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寄り道好きのユキ  作者: ソドムとゴモラの獣
アンテスロム氏族
44/110

シーン4

・睡眠前の魔法書解読フェーズを追加。

鍛冶屋を後にしたユキは、その足で酒場へと向かった。


───酒場───


随分と上等な鎧を着たユキは、以前と違い、酒場の中でも浮くことが無かった。


体格も大人と見紛うほどなので、特に酔っ払いから声を掛けられることもなく、ユキは酒場のカウンターに辿り着いた。


そこには相変わらず、全身に古傷が刻まれた壮年の男、アビエドが立っていた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

蜂蜜酒

->値段:5銅


宿泊

->値段:20銅

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ユキはアビエドに蜂蜜酒を頼んだ。


アビエドに5銅を渡す。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<所持金>

・金貨:4

・銀貨:86

・銅貨:74

・鉄貨:1

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


樽からジョッキに並々と酒が汲まれ、ユキの下にやってくる。


アビエド:

「・・・今度は何のようだ?」


アビエドが訝かしげな目でユキに尋ねる。


ユキ:

「そう警戒しないで下さい。

いつも通り、迷宮の情報を聞きに来ただけですよ。」


アビエド:

「そうか・・・。

それで?

今度はどんな迷宮に挑むつもりなんだ?」


ユキ:

「今回はハッキリ決まっています。

何か最近、雪グマが出たとかで”鉱脈神の迷宮”が使えなくなったそうじゃないですか?」


アビエド:

「・・・どこで それを知った?」


ユキ:

「ダフネルのクソジジイからですよ?」


アビエド:

「あのオヤジからか・・・。

まぁ、そういうことなら良いだろう。

確かに最近、”鉱脈神の迷宮”に雪グマが何体も住み着いたらしい。

おかげで鉱石が軒並み高くなってる。

・・・ダフネルのオヤジからしたら良い迷惑だろうな。」


ユキ:

「そういうわけで、ダフネルのクソジジイから掃除を頼まれたんですよ。

さぁ、早く件の”鉱脈神の迷宮”を紹介して下さい。」


アビエド:

「・・・あのオヤジめ・・・何を考えている?

コイツに任せるなど正気の沙汰ではないぞ?

戦士団が動くのを待てなかったのか?

いや・・・それ以上に・・・──」


ユキ:

「早くしないと貴方といえどブッ飛ばしますよ?」


アビエド:

「・・・やれるものならな。

だが・・・そうだな、まぁいいだろう。」


アビエドの中で整理がついたらしく、奥から該当の情報が記載された巻物を引っ張ってくる。


それをアビエドはユキの前で広げた。


ユキはジョッキに口を付けた。


アビエド:

「問題の迷宮は、問題になるだけあって近くにある。

ここから2日も歩けば辿り着くだろう。」


ユキ:

「前のに比べて随分近いですね・・・。」


アビエド:

「当たり前だ。

お前の遊び場になるような迷宮が近くにあってたまるか。」


ユキ:

「うるさいですね。

言ってみただけですよ。

それより何か他に情報は無いんですか?」


アビエド:

「情報という情報は無いな。

元々ここは安全な採掘場というだけで、迷宮と言っていいのかも怪しいくらいだからな。

・・・だが、そうだな。

ここで働いている奴の話では、確か地表に露出している渓谷部分と、地下の空洞部分とで分かれているという話だったから、2層、深くて3層程度なのではないか?」


ユキ:

「曖昧な情報ですね・・・。

まぁ、分からないことが多い方が楽しいですが。」


そう言うと、ユキは蜂蜜酒を飲み干した。


窓から外を見ると、随分と暗くなってきていた。


ユキ:

「そうだ。

部屋を一つ貸して下さい。

泊まっていきます。」


アビエド:

「宿泊は20銅だ。」


ユキはアビエドに20銅を渡すと、酒場の奥に進んでいった。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<所持金>

・金貨:4

・銀貨:86

・銅貨:54

・鉄貨:1

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


酒場の奥には部屋が幾つも並んでおり、ユキは空いていた手前の部屋を選んだ。


中には一面獣皮で飾られた暖かみのある空間が広がっており、中央には獣毛を利用して作られた寝具が鎮座していた。


年相応の俊敏さでベットダイブを決め込むと、上等な寝具特有の包み込むようなフカフカさがユキを包む。


20銅で手に入れた上等な寝床を数度の寝返りを打って堪能すると、ユキはバックから<着火>の魔法書を取り出し、読み出す。


<魔法言語>(50%):1D10 -> 3(成功)


ユキは<着火>の魔法書の解読に成功した。


ユキは<着火>の魔法を覚えた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<魔法>(DB:MSDB+PDB+MDB->16)

・氷生成

->効果:手中に一塊の氷を生成する。

->詠唱時間:1

->消費魔力:1(基礎魔法)

