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書いてる人も図書館が大好きです。


図書館と言うシステムを考えた人は天才だと思います。

 リアルとゲームでは図書館のサービス内容が違う。


 リアルだと図書館のある都道府県に住んでいる事を証明する何頭の書類(水道の領収書とか)と本人を確認できる証明書(免許書とかマイナンバーカード)があると図書カードを作ってくれる。図書カードで本を借りる事もできる。


 ゲームの中の図書館は、パーソナルカードを提示して補償金を10万G支払う事で、本を読ませてくれる、本の持ち出しはダメ。書見台で書き写すことも可能だが破損したり汚損したら補償金から差っ引かれる。何もなければ9万9千G帰ってくる。


 そんな感じで今はゲーム内の図書館で、国の成り立ちや歴史などが書かれたおとぎ話みたいなものを読んでいる。へ~王様の名前が国の名前になってるのね~。いろいろ思うところはあるが創作物に突っ込むのも野暮ってもんだ。初代国王と国の名前と首都の名前を一度に覚えることが出来てお得だったな、ファーレンと言うらしい。


 次に手に取ったのは魔法概要論だった。そもそも図書館のゲーム的用途って魔法を覚えるための施設だったのね。私は精霊系列しか魔法をおさめてはいないが。


 メインカテゴリーに魔導、精霊術、神聖とあり、サブカテゴリーに、ドルイドマジック、呪術、巫術、強化魔法、付与術、魔法陣、幻術、妖術、と書いてあるが、たぶんこれだけじゃないな。個人的には獣魔術とか使ってみたい。


 私は知力ガン降りだから、伸びしろが魔法しかないんだよな。筋力体力は並以下だし素早さ器用は人並だ。精神力は高い方かな? まぁとりあえずブランクの魔導書が図書館で売ってたから、適当に書き写していこうか。書記術系スキルがあることを初めて知ったよ。


 そうやって黙々と初級魔導の魔法を書き写していると「うぉっほん」とわざとらしい咳ばらいをする、書士さんらしき人がこちらをチラチラ見てきた。


「ん? あ、なにかありましたか⁇」


 作業を止めてそちらを見ると、眼鏡をかけたお硬そうなおじさんが居た。


「君に一切の被は無いのだが、あちらに席を移ってはもらえないだろうか」


 え? なんで?? おじさんが手をかざした先には衝立で区切られた一画があった。


「別にかまいませんが……理由を聞いても?」

「うん、その、なんだ。この図書館は王国の魔法研究院が管理していてね、この国の魔法研究の一端を担っている。ここで働く書士は、研究者でもあるんだが……男所帯でね、君のソレのおかげで、作業効率がとても落ちているんだ」


 そう言って私の座っている机を指さして見せた、机の上には高さを調節するために重ねられた本の上に私のおっぱいが乗っていた。


「あ、すみません」


 慌てておっぱいを下して居住まいを正した。だって仕方ないじゃないか、ずっと同じ姿勢で座り仕事をしていたら、すっげぇ肩がこるんだよ。楽な姿勢を探していたら、机の上におっぱいを乗せるのがいっちゃん楽だったんだよ。


「わかってくれてよかった。私の名前はジグラート、2級宮廷魔術師だ。次回利用することが有れば私の名前を書士に伝えてくれ、衝立を用意しよう」

「ご丁寧にありがとうございます。私はキャノーラと申します、見ての通りエルフの精霊使いです」

「うん、羽ばたく鳥停のウェイトレスさんだね、この町でエルフはとても珍しいから知っているよ」


 グヌヌ、職業表記がウェイトレスになってしまったら、他の人からはウェイトレスと認識されるようになってしまったぞ。私はなんだか恥ずかしくなってしまって、一礼すると衝立の中の書見台へと移動したのだった。


 ガッデム、ウェイトレススキル以外を早く上げなくてはと心に誓ったのであった。それから初級魔導を夕暮れ時まで自分用の魔導書に書き写し続けた私は、切が良い所で図書館からお暇したのだった。

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