第三幕人物目次~アルネリア教会編~
(アルネリア教)
大陸に800年近く存在する、慈愛と救済を旗印とした団体である。その影響は多くの国に及び、アルネリア教の存在を無視できる国家は事実上ないに等しい。なお聖女アルネリアの像を各教会に置いてはいるが、アルネリアはあくまで偶像であり、教会の者達にとって自分達の行動を律するための戒めの様なものである。決してアルネリアを神と崇めているわけではない。
アルネリア関係者のほとんどは給仕、シスター、司祭などの非戦闘員だが、魔物を狩るための独自の戦闘部隊として神殿騎士団を抱えている。またミリアザールが自由に動かせる人材として、さらに実力者のみを選抜させた『巡礼』や、『口無し』と呼ばれる暗部も抱えている。
○ミリアザール:アルネリア教の最高教主。その正体は1000年近くの時を生きる魔物。時代に応じてその姿を変え、一人で何人もの最高教主を演じてきた。
○梔子:アルネリア教暗部「口無し」の長である女性。普段は女官としてミリアザールに仕える。ミリアザールにとっては口うるさい女性だが、実戦・実務の両方を兼ね備えている。
○アルベルト:神殿騎士団団長。大陸でも有数の剣の使い手といわれる。彼にも何か秘密があるようだが・・・?
○ラファティ:アルベルトの弟。神殿騎士で、妻帯者。現在の神殿騎士団ではアルベルトに次ぐ実力者とも言われる。
○ベリアーチェ:アルネリア教に拾われた人魚。ラファティの妻でもある。なお既にジャスティンという第一子をもうけている。
○モルダード:アルベルト、ラファティの父であり、神殿騎士。前神殿騎士団団長。
○マナディル:アルネリア三大司教の一人。主にグローリア学園の運営や、アルネリア内部の実務を行う。
○ドライド:アルネリア三大司教の一人。アルネリアの外渉を主に行う。
○ミナール:アルネリア三大司教一人。裏仕事を主に請け負う。ヒドゥンとの戦いで死亡。
・ミナールの部下:エスピス、リネラ、『犬』
○ロクサーヌ:エルフの剣士。ふとした契機にアルネリア教に拾われ、現在に至る。深緑宮の護衛をしていて、ベリアーチェの親友でもある。
○ジェイク:リサに育てられ、また彼女の婚約者でもある。アルネリア教で一人前の騎士となるべく修行中。もうすぐ正式の神殿騎士になる予定。
○エルザ:アルネリア教で巡礼の任務を負う、戦闘専門のシスター。ミナールの事を憎からず思っていたが・・・ミナールの代わりに大司教に就任する予定。
○イライザ:アルベルトの従姉。エルザと行動を共にする神殿騎士。得意武器は双剣。
○ネリィ:リサに育てられたチビ達の一人。現在ではジェイクと共にグローリアに通い、シスターになるべく修行中。今は転校してきたドーラに首ったけ
○ルース:リサに育てられたチビ達の一人。頭の回転が早く、陰険にも近い性格。家族に手を出すものには容赦しない。
○ミルチェ:リサ育てられたチビ達の一人。芸術活動に非凡な才能を発揮する。
○デュートヒルデ:とある国の公爵令嬢でジェイクの学友。ジェイクと一揉めしてから彼の事が気にかかっているようだが?
○リンダ:さる国の伯爵令嬢で、ジェイクの学友。ジェイクの事が気にかかっているが、表に出せず・・・?
○ロッテ:平民出身のジェイクの学友。彼に助けられてから彼の事が気にかかっているが?
○ブルンズ:貴族出身のジェイクの学友。高慢な性格をしていたが、ジェイクに叩きのめされてから少し彼にも変化があり・・・?
○ラスカル:平民出身のジェイクの学友。ジェイクとは馬が合うらしく、たいてい一緒にいる。
○ミルトレ:ジェイクの上級生にして、学園では一目置かれる存在。奴隷出身でありながら、神殿騎士団への入団予定である。努力家を絵にかいたような性格。
○マリオン:さる国の皇太子にして、グローリアの生徒。卒業後は国に戻る予定だったが、しばらく神殿騎士団としてグローリアに残りたいと考えている。ブルンズとは同じ国の出身。
○クルーダス:ラザール家の三男であり、アルベルト、ラファティの弟。卒業と同時にグローリアへの入団が決定している。
次話は本日20:00に投稿します。