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犬頭(コボルト)先生の杞憂
ユウキが言う
「結局隠してたのは意味無かったんですかね」
有美が魔王に囚われた時の事を言ってるらしい
あの時は 有美が龍種だと判明した時
私は箝口令を敷いたのである
半妖精が一番の不平を挙げてたけど
可愛い生徒を守る為には 当然の処置である
…もっとも本人が思い出すとは思わなかったが…
時は巡り
犬頭商会も順調に展望していき
生鮮食品 武防具 娯楽産業 運輸行と事業を伸ばしていった
犬頭先生は 事業からの利益を投じて
貧乏貴族の家名を買った
それを俗物扱いして商会メンバーが犬頭商会を去ったりして
商売敵が出来たが 商売敵が出来た事により
ますます文明が発達するという
犬頭先生の掌で経済が踊らされてるのが現状である
「それで…この次はどうするの?」
犬頭先生が貴族の家名を買った時に猛烈に怒り
暫く顔を見せなかったタマコさんである
貴族の家格を順調に挙げていく自分に対して
もはや諦めがついたのか
小言を言うのに疲れたのか
最近は自分のする事に静観している
「やっと一番したかった事に着手できるんだ」
犬頭先生は それだけをタマコさんに告げた




