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シーン9

・<2024/10/4>世界観や小説の書き方を修正。

ユキは始末した雪蛞蝓(ナメクジ)4体の剥ぎ取りを終えると、先へと歩みだした。


─────探索フェーズ─────


聞き耳を立てて、先の様子を探る。


・・・。


ユキは物音に気付くことなく先に進んだ。


・・・。


ユキは、茂みから突然現れた雪蛞蝓に対応できず、いつもの速度からは想像つかない俊敏なタックルを受けて吹き飛び、岩肌に叩き付けられた。


見れば、4体の雪蛞蝓が巣食っている。


─────戦闘フェーズ─────


取り敢えず、ユキは岩肌から身を起こした。


そしてそのまま壁面を蹴って、タックルを仕掛けてきた雪蛞蝓に仕返しする。


ユキは地べたを這いずる雪蛞蝓を蹴り飛ばすと、そのまま浮き上がった雪蛞蝓に更に飛び蹴りを食らわせた。


物凄い勢いで雪蛞蝓が吹き飛び、壁面にへばりついていた雪蛞蝓とぶつかって2体とも肉塊になった。


そうしている間に他2体の雪蛞蝓が氷の弾丸を発射する体勢を整えるが、その前にユキが爪撃を飛ばし、一直線上に並んでいた2体の雪蛞蝓をスライスした。


雪蛞蝓は全滅した。


サイコーの気分だ。


───回復フェーズ───


岩壁に叩き付けられたユキは、若干のダメージを負っている。


ユキは、もう敵が居ないことを確認すると、岩陰に腰を下ろして応急手当を行った。


背嚢から治癒の薬草を取り出すと、口に含み、よく嚙み砕いてから嚥下する。


強烈な青臭さと、特有のスースーする感覚がユキを襲う。


胃に到達すると、少し遅れて内臓が焼け付くような痛みが来た。


つい吐きそうになってしまうが、口元を抑えて何とか耐える。


すると、やがて気管系にあった違和感や背中の痛みが払拭されていった。


内外共に、躰にあった傷が治癒されたようだ。


ひとまず痛みが落ち着くまで待ち、やがて緊張が解けると少しリラックスした。


───報酬フェーズ───


ユキは治りかけの身体を引き摺りながら、雪蛞蝓4体の剥ぎ取りを行った。


ユキは4体分の雪蛞蝓の白身肉を手に入れた。


ユキは肉塊を背嚢に詰めると、当初の目的に沿って薬草の採取を始めた。


・・・。


ユキは致命毒の薬草を見つけた。


致命毒の薬草は、文字通り致命毒の状態異常を解除する薬草だ。


致命毒の状態異常は早く処置しないと、文字通り命に関わる。


薬草だけでも、持っておいて損はない。


ユキは薬草を束にして背嚢に詰めると、元来た道を引き返していった。

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