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いつの間にか 眠ってしまってた

有美(ユーミ)が泣き疲れて眠ってしまったのは

何となく覚えていたのだが


女性陣は固まって眠っている

…あまり寝顔は見るものじゃないな

親父の姿を探す

視界には居なく

厨房から味噌汁の香りが漂ってくる

朝飯を作っているのだろう

何か安心して二度寝をきめこむ




体を揺さぶられてる気がする

「朝だよ起きて」

可愛い声がする…


「もう少しだけー…」

頬を撫でられる

ああ心地良いな


突然の痛み


タマコさんが爪を出して

こちらを見ながら笑ってる

有美(ユーミ)が少し残念そうに俺を見ながら

「タマコさん酷いよー」

流石に爪は痛いです…


義母が料理を並べてる

人数分の味噌汁

御飯

焼き魚

海苔

ごく一般的な朝食である



朝食を終えて

女性陣は食器を台所で談笑しながら洗っている

親父と二人きりだ

素面だと恥ずかしいものがある

「今度は新婚旅行で世界中を回ってくる」

「どっちのセ… いやそれよりも店はどうするんだ」

「店はもうお前のもんだ」

これだけである

親父は もう口を開かない

「俺はいいけど せめてもう一日義母(かあ)さん達は過ごさせてやれよ」

俺をジロリと睨むと

「わかった」

それだけ言って

厨房に向かう親父



そろそろ開店準備にかからないとな

俺も厨房に向かう


親父

義母(はは)

タマコさんは

入れ替わりで食堂に戻り

有美(ユーミ)は厨房に残った

「邪魔しないから準備してるのを見ていたい」

別にいいけど

面白くもない思うんだが…


ルーティンワークのように開店準備にかかる

興味深く それを見つめる有美(ユーミ)

「こんなのを見て楽しいか?」

集中していたんだろう

声をかけられたのを驚きながら

「すっごく楽しいよ」


…反抗期なんて無い有美(ユーミ)であった

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