・氷の手

->効果:触れたものをゆっくりと凍らせる。

->詠唱時間:1

->消費魔力:1(基礎魔法)

・雪玉

->効果:雪玉を射出する。

->詠唱時間:1

->消費魔力:1(基礎魔法)

・着火

->効果:指先から小さな炎を出す。

->詠唱時間:1

->消費魔力:1(基礎魔法)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


一通り魔法書の解読を楽しんだユキは、ポジションを整えて眠りについた。


・・・。

・・・・・・。

・・・・・・・・・。


朝だ。


相変わらず日の出と共に起きたユキは、オプションの朝食を酒場で味わい、その場を後にした。


ユキはその足で孤児院へと向かう。


───孤児院───


ユキ:

「おはようございます、エディ。

今日もいい天気ですね?」


エディ:

「おや、ユキ。

それしか言うことが無いなら帰って下さい。

私は貴方と違って忙しいんです。」


孤児院の中には、ユキに塩対応をかます老婆が居た。


挿絵(By みてみん)


老婆といっても足腰がハッキリしており、それどころか若者以上の覇気を纏っている。


ユキとよく似た白髪であり、相対すると祖母と孫にも見える。


ただピンクの瞳のユキと対比するかのように澄んだ水色の瞳をしていた。


ユキ:

「素直じゃないですね。

私という愛弟子がワザワザ帰ってきたのですから、正直に泣いて喜んでいいのですよ?」


エディ:

「相変わらずの傲慢さで虫唾が走りますよ。

愛弟子どころか とんでもない馬鹿弟子です。

それより早く用件を言ったらどうです?

そろそろ手が出ますよ?」


ユキ:

「そうでした。

大金が手に入ったので、約束通り技を教えて下さい。

本来ならタダで教えなければならないところを、ワザワザ金策してきたのですから感謝して欲しいところですね。」


エディ:

「師が弟子に技をタダで教え無ければならないなんて誰が決めたんです?

私が有料と言ったら有料です。

さぁ、早く金を払いなさい。」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<格闘戦技>

連続殴打

->レベル:2(中級)

->戦技種別:連撃

->耐久ダメージ:(2D6+DB)*2

->体幹ダメージ:(2D10+DB)*2

->範囲:単体

->間合:1

->隙:0

->持久消費:BS^2->6

・値段:10銀


横薙ぎ蹴り

->レベル:2(中級)

->戦技種別:複数攻撃

->耐久ダメージ:2D8+DB

->体幹ダメージ:2D12+DB

->範囲:複数(1D4)

->間合:1

->隙:1

->持久消費:BS^2->6

・値段:10銀


<弓戦技>

弓打ち

->レベル:初級

->戦技種別:基本攻撃

->耐久ダメージ:2D10+DB

->体幹ダメージ:2D10+DB

->範囲:単体

->間合:1~3

->隙:1

->消費持久:BS^1->3

->消費アイテム:矢

・値段:1銀


<投擲物戦技>

杭投げ

->レベル:初級

->戦技種別:基本攻撃

->耐久ダメージ:2D8+DB

->体幹ダメージ:2D10+DB

->範囲:単体

->間合:1~3

->隙:0

->消費持久:BS^1->3

->消費アイテム:投げ杭

・値段:1銀


<熟練度>

投げ杭:1(アマチュア)

->熟練度ダメージボーナス(PDB):+0

・値段:10銅


弓:1(アマチュア)

->熟練度ダメージボーナス(PDB):+0

・値段:10銅


<技能>

目星:30%(初心者)

・値段:4銀

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ユキは26銀20銅を財布から取り出し、エディに手渡した。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<所持金>

・金貨:4

・銀貨:60

・銅貨:34

・鉄貨:1

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


エディ:

「・・・ふむ、確かにありますね。」


ユキ:

「まったく、素直に教えてくれればいいのに手間を掛けさせてくれますね。」


エディ:

「貴方は直ぐ習得してしまうので面白くないんですよ。

少しくらい苦労するべきです。」


ユキ:

「嫉妬ですか?

師ともあろう方が情けないですね。」


エディ:

「あんまり減らず口を叩いていると、この金は寄付したことになりますよ?」


ユキ:

「あー、はいはい。

悪かったですから、素直に教えて下さい。」


ユキとエディは口喧嘩をしながら外に向かっていった。


・・・。

・・・・・・。

・・・・・・・・・。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<技能>

・応急手当:70%(プロ)

・クライミング:60%(プロ)

・威圧:50%(アマチュア)

・隠密:80%(エキスパート)

・回避:80%(エキスパート)

・投擲:60%(プロ)

・聞き耳:60%(プロ)

・追跡:40%(アマチュア)

・サバイバル:70%(プロ)

・跳躍:70%(プロ)

・信用:10%(浮浪者)

・幸運:60%(強運)

・逃走:60%(プロ)

・剥ぎ取り:60%(プロ)

・魔法言語:50%(アマチュア)

