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旅団長「副旅団長、大丈夫ですよ」


副旅団長「ですが!」


国王「「止まれ」」


カミ「ぐっ・・・!カラダが・・・ボクの力が動かない・・・!」


国王「・・・見事な茶番だったよ」


カミ「スベて・・・!お見通しなんだね・・・!」


国王「貴方の覚悟と優しさ、そして私に対する忠義は充分に理解した。我が王国軍が善意で動くと理解した上でその性質を他人の命の為に利用する狡猾さは賞賛に値しよう」


国王「どうか安心して欲しい、我が王国は全てにおいて両方を救う技術を確立している。貴方が考える私を命がけで説得してでも王国の力を全て引き出したいという心配は全て杞憂だ。私は一度救いを差し伸べたら最後まで責任は持つよ」


カミ「デモ・・・!」


国王「私が何の為に新たな法則をこの世界に作成したと思ってるんだ?」


カミ「え・・・?」


国王「両方救うにはその生命体が科学技術を確立させる未来を改変して貴方を超越する可能性を潰すしかない。それだけなら滅ぼしてしまえば簡単だ。だがパラレルワールドを纏めて同時にその生命体を生存させたいなら、科学技術が貴方を超越する可能性を直接潰すように誘導し、尚且つ膨大な演算処理を行い一挙手一投足の全てを同時に重ねて纏めるのが妥当な策だろう」


カミ「・・・」


国王「だがそれは不可能だ。惑星の自転軸から微生物の細部な動きまで無限に等しいパラレルワールドを重ねる演算などこの世界を数字で埋め尽くしても飽き足らない計算になるだろう」


国王「そこで私が作成した法則と時間軸が役に立つ。この世界に対してその生命体から発生するパラレルワールドの増殖を防ぐ壁、そして一つの時間へ収束させる法則を新たに作り上げた。演算せずとも私の法則が後は自動的にその生命体をパラレルワールドへ重なる状態へ導いてくれるだろう」


国王「旅団長、後は分かるな?」


旅団長「はい。残るプロセスは国王様が作り上げた時間軸で過去へ移動し、その生命体を科学技術を得ない未来へ直接誘導する事です」


国王「という事だ。まあ安心してくれ」


カミ「ホ・・・ントウ・・・二?」


国王「回復した後だし力の衰えが原因で術式の性質が判断不能になっているのだろう。その力で覗いてみな。ゆっくりでいいよ。」


カミ「・・・スゴ・・イ・・・」


国王「「自由にしろ」」


カミ「ハア・・・ハア・・・スゴイね、ボクの力ごと全てを止めてくるなんて」


国王「当然だ。我が眼前では全てがひれ伏すと知れ」


カミ「ホントウに人間?」


国王「人間だよ」


カミ「デモ貴方が法則をアヤツルということは、結果的にエンザンを行う必要があるから解決になってないんじゃ・・・?」


国王「その演算は既に終えている」


カミ「・・・エ?」


国王「法則を作成した際に演算結果を理に組み込んだ。故にパラレルワールドが一つに纏まるのさ」


カミ「でもサッキは不可能だって」


国王「私¨以外¨はな」


カミ「・・・」

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