①
Terry Riley
Descending Moonshine Dervishes (1982)
を 聴きながら
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……言葉、……と、いうのは、……そればかり、……考え続けていると、……そのうち、頭がおかしくなって、……形をこえた、……意味ばかりみよう……と、してしまうもの……なんですよ
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……でも、……その、……意味をみる……って、……普段していること……と、いうか、……とうぜんの、こと、で、……つまり、……わたしのように頭がおかしくなっていくと、……字面で、当然と漢字表記に突然したくなくなって、……とうぜん、とひらがな表記にしてしてしまいたくなって……いったり、して、……これは、……あそんでるんですね ……なにを、っていったら、……ことばの妖精と、……ですよ、っていう ……あたまのおかしい返答しかできない ……それ
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つまり、モノクロみたいなものですよ
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……まぁ、……話をもとに戻します ……そうしないと、話がすすまないんで
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ばーびー、は、ふらんく、に、……あ、ふらんく、っていうのは、森のおく、の、鳥小屋がかけてある木のほら、に、とってつけたように丸いドアをつけたんですけれど、そこに棲んでるこびとの話で
それは、ばーびー、を大事にしてるんです ばーびー、というのは、言葉のことですわ 文字といってもよいけれど、それは、声として出した音が文字になって宙にぷかぷか浮くんですの ああそう キセルから出した煙みたいに まとまった、文字みたいにね ぷかぷかするんです
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当然、言葉を人がいうとき、毎日が意味でしょう 意味をおいかけてばかりいるわ そうしないと、音はことばにならないのだから、当然の話です
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……けれど、その……意味と言葉を切り離したら、言葉は、かたちとなって自由にそこらへんをぷかぷかするでしょう?
……そうすると、人は、ことばが霧のようになって まったくつかめなくなってしまうの
……だから、日常から、人は言葉ではなくて、……意味ばかり追いかけようとそういった癖ばかりつけているのだわ