シーン7
・”戦技”のパラメーターを変更。
・キャラクターシートに新技能を追加。
<あらすじ>
反抗的だった部下、ダンの説得で調練場に顔を出したユキ。
遅刻してきたのに、真っ当に怒った教官を殴り飛ばしてしまう。
流石の百人長(中間管理職)デナグドもビックリ。
とはいえ話が進まないので、無かったことにする。
めちゃくちゃ甘い対応をしてくれたデナグド百人長の案内で、初めて訪れる施設”放牧場”へと足を進める。
────────────────────
───放牧場───
ユキ達は放牧場に足を踏み入れた。
そこでは体高が人の身長ほどもある巨大なオオカミが思い思いの時間を過ごしていた。
ミランダ:
「うわぁ~!
オオカミだぁ~!」
ミランダはキラキラした目で放牧場を眺める。
ダン:
「うむ、オオカミだな。」
ジャグ:
「オオカミだね。」
ビンド:
「喉乾いた。」
一人を除いて他の部下達も感慨深そうに放牧場を見つめる。
ユキと もう一人だけ そのテンションから浮いている。
ユキ:
「なんですか・・・貴方達・・・。」
デナグド:
「ハハ・・・騎獣のオオカミは戦士だけの特権だからね。
私も初めて自分のオオカミを持ったときは嬉しかったな・・・。」
ユキ:
「面倒じゃありません?
その制度。」
デナグド:
「まぁ、この深い樹海の中では他の騎獣は扱い辛いからね・・・。
でも昔からの習わしというか伝統だから、変えるにも反発が大きいんだ。」
ユキ:
「なるほど・・・。」
デナグド:
「まぁ暗い話は ここら辺にして・・・さぁ、皆。
自分のオオカミを選ぶんだ。
乗りこなすことが出来たら、一緒に帰っても構わないよ。」
それを聞いたユキの部下達は、一斉に思い思いの方向に散っていった。
デナグド:
「・・・まぁ、そんな簡単には乗りこなせないだろうけどね。」
ユキ:
「オオカミを乗りこなすのは そんなに難しいんですか?」
デナグド:
「オオカミはプライドが高いからね。
他の騎獣よりも騎乗の難易度が高いんだ。
場合によっては食い殺されることもある。
戦士の特権たる所以だね。」
ユキ:
「なるほど、習わしにも理由があるんですね。」
デナグド:
「そういうものかもね。
・・・ユキちゃんは自分の騎獣を選ばなくていいの?」
ユキ:
「ふむ、そうですね。
デナグド百人長から見て、私にオススメのオオカミは居ますか?」
デナグド:
「まぁ、条件によって変わるけど・・・ユキちゃんは どんなオオカミが好み?」
ユキ:
「そうですね。
足が速くて、沢山 荷物が積めるオオカミが良いです。」
デナグド:
「つまり一番 体格の良いオオカミか・・・。
・・・ユキちゃん死ぬ覚悟はある?」
ユキ:
「知ってますか?
活きてるのは死んでるのと同じらしいですよ?」
デナグド:
「それ誰の言葉?」
ユキ:
「エディですけど?」
デナグド:
「なるほど・・・エディ様らしいね。」
デナグドは そう言うと、ユキを放牧場の奥へと案内した。
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。
デナグド:
「彼が、この放牧場で一番デカいオオカミだよ。」
そう言ってデナグドが紹介したオオカミは、他のオオカミに比べて明らかに巨大なオオカミだった。
カバや水牛などの大型草食獣に匹敵する その体躯は、もはや見上げるほどと表現しても過言ではない程に大きい。
ユキ:
「デカいですね。
それに体毛の色も他のと違いませんか?」
他のオオカミが白に近い毛色をしているのに対し、目の前にいるオオカミの体毛の色は黒だった。
デナグド:
「突然変異って奴だね。
偶にあるんだ。」
ユキ:
「ほう。」
デナグド:
「どうする?
止めるなら今のうちだよ?」
ユキ:
「いや、このオオカミが気に入りました。
手懐けてみます。」
デナグド:
「・・・彼は この放牧場の群れのリーダーだよ?
つまり一番強いよ?
