シーン8
・<2024/10/4>世界観と小説の書き方を変更。
元の道を引き返したユキは、再び最初のエリアに戻ってきた。
ユキは最後の右下の通路に進む。
─────探索フェーズ─────
ユキは先の安全を確かめるため、聞き耳を立てた。
・・・。
あまりにも何も聞こえないので、ユキは前方に敵は居ないものだと思い込んだ。
雪蛞蝓からの奇襲───
・・・。
雪蛞蝓は咥内から氷の飛礫を発射した。
氷の飛礫は、弾丸のような速度でユキの頭部に吸い込まれていく。
土壇場で奇襲に気が付いたユキは、咄嗟に しゃがんで回避した。
氷の弾丸が、洞窟内の壁面に穴を空ける。
───戦闘フェーズ───
敵の数は───
・・・。
4体だ。
4体の雪蛞蝓が現れた。
ユキは近くに居た雪蛞蝓を思いっきり踏みつける。
衝撃で地面が砕けた。
踏み付けられた雪蛞蝓は地面の染みになる。
2体目の雪蛞蝓が氷の弾丸を発射しようとするが、ユキの方が反応が早く、飛んできた5筋の斬撃波によって6枚に下ろされてしまった。
3体目は果敢にユキにタックルを仕掛ける。
しかし、ユキに容易に掴まれた挙句、そのまま臓腑を引き抜かれて絶命した。
最後の雪蛞蝓が発射した氷の弾丸がユキに迫る。
しかしユキは弾丸を爪先で抓むと、そのまま投げ返した。
常人の動体視力では捉えられないほどの速度で射出された氷の飛礫は、その勢いのまま最後の雪蛞蝓の頭部を貫く。
雪蛞蝓は全滅した。
ユキの興奮は留まることなく高まっている・・・。
ユキの身体能力が更に高まる。
───報酬フェーズ───
ユキは4体の雪蛞蝓の剥ぎ取りを行った。
白身肉を背嚢に詰め、ユキは先に進んだ。