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呪印の女剣士【書籍化&コミカライズ】  作者: はーみっと
第一章~平穏が終わる時~
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登場人物人物紹介その2~ニア・フェンナ~

名前:ニア(獣人に名字は通常無い)

年齢:27(人間でいえば16歳相当)、女性

外見:149cm/46kg/75/52/78、ブルーとグレーの中間のような短髪と瞳・少し癖っ毛で猫っ毛

職種:ネコ族の格闘家コマンダー

好き・得意なモノ:牛乳、日光浴、丸い物、毛づくろい、鍛錬

嫌い・苦手なモノ:マタタビ、自分の部隊の戦士長、軽薄な人物

一人称:私

〈プロフィール〉

 獣人の国家グルーザルドの軍籍に所属しているネコ族の女性(ネコ族というのは、彼らの姿が猫に似ていることから人間が勝手につけた名称であり、彼ら自身は自分達の事を別の名称で呼ぶ)。現在は武者修行のため傭兵の真似ごとをしながら、中原を中心に旅をしている。

 性格はいたって真面目で曲がったことが大嫌いだが、熱血というよりは本人はクールなつもりでいる。が、周囲に言わせればクールとは程遠くむしろかなり可愛いといえ、典型的なツンデレでありクールになりきるには10年早いとか(byリサ)。ちなみにマタタビは本来大好きであるが、匂いをかいだだけでも記憶がほとんど飛んで暴れてしまい、そのたびに周囲には「二度とやるな」と言われるため自粛している。リサも一度試したらしいが「危うく人の道を踏み外す所でした・・・」というセリフと共に二度と使わないことを誓っている。

 

 彼女の父も母も軍人だったが、父は任務での重傷を契機に退役している。母はニアが6歳の時に病で他界。なお父はその6年後に後妻を娶り、後妻との間にも一子をもうけている。そのためニアには腹違いの妹がいることになるが、ニアは12の時に軍に入隊しており、その後帰省を一度もしていないため妹の成長の様子を手紙でしか知らない。

 ちなみにニアと継母とはニアが幼い頃から面識があり、ニアは別に嫌いではないがなんとなく素直に甘えるのも苦手。

 

 ニアは軍人としてはかなり優秀であり、現在平隊員であるものの既に十人長などの出世話はだいぶ前から持ちかけられている。だが現在所属する部隊の戦士長(百人長)が反対するため、いまだに平隊員である。そのことでよく戦士長とはいさかいを起こしており(人間的にも苦手なのだが)、今回の武者修業後に一騎打ちで戦士長に勝てば、一気に百人長へ昇進することを条件に旅に出ている。

 なお彼女は獣人としては非力な猫族かつ女性であるため腕力では人間と大差無いが、初動の速さは並の人間で追えるスピードではなく、出入りの激しい動きによる急所攻撃、掌打による内臓破壊技、立った状態での関節技を得意とする。端的に言えばアウトボクシングのできる柔術家のようなイメージをもってもらえればいいだろう。ちなみに尻尾もかなり器用に使いこなし、人間の平手打ちぐらいの威力はある。



名前:フェンナ=シュミット=ローゼンワークス

年齢:32(外見上は人間での20歳相当)、女性

外見:160cm/48kg/87/56/84、銀の直毛の長髪・銀の瞳

職種:魔術弓兵

好きなモノ:小動物と遊ぶこと、きれいな宝石、自然、草笛

嫌いなモノ:いかつい男の人、怒りっぽい人、お化け

一人称・口癖:「私」、「ごめんなさい!」

〈プロフィール〉

 シーカー(人間はダークエルフと呼ぶが、実際には色々な種族がいる)の王族の一人。シーカーの中心となる現王家からはかなり血縁が遠く、本人も王族としての自覚はありつつもほぼ平民と同じ私生活を送っていた。

 フェンナの家系にはある特殊な魔術が伝わっており、41話段階では公表されてないが錬金術というのもあながち関係無い話ではない。その魔力の危険性、またヒュージトレント(42話登場)の封印の管理と合わせて、あえて彼女達は小規模の集落でひっそりと暮らしていた。

 

 フェンナ自身は集落の中では一番の年下であり、同世代のシーカー達にしょっちゅうからかわれていた。またエルフの中では背が小さい(女性でも平均170cm程度はある)ことを非常に気にかけており、少しおどおどした性格に育ってしまった。そのせいで王族なのに妙に謝り慣れている。また争いを好まない性格なため、王族である自分が真っ先に頭を下げれば大きな争いにならないとも思っている。が、決して弱気なわけではなく、割と言いたいことははっきり言える方である。

 そんな彼女は性格も大人しいとは言い難く、むしろエルフにしては好奇心旺盛で色んな事に興味津々。そしてアルフィリース以上に世間知らずであり、宝石好きということもあいまってパーティーを度々金欠という危機に陥らせる。ちなみに兄弟はいない。

 本人に自覚がないが清楚なお嬢様容姿をしており、スタイルもミランダ、アルフィリース、リサいわく「完璧すぎる」とのこと。比較的南部出身のニアもショートパンツなどのラフな格好を好むが(戦闘手段が格闘ということもある)、森の民であるフェンナはもっとラフであり、人間の感覚でいくとほとんど裸に近い恰好が通常である。そのためフェンナが外を歩く時には、常にリサかニアがお目付け役についている。そうでないとすぐに娼婦と間違われるような格好をしかねない。

 

 さらに弓の腕前も達人級で、アルフィリースと違い風の魔術で補助してないことを考えると、脅威的な技術である。全体的に弓を扱うことの多いエルフではそれでも下手な部類だというから、なお恐ろしい。ちなみに何度か登場しているが、この時代の弓の殺傷能力は平均20mであり、エルフの弓は特殊な加工と製法により40mでの殺傷能力を可能にしている。

 この理由はエルフが近接戦闘を苦手としており、また森の民であるため森に被害を与えずに得物を仕留めるために、弓の技術に秀でざるを得なかったこと。森の中で生活すると、弓を作る事に適した素材が手に入りやすいことなどが挙げられる。

 一方人間は基本的に平野の民であり、弓の素材に関する研究が進む以前に魔術の発達により遠距離攻撃が可能になったこと。敵対する魔獣や魔物の生命力が強く、弓は役に立たない場面が多かったことなどが、弓という武器があまり重要視されていない理由としてあげられる。



続く


閲覧・評価・ブクマありがとうございます。


次回投稿は11/10(水)12:00です。



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