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呪印の女剣士【書籍化&コミカライズ】  作者: はーみっと
第一章~平穏が終わる時~
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登場人物紹介~アルネリア教会編~

名前:ジェイク(名字は彼も覚えていない)

年齢:10

身長/体重/容姿::140cm、43kg、標準的な栗毛・短髪に茶色の瞳

職業:神殿騎士見習い

好きなモノ:リサ、肉、強くなること

嫌いなモノ:リサにちょっかいをだすもの、緑の野菜、うっとうしい奴、勉強

一人称:俺

プロフィール:

 リサに拾われた孤児であり、作中の紹介の通りである。今までは特に目標も無く、その日暮らしをしていたが、リサにプロポーズをしてからは一心不乱に立派な騎士になるため、鍛錬をしている。

 現在はミリアザールの元でアルベルトやラファティに鍛えられながら、文字を練習中。読み書きができるようになったら、学校に通うらしい。

 なお本人は気づいていないが、既に農民出身の一般兵士とはそこそこ打ち合えるくらいの腕前になっている。



名前:梔子くちなし

年齢:32

身長/体重/スリーサイズ/容姿:165cm、52kg、82/57/83、標準よりはやや濃い茶色の短髪・茶色の瞳

職業:ミリアザールの直下、口無しの現頭首であるくの一。普段は女官としてミリアザールの補佐をする。

好きなモノ:仕事、後輩教育、整理整頓

嫌いなモノ:だらしない者、怠惰な者、言い訳する者(要はミリアザールに当てはまる)

一人称:私

プロフィール:

 ミリアザールが直接使役する暗殺集団である、口無しの現頭首である。普段は女官としてミリアザールの傍に仕えるが、その戦闘能力はラザール家の者と比べても何の遜色もないと言われる。一応ラザール家にもその存在は秘密だが、身のこなしが普通ではないし、アルベルトやモルダードはなにかしら気づきつつも(だいたいミリアザールが普通の人間を傍に置くはずがない)、あえて何も問うていない。

 梔子とは代々の頭首に与えられる呼称であり、元は別の名前があった。彼女自身は純粋な口無しの出であるが、その役目自体には昔から懐疑的であった。ゆえに何かにつけてミリアザールに意見をするが、だからこそミリアザールが傍においているのである。梔子となったのも、本人が固辞するのをミリアザールが半ば無理矢理役目に据えたのである。

 性格はけっこうきつめであり、自分にも部下にも容赦ない。整然とした美人であり、実は騎士達からもそこそこ人気があるのだが、本人は全く相手にしていない。だが昔任務で男を籠絡した時に自分も身籠ってしまい、一児を出産したことはある。

 口無しという組織だが、ミリアザールがアルネリア教としての前身を作った時に既に発想はあった。最初は純粋な情報組織だったのだが、400年ほど前、初代の梔子を雇い入れた時に戦闘部門も発足した。主要各都市に数人~数十人の口無しが潜伏しているとされ、何かおかしな動きや情報を掴めば、全てミリアザールの元に届くようになっている。彼らは普段は普通の生活を営んでおり、結婚している者も少なくない。だが彼らが口無しであることは、たとえ伴侶であっても決して知ることはない。

 戦闘担当の口無しは現在でも数百人はいるとされ、男もいるが、頭首は代々女が務めることになっている。また養成所はミリアザールが買い上げた私領地にて養成されており、数千人の者が暮らしていると言われる。外見上、見た目には普通の都市となっている。



名前:ラファティ=ファイディリティ=ラザール

年齢:20

身長/体重/容姿:177cm、68kg、短い金髪・緑眼

職業:神殿騎士(二刀流)

好きなモノ:ベリアーチェ、ジャスティン、鍛錬、読書

嫌いなモノ:魚(昔は)、ベリアーチェとの仲を邪魔するもの

一人称:私

プロフィール:

 ラザール家の二男で、アルベルトの弟。既に人魚のベリアーチェと結婚して、一児をもうけている。ベリアーチェとのなれそめは、また番外編にて詳しく。

 そのベリアーチェとの仲は非常に熱く、ミリアザールに限らず「深緑宮のバカップル」として認識されている。だが本人は戦闘を担当するアルベルトの副官であり、訓練の時には部下から恐れられる恐怖の戦士である。またいつも笑みを絶やさないことから、『微笑みの悪魔』とも呼ばれている。