大丈夫?」
ユキ:
「最高じゃないですか。」
デナグド:
「あぁ、その目・・・。
ユキちゃん今、昔 見たエディ様と同じ目をしているよ?」
ユキ:
「そうですか。
きっと活きた目をしているのでしょうね。」
デナグド:
「うん。
恐ろしい目だよ。
・・・幸運を。」
デナグドは そう言うと、ユキと黒いオオカミに背を向けて帰っていった。
ユキ:
「・・・さて、黒んぼ。
どっちが上か確かめ合いましょうか。」
黒んぼ:
「・・・。」
黒んぼと呼ばれた黒いオオカミは、ユキに興味が無いのか軽く鼻を鳴らして そっぽを向いた。
ユキ:
「黒んぼぉ~。
つれないですねぇ~。」
ユキがワザとらしく近づくと、黒んぼ は 地鳴りのような唸り声を上げた。
それ以上 近づけば殺すといわんばかりの、殺意に満ちた唸り声だった。
ユキ:
「・・・誰にケンカ売ってるんですか、この駄犬。
貴方は私の下に つくんですよ。」
黒んぼ は ゆっくりと その眼光をユキに向けた。
恐ろしい唸り声を上げ、闊歩するようにゆっくりとユキに近づいていく。
その動きはユキへの殺意を明確に表していた。
死そのものが近づいてくるかのような圧力を受けたユキは、しかし黒んぼ にも負けないような無言の圧力を醸しだし、一切 怯むことなく近づいていく。
一定の間合に達したとき、黒んぼ から動いた。
黒んぼ は ユキの首から上を噛み千切らんとする。
しかしユキは その動きを軽く躱すと、ユキは黒んぼ の下顎を強く殴打した。
黒んぼ は転がって殴打の勢いを殺すと、再びユキに向き直る。
その目は舐め腐った殺意の目ではなく、ユキを対象とした狩りの目だった。
考えている事は ただ一つ、コイツは どうすれば殺せるのか。
理性の光の宿った殺意を受け、ユキは身震いするような興奮に襲われた。
ユキ:
「さぁ、ここから先は殺し合いです。」
ユキは狩りの目に応えるかのように、その拳を構えた。
───戦闘フェーズ───
間合の判定:
・1D4:4
俊敏による行動順の判定:
・ユキ:3
・黒んぼ:3
俊敏が同値なので行動順をランダムで判定:
1.ユキ
2.黒んぼ
・1D2 -> 1
ユキ > 黒んぼ
──────────ユキの行動
ユキは<ビースト・ステップ>で黒んぼ に迫った!
ユキ:
・間合:4 - 2 -> 2
・持久:100 - 2 -> 98
──────────黒んぼ の行動
黒んぼ は<突進>を繰り出した!
黒んぼ:
・間合:2 - 1 -> 1
・持久:100 - 5 -> 95
ユキは<回避>を試みる・・・。
<回避>(80%):1D10 -> 5(成功)
ユキは黒んぼ の<突進>を回避した!
──────────ユキの行動
ユキは<連続殴打>を繰り出した!
ユキ:
・持久:95 - 4 -> 91
黒んぼ は<回避>を試みる・・・。
<回避>(50%):1D10 -> 5(成功)
黒んぼ はユキの<連続殴打>を回避した!
──────────黒んぼ の行動
黒んぼ の行動判定:
1.爪撃
2.タックル
3.噛み付き
1D3 -> 3
黒んぼ は<噛み付き>を繰り出した!
ユキは<回避>を試みる・・・。
<回避>(80%):1D10 -> 3(成功)
ユキは黒んぼ の<噛み付き>を回避した!
──────────ユキの行動
ユキは<連続殴打>を繰り出した!
ユキ:
・持久:91 - 4 -> 87
黒んぼ は<回避>を試みる・・・。
<回避>(50%):1D10 -> 2(成功)
黒んぼ はユキの<連続殴打>を回避した!
──────────黒んぼ の行動
黒んぼ の行動判定:
1.爪撃
2.タックル
3.噛み付き
1D3 -> 3
黒んぼ は<噛み付き>を繰り出した!
ユキは<回避>を試みる・・・。
<回避>(80%):1D10 -> 3(成功)
ユキは黒んぼ の<噛み付き>を再び回避した!
──────────ユキの行動
ユキは<連続殴打>を繰り出した!
ユキ:
・持久:87 - 4 -> 83
黒んぼ は<回避>を試みる・・・。
<回避>(50%):1D10 -> 7(失敗)
黒んぼ はユキの<連続殴打>を回避し損ねた!
ダメージ判定:
・耐久:2D20 * 1.5 + 17 -> 23 * 1.5 + 17 -> 34 + 17 -> 51
・体幹:2D24 * 1.5 + 17 -> 34 * 1.5 + 17 -> 51 + 17 ->68
黒んぼ:
・耐久:80 - (51 - 8) -> 80 - 43 -> 37
・体幹:80 - 68 -> 12
──────────黒んぼ の行動
黒んぼ の行動判定:
1.爪撃
2.タックル
3.噛み付き
1D3 -> 2
黒んぼ は<タックル>を繰り出した!
ユキは<回避>を試みる・・・。
<回避>(80%):1D10 -> 1(決定的成功)
->成長判定(9 ~ 10):1D10 -> 4(失敗)
ユキは黒んぼ の<タックル>を紙一重で回避し、カウンターで<連続殴打>を叩き込んだ!
不意打ちダメージ判定:
・耐久:2D20 * 1.5 + 17 -> 20 * 1.5 + 17 -> 30 + 17 -> 47
・体幹:2D24 * 1.5 + 17 -> 30 * 1.5 + 17 -> 51 + 17 ->68
黒んぼ:
・耐久:37 - (47 - 8) -> 37 - 39 -> -2
黒んぼ は顎を強かにカチ上げられ、脳震盪を起こし転倒した!
ユキ:
「・・・ぶい!」
ユキは勝鬨を上げた!
ユキの勝利!!
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<ユキの手帳>
・氷ナメクジ
背に寝そべっても余裕があるほど巨大なナメクジ。
動きもトロいし大したことが無いように思えるけど、実際は耐久力と火力を両立した化け物。
特に、体表の粘液と魔法が厄介。
粘液は触れるだけで凍傷になってしまうし、魔法は長距離かつ広範囲・大火力。
巨大な身体の体重を活かしたボディプレスも強い。
ナメてかかると間違いなく死ぬ。
肉は白く、調理こそ難しいけど とっても美味しい。
滑らかな食感が特徴で、見た目に反してステーキにするのがオススメ。




