第二幕人物紹介、その2
名前:ネリィ
年齢:9歳、人間の女性
外見:身長133cm、体重28kg、色素の薄い茶色、癖っ毛、茶色の大きな瞳
職種:グローリアの学生、シスター志望
好き・得意なモノ:学問(特に魔術系統)、真面目な人、リサ、ドーラ
嫌い・苦手なモノ:不真面目な人、ルース
一人称:私
〈プロフィール〉
リサが育てていた孤児。彼女の両親は、ごく普通の市民であった。だが、その両親から生まれた彼女の髪の色は非常に薄く、陽のあたりようによっては金色に近かった。彼の父親は「両親とも茶色の髪の人間から、このような髪色の子どもが生まれるはずはない」と自分の妻の浮気を疑い、たったそれだけのことで彼女の家庭は崩壊した。
ネリィは母親の手で孤児院に預けられたが、ネリィが3歳の時にその孤児院は経営難で潰れた。世の中に一人で放り出された彼女はひたすら泣いていたが、その声を聞き付けたリサによって彼女は保護される。
以降彼女はリサの元でリサに次ぐお姉さん的立場となる。生来から明るい性格のネリィは、リサの次に頼りにされる立場である。
そして彼女の薄い髪色は聖属性の魔術に親和性を示す変化であり、彼女はグローリアにおいてその才能を徐々に発揮していくこととなる。そんな彼女はただいま転校生のドーラに首ったけである。
名前:ルース
年齢:7歳、人間の男性
外見:120cm、25kg、茶色のサラサラな短髪、茶色のジト目、
職種:グローリアの学生、学者志望
好き・得意なモノ:いたずら、女の子、リサ
嫌い・苦手なモノ:ネリィ、自分よりモテる男、正義感
一人称:ぼく
〈プロフィール〉
彼は舌足らずなため言葉の発音にしょっちゅう苦労しているが、頭の回転はこの上なく早い。彼はどこかの娼婦の子どもであったのだが、母親が借金苦に耐えかねて雲隠れしてしまい、彼は一人残された。それから彼は親戚をたらい回しにされるのだが、そのせいで彼は人を信じられない子どもになってしまった。
ろくに衣服も与えられないルースは小さい頃からスリや人を騙してお金を稼いでいた。ある時ヘマをした彼は命の危険にさらされるが、そこをリサに救われたのである。
以降命の恩人であるリサを彼は誰より大切に思い、同じような境遇の子ども達を護ろうとしている。ただやり方に多少、いや、かなりの難があることに周りは頭を痛めている。
名前:デュートヒルデ=オルフェリア=リヒテンシュタイン
年齢:10歳
外見:148cm、34kg、もともとは直毛だが、都会の流行りとかで金髪縦ロールにしている、大きな青い目
職種:公爵家令嬢、シスター科専攻
好き・得意なモノ:お茶、流行、品物の鑑定
嫌い・苦手なモノ:生意気な者、下品な者、怖いもの、虫
一人称:ワタクシ
〈プロフィール〉
リストリア国リヒテンシュタイン公爵家が令嬢である。同国は非常に文化の発達した国であり、東における文化の要と言ってもいい。なおカザスの出身であるメイヤーも、リストリア国の中にある。
彼女の父親はリステリア国宰相である。そのせいか彼女自身も何度か誘拐の憂き目にあった事もあり、貴族ならではのつらい体験もしている。また父も母も忙しく、家族そろっての晩餐などは年に何度かあればよい方だった。
そのせいか誰も彼女に意見できる立場にないため、彼女はわがまま放題に育ち、その事を心配した両親は彼女をメイヤーのトリアッデ大付属の教育施設ではなく、グローリアに入学させた。なお両親はグローリアで出会い、その後結婚をする仲になっている。だがグローリアにまで別荘があるような家系なので、わざわざグローリアに入学させた効果は甚だ疑問。実際に彼女はグローリアでもやりたい放題だった。
人物としては貴族だけあってそれなりに優秀であり、勉強から魔術まで一通り優秀な成績を収める。最近はジェイクをからかおうとしてはやり返され、彼らのやりとりはちょっとした学園の名物になっている。彼女にとってジェイクは、初めてできた自分に物怖じしない同級生と言ったところだろうか。彼女はジェイクを非常に気にっているわけだが、生来の性格からか、その事を素直に表現する術を知らない。
名前:リンダ=アクィナス=バーミリオン
年齢:10歳
外見:143cm、30kg、茶色の肩までの直毛、茶色の瞳
職種:グローリアの生徒、侯爵家令嬢、植物学志望
好き・得意なモノ:平穏、植物観察
嫌い・苦手なモノ:雷、脂っこいもの、ケコナの実
一人称:私
〈プロフィール〉
東の大国、イーディオドのバーミリオン侯爵令嬢である。彼女の他に兄・姉、妹がいる。彼女は真正の貴族として育てられたが、その性格は温和で、貴族であることを自慢するような場面はまずない。だからこそ勝ち気なデュートヒルデと性格が合うのか、彼女達は一緒によくいることが多い。
侯爵家の令嬢ともなれば将来像は政略結婚なども考えられるが、彼女は一人の自立した女性としても活動したいとひそかに考えており、植物学などを専門的に学ぼうとしている。そのため彼女のアルネリア別邸の中庭は、各地方から取り寄せた非常に珍しい植物で埋まっている。
彼女もまた寝物語に聞くようなジェイクの事を格好良いと思っているが、その穏やかな性格からか、デュートヒルデと彼の間に割って入るような事はとてもできていない。
名前:ブルンズ=ロータス=ランドブルッフ
年齢:12歳、
外見:165cm,65kg 金の短髪、ややくせ毛、青色の目
職種:グローリアの生徒、子爵家子息、聖騎士志望
好き・得意なモノ:食べる事、寝ること、筋力鍛錬
嫌い・苦手なモノ:ジェイク、口の達者な女
一人称:俺
〈プロフィール〉
オルメキス王国ランドブルッフ家三男。兄二人はオルメキスの軍人であり、グローリア出身でもある。また父親もかつてグローリアに通っており、子爵でありながらも現在ではオルメキスで将軍職を拝命するほどの騎士。ブルンズは父親も兄達も尊敬しているが、彼らがどのように素晴らしい騎士なのかはまだわかっていない。
性格は短気で無遠慮。周囲への配慮がないため傲慢と取られがちだが、実質はそこまで傲慢でもない。どちらかというと、おちょこちょいであるいは愛らしくもある。ただカッとなると見境がなくなるため、不遜な言葉を発する事もしばしば。この時代の貴族的発想を体現している人物でもある。
実は剣技に関しては中々のもので、大きな体格も手伝って結構な腕前を誇る。同年代では確実にかなりの使い手なのだが、ジェイクの出現によってその地位が危うくなる。
また非常に貴族的な発想をしているため、国が違うと言えど公爵家であるデュートヒルデに逆らえず、まるで彼女の小間使いのような事をしていたが、デュートヒルデが大人しくなってからはそのような事はなくなった。ジェイクとは何かしら衝突するが、現在では彼の事に一目置いており、秘かな目標としている。
次回投稿は、10/10(月)15:00です。