 アルベルトがあまりに強いゆえに目立たないが、既に父モルダードを越える程の腕前は有しており、双剣使いとして、大陸でもかなりの上位に入る。

 ちなみに魚介類が苦手だったが、ベリアーチェの料理には毎日何かしら並ぶため、無理矢理好きにさせられた。本人は剣の修行よりも辛かったと後に語っている。


名前:ベリアーチェ(人魚に名字はない)

年齢:22

身長/体重/スリーサイズ/容姿:160cm、50kg、85/60/86、蒼く腰まである髪に蒼い瞳

職業:深緑宮の護衛、人魚

好きなモノ:ラファティ、ジャスティン、泳ぐこと、魚料理

嫌いなモノ:ラファティとの仲を邪魔する者、下品な言葉

一人称:私

プロフィール:

 詳しくは番外にて述べるが、人魚であり群れとはぐれて遊んでいるところを人間に捕まえられた。そのまま競売に商品として出されたところを、たまたまその話を耳にしたミリアザールに買い上げられた。

 そして深緑宮に住まうことになったベリアーチェは、やがてラファティと恋に落ちる。彼がラザール家として背負う物を全て理解したうえで、彼女はラファティと結婚することを受け入れた。現在は一児をもうけ、幸せの絶頂期である。

 そんな彼女は普段深緑宮の女官であり、ミリアザールの世話をしている。ミリアザールに借金があるため、恨み事を言いつつも、懸命に働いている。

 唯一の悩みはジャスティンを産んだことで、体型が以前ほどスリムではなくなり、ロクサーヌに負けているのではないかと気にしている。

 なお怒らせると無言で水の矢を連発してくるため、結構周りの騎士達は気を遣っている。



名前:ロクサーヌ(名字は事情により捨てている)

年齢:36(見た目は20)

身長/体重/スリーサイズ/容姿:172cm、55kg、84/56/83、肩までの金髪・グレーの瞳

職業:エルフの剣士

好きなモノ:剣の鍛錬、ベリアーチェとのおしゃべり

嫌いなモノ:軟弱な男、エルフ、猫

一人称:私

プロフィール:

 何かにつけて弱腰・ひきこもりがちなエルフに嫌気がさし、里を飛び出した変わり種のエルフ。また魔術よりも剣が得意なことも変わっている。性格は正義感が強い半面、思い込みが強く猪突猛進型。また情が本来はかなり深いエルフであり、これも珍しい性質となっている。

 傭兵をしながら各地を転々としていたが、ある時アルベルトが任務で戦う姿を偶然目にし、その剣技に惚れこんで深緑宮まで押しかけ、そのまま護衛にまでなってしまった。そしてアルベルトに剣の稽古をつけてもらううちに、ついに彼本人にまで惚れこんでしまった。

 だが告白の結果、見事に玉砕。既にアルベルトには心に決めた人がいるのではと知りつつも、いまだに彼の事が好きである。

 緑の多い深緑宮での生活は彼女も気にいっており、また深緑宮には強い騎士も多いため鍛錬には事欠かない。ベリアーチェと言う親友も得、現在の生活には満足しているようだ。最近はジェイクの鍛錬に付き合うこともしばしば。



名前:マナディル=オードビル

年齢:58

身長/体重/容姿:175cm、70kg、本来は金髪だが、現在は残念なことに。なお瞳は茶色

職業:大司教

好きなモノ:説法(説教ともいう)、鍛錬、仕事、妻

嫌いなモノ:サボる最高教主、だらける最高教主、すぐに駄々こねる最高教主

一人称:私

プロフィール:

 アルネリア三大教主の一人。若き頃よりその将来を嘱望され、なるべくして大司教の座に就いた逸材。その人格・実力は申し分なく、ミリアザールも口うるさい奴と思いつつも、かなりの信頼を置いている。そのため、あまり表に出ないミリアザールに代わり、実質的な教会の対外行事を取り仕切る役目を負う。

 若かりし頃は才能もそうだが、その飛びぬけて美麗な容貌から有名であった。あまりにも女官が騒ぐので(口無しのメンバーですら何かにつけて褒めていた)、ミリアザールはからかいがてらマナディルの寝室に忍び込んだ事がある。だが突然の女性の珍入にうろたえるマナディルがいたたまれず、彼女が自分の身分を明かすと、「最高教主がなんたる体たらく!」と、正座で一晩中説教された。二人はその時からの腐れ縁である。ちなみに現在はその美麗な容貌、特に頭が残念なことに・・・と言っているのも教会中の全員である。本人も最近はちょっと気にしている。

 なおマナディルはミリアザールが魔物であることを一目で見抜いたわけだが、彼女の人柄に触れるにつれ、より一層の忠誠を誓うようになった。よく堅物の代名詞と語られる彼だが、信念は固いも発想自体は柔軟である。

