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寄り道好きのユキ  作者: ソドムとゴモラの獣
アンテスロム氏族
82/110

シーン3

<あらすじ>

 ユキが雑事を部下達に押しつけ始める。


────────────────────


三日目。


夜番を終えて朝に起きたユキは、マイペースな部下であるミランダが戻した干し肉を食べた。


他の皆も朝食を摂り始める。


自分と同じ以上に食に執着しているミランダに朝食の準備を任せてみると、自分でやるより旨いと気づき、任せるようになった。


ミランダもユキが美味しそうに食べるのが良いのか、それとも自分の取り分を好きに出来る役得が嬉しいのか、その役割を文句一つ言わず任されてくれた。


昔、ユキの親代わりであった師たるエディが言っていたが、人が作った飯が一番旨いらしい。


その通りだとユキは思った。


何故か したり顔で迷言を口にしたエディと感心した様子のユキを微妙な表情で見つめる飢爺(エディの客人。ユキと仲が良い。)の顔が思い浮かんだが、ユキは顔を振って それを振り払った。


食事を終えたユキ達は、騎獣の狼に乗って樹海を進む。


・・・。

・・・・・・。

・・・・・・・・・。


移動中、ユキ達は魔物に遭遇した。


遭遇した魔物は・・・雪鼠だ。


挿絵(By みてみん)


数は・・・7匹だ。


少なめの群れだ。


ユキ達は弓で それぞれ仕留めると、皮を剥いで内臓を抜き、狼具に繋げて干した。


夕食の足しである。


・・・。

・・・・・・。

・・・・・・・・・。


日が暮れてくると、ユキ達は焚き火を囲んだ。


焚き火は薪こそ皆で集めたが、火は天然なところのある部下のビンドに熾させた。


何も考えていないようで細やかなところがあり、ユキが不快にならないような野営を築くのが上手かった。


自分で熾す火も良いものだが、人がやってくれるのならそれに越したことはない。


エディの したり顔が脳裏に浮かんだ。


今度は それを振り払おうとは思わなかった。


代わりに不思議と浮かんだ哀しそうな飢爺の顔を振り払った。


日中に狩った雪鼠を口に入れる。


数が少ないので、雪鼠はスライスして全員に行き渡るようにした。


そうなってくると、雪鼠の肉は戻した干し肉の添え物のようになった。


とはいえ新鮮な肉はそれだけで旨く、戻した干し肉とは違う生きている脂というものを感じさせてくれた。


ユキは、これも悪くないと思った。


とはいえ量が少ないので、ユキの騎獣であるゲンタは不満げである。


ユキが「今度 大物を仕留めたら腹一杯 食べましょうね。」と諭すと、ゲンタは鼻を鳴らして「仕方が無い。」とでも言わんばかりの顔で残りの干し肉を食べ始めた。


やがて食事を終えたユキ達は、夜番を決めて就寝する。


夜間には・・・何も無かった。

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