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神の名の下に  作者: そそソ
序章
6/206

鑑定

能力決めるってムズい

「・・・ーい。おきなさーい・・・。おきなさーい!」

「うわぁ!」

「もう!やっと起きたわ」

「もう到着?」

「そうよ」

そう言われて窓の外を見てみると・・・・・



「うおおお!」

目の前には豪華な城、豪勢な宮殿、賑わう城下町が広がっていた。

「ここが王都か・・・・・。思ってたよりヤバいな」

「ほら!ボーッとしてないでおりる準備しなさい!」



「それでは今から宮殿の方へ向かいます。王都は広いですから、絶対にはぐれないで下さいね」

「大丈夫ですよ!そんなガキじゃないんだから」

「レン、あなたが一番不安なのよ。何か面白そうなのがあっても私に付いてきてね、わかった?」

「俺はそこまで信用ならんか?」


王都の城下町はどこもかしこも人、人、人。特に今日は『チルドレン』が集まる日ということでかなりの賑わいである。

人混みの中を行き、繁華街を抜ければすぐに宮殿だった。

「神達は基本はこの宮殿にいます。政治を行う王族らは城に住むという形になっているんです。さあ、こちらの建物です」

と言って案内されたのは、馬鹿デカイ宮殿の中でも一番大きい本殿に次いで大きい講堂のような所だった。入口の方を見てみると何人かが入って行くのが見えた。

「さあ、我々も行きましょう」






講堂の中に入ると今年の『チルドレン』達が椅子に座って並んでいた。俺達も並び、始まるのを待っている。辺りを見回してみるとかなり緊張している奴や、神の御前に立てて嬉しいのか目をキラキラさせている奴など本当に元は一般人なのだなと感じさせるラインナップだ。

そんな事を考えていると前のステージに誰かがやって来た。

「それでは皆様お揃いのご様子ですので、鑑定会の方を始めます」

すると横から紙が渡された。上質な羊皮紙だ。

「まずはそちらに記名をして下さい。その後その紙に血を一滴垂らして下さい。そうすれば能力の詳細が浮かび上がってきます」

なるほどそのようなシステムだったのか。と、感心していると周りではもう始めている奴がちらほらといた。俺達も言われた通りにやってみた。すると、血を垂らした所からじわじわと血が広がってゆき、字となって何かが浮かび上がってきた。


「ええと、能力名『巨大化』。詳細は、物を大きくさせる。なるほど、なるほど。結構シンプルなやつだな」

隣を見てみるとレイナの方も丁度浮かび上がってきた。

「どんな能力だ?」

「えーと、能力名『精霊使役』。詳細は、この世界に存在する精霊を使役できる。能力を鍛えることで上級の精霊も使役できるようになる。だって」

「おお!結構良い感じじゃん!」

「レンは?」

「これ」

「巨大化?シンプルね」

「シンプルイズベストって言うし、あんま頭脳プレーするのも柄じゃないし」

「イズ"ザ"ベストね」



全員が終わったと見計らい、司会の人が進行を始めた。

「では、これから回収を致します。その後こちらを各ギルド長の方々に渡し、その後ドラフトを行って、皆様の所属ギルドが決まります。何かギルドを決める際に要望がありましたら、能力が書かれた紙の裏に書いておいて下さい。それでは、回収された方からこちらの控え室へ」


俺は特に要望は書かなかった。レイナは何かを書いていた。

「何か要望あるの?」

「か、関係ないでしょ!」

「教えてよぉー」

「イヤよ!」


『レンと同じギルドで』




そそソ@sosososodirty

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