表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
寄り道好きのユキ  作者: ソドムとゴモラの獣
アンテスロム氏族
71/110

狩猟シーン1

・ダイス判定を裏でやることに変更。

<あらすじ>

 ユキ、仲の良い爺婆(じじばば)と過ごす。


────────────────────


六日目。


─────孤児院─────


ユキ:

「さて、そろそろ行きますか。」


【孤児院の院長】エディ:

(くだん)の狩りに戻るんですか?」


ユキ:

「まぁ、部下の準備が整うまであと2~3日は潰したいですからね。」


エディ:

「そうですか。」


【来客の老人】飢爺(うえじい)

「2~3日か!

それなら儂も狩りについていこうか!」


ユキ:

「お、飢爺もついてきますか。

エディはどうです?」


エディ:

「悪くないですね。

貴方の誘いに乗ってあげますよ。」


本当は誘って欲しかったクセに、エディは尊大な態度をとる。


こうして、ユキはゲンタの他にエディと飢爺を引き連れて狩りに戻った。


────────────────────


エディ:

「さて、獲物を探しますか。」


飢爺:

「ワクワクするな!」


ユキ:

「うるさいですよ?

獲物が逃げたらどうするんですか?」


ゲンタ:

「・・・。」


ユキの狩りは、随分賑やかになった。


エディは身の丈以上もある大刀と大弓、飢爺は身の丈程の大盾と大剣、長弓をそれぞれ背負っている。


森に入ってからユキ達は暫く騒いでいたが、やがて皆静かになって獲物の痕跡を探し始めた。


─────痕跡探索フェーズ─────


ユキ達は全員別々の痕跡を見つけることが出来た。


ユキは中型の魔物の痕跡を見つけたが、他の3人は特大の魔物の痕跡を発見した。


特大サイズの魔物は大型恐竜クラスの生物だ。


ユキ達は集まって相談する。


ユキ:

「ふむ、貴方達が見つけた痕跡の方が大きいですね。」


エディ:

「まぁ、獲物は大きければ大きいほど良いですからね。」


飢爺:

「そうかぁ!?」


ゲンタ:

「・・・。」


結局、4人は特大の魔物の痕跡を追うことにした。


問題はどの痕跡を追うかということだった。


話し合いの結果・・・エディが見つけた痕跡を追うことになった。


─────昼食フェーズ─────


ユキ達は日も高くなってきたので、荷物の中から食料を取り出して食べた。


ユキは先日調理した雪鼠の肉を食べ、ゲンタには乾燥した肉塊を戻して与えた。


エディと飢爺は持参の干し肉を戻して食べた。


─────痕跡追跡フェーズ─────


ユキ達は昼食を挟んで魔物の痕跡を追跡した。


ユキを含めた3人は痕跡を見失わずに追跡することが出来たが、飢爺が一回はぐれかけた。


─────奇襲フェーズ─────


ユキ達は目的の獲物を見つけることが出来た。


見つけた魔物の種類は・・・雪剣竜だ。


【ユキの手帳】


挿絵(By みてみん)


 森に住んでる亜竜の一種。

体格は亜竜の中では普通だけど、背中に生えてる剣山が厄介。何か前転しながら突進して串刺しにしようとしてくる。

息吹も他の亜竜より強い。

全体的に油断ならない強敵。

 肉は意外にも柔らかく、実は食べやすい。

亜竜を初めて食べるって人にもオススメ。

煮て食べるのが美味い。


────────────────────


ユキは茂みに埋伏し、飢爺は長弓に矢を番え、エディは木に登り大刀を構えた。


ゲンタはユキと共に茂みに埋伏している。


・・・。


飢爺が矢を放った。


矢は雪剣竜の目に吸い込まれ、雪剣竜に深手を負わせた。


雪剣竜が不意の一撃に悲鳴を上げ、上体を大きく起こした。


そこにユキとゲンタが組み付き、ユキは手刀で内臓を引き摺り出し、ゲンタはその動きを噛み付いて制限した。


既に助からないといえるような重傷だったが、まだ幾らか暴れる底力はある。


そこにエディが大刀を振り下ろした。


雪剣竜の首が宙を舞う。


それでも雪剣竜の身体は暫く動いていたが、ゲンタがそれを押さえつけ、やがて動かなくなり倒れた。


綺麗な切り口を見せる首の断面から血が噴き出していた。


ユキ達は周囲に他の魔物が漁夫の利を狙って潜んでいないことを確認すると、雪剣竜の解体を始めた。


雪剣竜の肉は、その巨体からは想像もつかないほど柔らかい。


3人がかりで雪剣竜を解体すると、かなりの量の肉になった。


肉は必要な分だけ取ると、他は雪の中に埋めた。


普段のユキなら捨て置くが、エディが後で運んで金に代えるらしい。


トドメはエディがしたようなものなので、ユキは好きなようにさせることにした。


ユキは金になる雪剣竜の剣の骨板だけを荷物に入れた。


飢爺は、特に狩りの成果に興味が無いようだ。


雪剣竜の首から矢を取り出し、(やじり)に欠けがないか検分している。


ゲンタは自分の分の肉があるかだけを気にしている。


勝手に死体を貪ることは許されない。


ゲンタは、この群れの中では下っ端なのだ。


─────夕食フェーズ─────


ユキ達は日も暮れてきたので野営を始めた。


先程仕留めた雪剣竜の肉を煮る。


こうすると雪剣竜の脂が染み出し、美味い鍋になる。


飢爺が見計らったかのように荷物から野菜を取り出す。


野菜を食べるという文化はあまりユキの周囲には無いが、実のところユキは野菜が嫌いでは無かった。


エディは好きではないので嫌そうな顔をするが、実際に食べるのはユキと飢爺だけなので何も言わない。


野菜が脂を吸って艶を出す。


口に入れると心地良い歯応えがする。


飢爺も美味そうな顔をする。


ゲンタにも下げ渡してみた。


ゲンタはユキから下げ渡されたものということもあり口に入れたが、ちょっと顔をしかめた。


エディと同じで野菜は好きではないようだ。


親近感が湧いたのか、エディが美味しい部位の肉をゲンタに下げ渡していた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