 得意な戦い方はミリアザールと同じく、魔術を拳に纏わせての格闘戦だが、純粋に破壊の力を使うミリアザールと異なり、マナディルは魔術も多用するし、拳に付加する魔術の効果は様々である。そのため戦い方の多様性はミリアザールよりも応用が効く。


名前:ドライド=ノークティア

年齢:56

身長/体重/容姿:177cm、68kg、白髪(本来は茶色)、茶色の瞳

職業:大司教

好きなモノ:仕事後の一杯、語り合い、勉学、遠乗り

嫌いなモノ:マナディル、変化の無い体制、貴族

一人称:私(昔は俺。現在の地位に就いてからは『私』)だが、マナディルと二人になると戻る)

プロフィール:

 アルネリア三大教主の一人。彼は元より将来を嘱望されたわけはなかったが、何かにつけて反抗的な態度をとる若者がいるとして有名だった。だが口無しの調査ではかなり勤勉な若者であると報告され、興味を持ったミリアザールが自ら彼の元に赴いた。

 ミリアザールは最初身分を隠そうとしたが、彼もまたマナディル同様彼女を一目で魔物と見抜き、退治しようとまでした。だがミリアザールの知性・考え方に触れるにつけ彼女を尊敬するようになり、やがて彼はラザール家も顔負けの努力にて大司教の座にまで上り詰めた。

 その過程で基本的にまじめ一辺倒のマナディルとはぶつかり合うことが多く、互いにいがみ合いながらも、火急時は誰よりも息が合うという、親友と書いて好敵手と読むような関係を続けている。

 彼は心からミリアザールを尊敬する一方で、批判家として非常に厳しい意見を述べることも多く、ミリアザールも彼には一目置いている。マナディルとは違い、彼は主に教会内部の懸案を担当する。



名前:ミナール=ルーベンス

年齢:48

身長/体重/容姿:165cm、57kg、茶色の髪・瞳

職業:大司教

好きなモノ:仕事

嫌いなモノ:失敗

一人称:私

プロフィール:

 三大司教の一人。彼を抜擢したのはミリアザール本人であり、これは長いアルネリア教の歴史の中でもかなり異例の出来事である。

 この時ミリアザールは前身の大司教が退任したことでかなり人事に困っており、誰か適切な人材を探しているところであった。だがマナディルやドライドに比べると彼らに比肩する人物がおらず、困ったミリアザールの目に止まったのがミナールであった。

 彼は幼少より教会に在籍しているにも関わらず、一度もミリアザールがその名前を聞いたことも無く、また役職も平の僧兵のままであった。だが彼が絡んだ任務はほとんど死傷者が出ておらず、また負傷者も極端に少ないことに注目したミリアザールが直に会いに行くと、「やっと私の所に来たか。数百年生きる魔物も、結構間抜けと見える」と言われた。その言葉はミリアザールの興味を引くのに充分であった。

 彼は自力でミリアザールの経歴を調べたのであり、その調査力・頭の回転に目を付けたミリアザールがミナールを大司教に抜擢した。その時わずか34歳。歴代最年少の大司教として彼は名を残すこととなる。

 一般的な実務としては彼は何をしているのかはかなり不明になっているが、実際には教会の裏の仕事を口無しの面々と協力して行っていることが多く、マナディルやドライドよりも忙しい日々を過ごしている。部下はほとんどおらず、その仕事の特殊性からミナール自身孤立していることが多いので、謎多き地味な大司教として彼は教会の人間には認知されている。未だに彼が大司教に抜擢されたことに疑問と不満の声を上げる者も多い。



名前:モルダード=ファイディリティ=ラザール

年齢:47

身長/体重/容姿:180cm、75kg、金髪・緑眼

職業:神殿騎士(大剣使い)

好きなモノ:鍛錬

嫌いなモノ:酒

一人称:儂

プロフィール:

 アルベルト、ラファティの父であり、前神殿騎士団隊長。現在は副長として息子のアルベルトを補佐する。彼もまた相当な腕前だったのだが、アルベルトという才能あふれる息子に敗れる結果となった。無類の鍛錬好きであり、年齢の割に神殿騎士団一といわれる肉体美を誇る。酒、その他の不摂生は大嫌い。ちなみに愛妻家としても有名。

 なお彼には三人の息子がおり、ラファティの6つ下にもう一人息子がいる。


これだけでは物足りないでしょうから、本日12/15、15:00にさらに投稿します。

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