・言語学:40%(アマチュア)

・植物学:40%(アマチュア)

・説得:70%(プロ)

・目星:30%(初心者)


<熟練度>

・格闘:2(プロ)

->熟練度ダメージボーナス(PDB):+3

・魔法:1(アマチュア)

->PDB:+0

・投げ杭:1(アマチュア)

->熟練度ダメージボーナス(PDB):+0

・弓:1(アマチュア)

->熟練度ダメージボーナス(PDB):+0


<格闘戦技>(DB:BSDB+PDB->7)

・殴打

->レベル:1(初級)

->戦技種別:基本攻撃

->耐久ダメージ:2D6+DB

->体幹ダメージ:2D10+DB

->範囲:単体

->間合:1

->隙:0

->持久消費:S^1->3

・手甲受け

->レベル:1(初級)

->戦技種別:防御

->装甲:+DB

・キック

->レベル:2(中級)

->戦技種別:強撃

->耐久ダメージ:2D8+DB

->体幹ダメージ:2D12+DB

->範囲:単体

->間合:1

->隙:1

->持久消費:S^1->3

・飛び膝蹴り

->レベル:2(中級)

->戦技種別:間合移動攻撃

->耐久ダメージ:(2D10+DB)*2

->体幹ダメージ:(2D12+DB)*2

->間合移動:-1

->範囲:単体

->間合:2

->隙:1

->持久消費:S^2->9

・連続殴打

->レベル:2(中級)

->戦技種別:連撃

->耐久ダメージ:(2D6+DB)*2

->体幹ダメージ:(2D10+DB)*2

->範囲:単体

->間合:1

->隙:0

->持久消費:BS^2->6

・横薙ぎ蹴り

->レベル:2(中級)

->戦技種別:複数攻撃

->耐久ダメージ:2D8+DB

->体幹ダメージ:2D12+DB

->範囲:複数(1D4)

->間合:1

->隙:1

->持久消費:BS^2->6


<弓戦技>

・弓打ち

->レベル:初級

->戦技種別:基本攻撃

->耐久ダメージ:2D10+DB

->体幹ダメージ:2D10+DB

->範囲:単体

->間合:1~3

->隙:1

->消費持久:BS^1->3

->消費アイテム:矢


<投擲物戦技>

・杭投げ

->レベル:初級

->戦技種別:基本攻撃

->耐久ダメージ:2D8+DB

->体幹ダメージ:2D10+DB

->範囲:単体

->間合:1~3

->隙:0

->消費持久:BS^1->3

->消費アイテム:投げ杭

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


エディ:

「やはり覚えが早すぎます。

半日で全てを教え終えてしまいました。

普通は数年かけるんですよ?」


ユキとエディは孤児院の中に腰掛けながら話している。


ユキの傍らには、手に馴染み始めた弓と投げ杭があった。


ユキ:

「そこら辺の凡夫と同じにしないて欲しいですね。

それに、エディも同じくらいの芸当できるでしょう?」


エディ:

「・・・昔の話です。

今さら意味のないことですよ。」


ユキ:

「そんなことはありませんよ。

おかげで私という素晴らしい存在に技を教えられてるじゃないですか。」


エディ:

「貴方の そういう傲慢なとこ、本当に虫唾が走りますよ。」


ユキ:

「本当に素直じゃないですね。

・・・さて、私は そろそろ行きます。

ダフネルに仕事を頼まれてるんですよ。」


エディ:

「ダフネルの奴に?

どうしてまた?」


ユキ:

「”鉱脈神の迷宮”に雪グマが何体か住み着いたようです。

おかげで鉱石全般が高騰してるらしいですよ?」


エディ:

「雪グマ如きで・・・。

まったく、情けな過ぎて涙が出ますね。」


ユキ:

「そうです、ダフネルの話題で思い出しました。

この仕事を終えたら、ダフネルが戦士にしてくれるらしいです。

祝福して下さい。」


エディ:

「へー、そうですか。」


ユキ:

「反応薄くないですか?

もっとこう・・・拍手とか喝采とかするべきでは?」


エディ:

「寝言は寝て言うんですね。

元々あなたを戦士にすべく育てていたのですから、戦士になるのは当たり前です。

それより さっさと戦士になって、戦士を名乗るザコ共をブチ殺して下さい。

ザコ共が戦士を名乗るのは、まったく耐えがたい冒涜です。

貴方が戦士にならないなら、私がブチ殺すことになります。」


ユキ:

「ザコをブッ殺して何が楽しいんですか?

それより強い奴をブッ殺したいです。」


エディ:

「その意気です、ユキ。

しかし強い奴をブッ殺すには、その手前のザコをブチ殺す必要があります。

ザコ共をブチ殺して、サイコーな戦士ライフを送るべきです。」


ユキ:

「なるほど、それはサイコーですね。」


ユキは得心がいったと言わんばかりに頷いた。

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