27/121
新しい従業員
「いらっしゃいませー」
タマコさんが朝一番の御客様の来店を告げる
「六甲のおいしい◯とトマトジュース一人前です」
常連のスライム様と誰だろう
食堂に視線を送りお連れの客を確認する
スライムではあるけど その体は真っ赤である
あれがスライムベスと呼ばれる種族なのだろうか
第二扉の住民はよくわからない
スライムの注文と同じように
ボールにトマトジュースを注ぎ込みカウンターに置く
食堂が何やら騒がしい
厨房から視線を送ろうとしたら
タマコさんが空になった容器を投げつけてくる
「こっち視んな」
…痛いですタマコさん…
御愛想をスライム氏が済ませた後に
タマコさんが連れてきた女性を見てみると
減り張りの効いた妖艶ただよう姿である
どうやら先程のスライムベスだ
深い理由はともかく
無一文の上服さえ無いらしい
働き手が欲しいから雇わない?
もう雇用してるわよと視線を送りながら
提案される
…反論致しません…
こうしてカミラが仲間になった




