表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/121

青天の霹靂2

なんだか凄く心地よい枕である

芳香も心地よく鼻腔を擽っている

このまま覚醒せずに

また深い微睡みに戻りたい気分であるが…



いきなり頬っぺたに痛覚が芽生えた

それもかなりの痛みである

「いってーーーーーーーーー」


「いつまで人の太股(ふともも)で寝てやがんだ」



俺が先程まで微睡んでた枕の所有者が

凄んでいた

「えーと貴女はどちら様?」

「親父は何処に?」

「貴女のその姿は?」

随分間の抜けた質問ではあるが…



彼女は語った

曰く

親父はもう旅立った後である

自分は親父の嫁の姉である

そして、この店の従業員でもある

妹でもある親父の嫁も従業員だったが

今は魔王に囚われの身である

親父には聞いていたが

妹と同い年の息子に留守中の店を任せるので

サポートしてやってくれと…

この姿は本当の自分の姿である

最後に

これだけは絶対に守らないと酷い目にあわせるが

叔母さんと呼ぶな


要約すると

こんな事をヤンキー口調で告げられた

そんな彼女のお姿は

猫耳であった…


所々ファンタジーが入っているのだが

その原因は

店内にある見た事がない

二つ目の扉であった

その扉は壁だった筈なのだが

新設されたらしい

しかもいきなり現れた

その扉の先はファンタジー世界なのである

時折その扉からファンタジー世界の住民が客人としてやってくる

それが招き猫食堂である



理屈は理解したけど

納得はできん

文句を言おうにも

言う相手が旅立ったのだから

どうしようもない

取り敢えず親父が帰ってくるまで

マスターをする事になった




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