狭い世界。
「普通はさ〜」「当たり前じゃない?」
なんて口癖の人は自分の狭い世界から抜け出せていない人。
自分の常識を人に押し付けて、人を自分勝手に裁く人。
私も昔はそんな人間だった、
普通に平坦な道を歩いていたら、
見えないことがある。
ピンチから学ぶことがあり、
絶望から悟ることがある。
私は「良い母親」という枠に自分を入れようと一生懸命だった。
そもそも「良い母親」の基準は何か?
それがわかっていなかった、
そしてSNSで見るキラキラしたお母さんが
「良い母親」だと思い込んでいた。
SNSに載せているのは「良い部分だけ」だと気が付かないで、
自分だけが育児に追われいっぱいいっぱいで、
他のお母さんは、かわいい部屋を作り、
おしゃれな洋服を着て、栄養満点な料理を作っていると思い込んでいた。
蓋を開ければみんな同じような苦労をして、
それを隠してキラキラした部分だけSNSに載せていた。
昔の私は他の人が羨ましくて、
自分が底辺にいるように感じた時があった。
狭い狭い狭い世界で生きていた。
頭を柔軟に、狭い世界に自分がいることに気がつくと、
世界が色々と変わって来る。
自分が想像もしなかった世界が見えてくるかもしれない。
他人を変えよう、他人を矯正しようという人がいるけど、
他人を変えるにはまず自分が変わるしかない。
自分の狭い世界から小さな望遠鏡で外をみて、
人を避難している間は何も変わらない。
世界は広く、自分はちっぽけ。
色々な生き方があり、
色々な考え方があり、
色々な価値観がある。
みんな違うけど、
みんなを認められるような、
広い世界で広い心で生きようと私は学んだ。
つづく