仕事熱心な旅団長が、ですか?信じられませんね」
旅団長「くうぅ・・・!」
副旅団長「旅団長なんだか可愛いです」
旅団長「なっ!?」
魔王「はっは!お前の困ってる顔はいつ見ても笑えるなぁ!」
ツキナ「魔王様、流石に意地悪が過ぎるっすよ」
魔王「魔王に優しさ求められてもな?」
旅団長「くっ!私をイジメて楽しいですか」
魔王「旅団長、真面目な話をしよう。お前はそこで収まる器じゃない。王室直下部隊まで昇れる器だ。私と張り合ってもらわないと困るよ?」
旅団長「え・・・!?」
魔王「話はここまでだ。私は編成完了までゲームでもしてるよ。んじゃ」
梵創者「マオウ様は部下オモイの優しい人?」
ツキナ「その通りっすよ。私も旅団長はそこまで昇れる器だと思うっすよ?」
旅団長「ツキナ様・・・!この作戦でその評価に添える結果をご覧に入れます!」
ツキナ「楽しみにしてるっす」




