シーン2
・<技能>の熟練度を確率式ではなくランク式の表現に変更。
<あらすじ>
3人と1匹掛かりで雪剣竜という特大の魔物を仕留めた。
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七日目。
朝日と共にユキ達は起床すると、荷物の食料を消費して食べた。
干し肉は日持ちするが、野菜は直ぐにダメになる。
そんなワケで、干し肉を戻すときに飢爺の手持ちである野菜も一緒に煮込んでしまう。
・・・。
塩味の効いた野菜も悪くないとユキは思った。
─────痕跡探索フェーズ─────
食事を楽しんだユキ達は、今日の得物を探し始める。
見つけたのは・・・ユキとエディが特大のもの、飢爺が中型の、ゲンタが小型のものだった。
エディ:
「獲物は勿論?」
ユキ:
「大きい方です。」
エディ:
「はい。
良く言いました。」
飢爺:
「中くらいのも手頃で良いと思うのだが!?」
ゲンタ:
「・・・。」
飢爺の意見は無視され、ユキが見つけた痕跡を追うかエディを見つけた痕跡を追うかで話し合いが始まる。
話し合いという名の殴り合いの結果・・・ユキが見つけた痕跡を追うことに決まった。
ユキ:
「ゼェ・・・ゼェ・・・それでは私が見つけたものを追います・・・。
いいですね・・・。」
エディ:
「ハァ・・・ハァ・・・今回は・・・それで良いでしょう・・・。」
─────昼食フェーズ─────
ユキ達は日も高くなってきたので昼食を口にする。
焚き火をし、鍋で雪を溶かしてお湯にし、干し肉を戻した。
鍋に塩分が溶け出すと、塩辛い干し肉も悪くない味になる。
─────痕跡追跡フェーズ─────
エディがその圧倒的狩猟センスを発揮し、他を突き放す速度で痕跡を追跡する。
─────奇襲フェーズ─────
ユキ達は目的の魔物を発見した。
発見した魔物は・・・氷角竜だ。
【ユキの手帳】
雪角竜の上位種。
シンプルに雪角竜より遙かにデカイし強い。
突進が厄介で、まともに受ければ間違いなく踏み潰されるか串刺しにされるか・・・とにかく死ぬ。
肉は旨味が強くて筋が強い感じ。
上手に調理すればトップクラスに美味しい。
ステーキがダントツでオススメ。
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今度はエディが矢を番える。
身の丈以上もある大弓を音も無く引き、張り詰めた弦から無言の殺意が滲み出る。
飢爺はエディに近い位置で、いつでもカバー出来るように身の丈程もある大盾を構えた。
その手には同じく身の丈程もある大剣があり、来た瞬間首を切り落とすと言わんばかりの殺意を滲ませている。
最初に動いたのはゲンタだった。
氷角竜の死角から飛び出し、爪の一撃を食らわせる。
氷角竜の傷は軽傷だが、ゲンタは氷角竜の注意を引いた。
氷角竜はゲンタに注意を割いて、エディの大弓に対して隙を晒してしまう。
轟音を立てて大弓から矢が放たれた。
大弓から放たれた矢は、氷角竜の身体を貫いて針葉樹に突き刺さった。
氷角竜の内臓がズタズタになり、もう氷角竜の命が長くないことは疑いようはない。
ただ、まだ暴れる余力はある。
氷角竜は最後の力を振り絞ってゲンタに突進する。
そこに大盾を持った飢爺が間に入り込み、氷角竜の突進を逸らす。
氷角竜は針葉樹に突っ込んだ。
針葉樹があまりの衝撃に幹から割れて倒れる。
そこにユキが組み付き、首に手刀を突っ込み気道を無理やり引き摺り出した。
呼吸が出来なくなった氷角竜は、ヨタヨタとよろめいた後、ついに絶命した。
─────解体フェーズ─────
3人は氷角竜を解体した。
必要な分だけの肉を荷物に入れる。
エディは針葉樹に突き刺さった弓を回収した後、持ち切れない解体した氷角竜を雪に埋めた。
飢爺は氷角竜の突進を受けた大盾に凹みが無いか検分している。
ユキは肉の他に、価値のある氷角竜の角を手に入れた。
─────夕食フェーズ─────
夕食は氷角竜のステーキを食べた。
焚き火で熱した石で熱して旨味を閉じ込めた一品だ。
口に入れると良質な脂が口の中に溢れた。
ユキは美味いと思った。
石の上に残った脂で野菜も焼く。
艶が出た野菜を口に運ぶ。
青臭さが消え、野菜本来の甘みが口の中に広がった。
噛み砕く度に口の中に残った肉の脂が相殺され、肉のクドさが消える。
肉と、野菜の相性は最高だ。
エディとゲンタは肉だけで楽しんでいるが、飢爺とユキは野菜も合わせて楽しんだ。




