シーン4
・<2024/10/3>世界観と小説の書き方を修正した。
ユキが階段を駆け下りた先で見たのは、外の霜の張った土とは違う、明らかに濃い色をした土だった。
周囲を見渡せば、地下だというのに妙に明るい。
それは地下空間のあちこちに光るキノコが生えているためだ。
青白い光を放つキノコに照らされた地下空間は、どこか幻想的な雰囲気を放っている。
ユキにはココこそが薬神の祠だと分かった。
───探索フェーズ───
・・・。
ユキは左下の通路に、まず足を踏み入れた。
・・・。
ユキの耳は、2体の雪蛞蝓が洞窟を這い回る音を捉えた。
ユキは先のことを考え、予め2体の雪蛞蝓を駆除しておくことにした。
奇襲を仕掛けるユキ。
ユキは岩陰から蹴撃を繰り出した。
洞窟の岩壁が、雪蛞蝓を中心に蜘蛛の巣のような模様を描いてヒビ割れた。
雪蛞蝓の内1体は即死した。
もう1体の雪蛞蝓はユキに気が付いた。
───戦闘フェーズ───
ユキは拳を叩き付けるようにして雪蛞蝓に殴り掛かった。
雪蛞蝓は躰を縮めて全身を硬化させ、ダメージの軽減を図った。
ユキの拳の衝撃で、洞窟の地面が陥没する。
ギリギリ、ユキの拳から生還した雪蛞蝓だったが、躰が耐えきることが出来ず、ベタッと体勢を崩してしまった。
隙と見たユキによる、致命の一撃が走る。
ユキは今度こそ渾身の力を込めて、拳を叩き付けた。
雪蛞蝓は潰れて即死した。
───報酬フェーズ───
ユキは例の如く剥ぎ取りを行う。
ユキは雪蛞蝓の白身肉を手に入れた。