5話 魔法
無事に毎日書く時間を確保できてます。
ただテストは死んでいます。
追試のためにしばらく更新頻度が減る&書きダメを消化していく感じになる可能性が高くなってきました。
なるはやで解決して見せます。
「さて魔法に移行しようかな」
「お願いします先生」
「リム先生と呼ぶように」
「わかりましたリム先生」
ノリノリだった。
「まぁ最初の魔法はさっき使ってもらったのだが。」
俺が使った中で魔法にあたるのなんて一つしか思いつかない。
「ステータス表示ってやつだな?」
「うむ、あれは加護が授かってる人限定なんだが絶対加護を授かったら使えるようになる魔法だ。魔法式もいらない。それで偽装できない、なにせ神が世界に組み込んだ魔法だからな。だから加護もちならあれが使えるから身分証明にあれを使えばほとんど事足りる。加護もちであることを隠したいなら、別の身分証を作った方がいいがな。 なにはともあれ創造神は目立ちすぎる。」
「目だって自由な時間が無くなるのは困るしね。必要なようなら作るよ。」
「んじゃ魔法についてだ。魔力を用いて現象に変換することで魔法にする。たとえばだが、魔力ってのは何にでもなれる万能エネルギーなのだよ。それを火っていう属性に変換して出力することで火の魔法を使うのだ。それで魔法の制御は、イコールで魔力の制御、魔力の制御はイメージでするんだ。だから魔法は思い描いたことを魔力の変換さえできればできる。わかるか?」
「魔力を魔法に用いる属性に変換する。
変換した魔力をイメージをもってコントロールする。
上の二つを満たせば魔法が思い描いた効果を発揮する。」
「おおーわかりやすくまとめたな」
頭を撫でられる恥ずかしい喋り方は若干年寄り臭いがそれでも外見は学生にしか見えないのだ
「まぁ問題は適正があるかどうかなんだよ。属性変換も変換機関がないとできないからな。あぁちなみに属性は火・水・土・風の四属性に闇・光・無属性を足した7つの属性がある。召喚魔法は無属性魔法に分類されるんだが、才能差が著しい、ほとんどいないな。」
腕をまくったリム先生。
「さーて適正な属性を調べるかな。これを持ってみろ。」
そういって水晶を渡される。
持ってみると水晶の色が燃えるような赤になった。
「火属性だな。広範囲殲滅魔法を得意としてる属性だ。それとほかの属性の特徴も話とこうかな。」
「お願いしますリム先生。」
「まずは火、これはさっき言ったように広範囲の攻撃が得意だ。単体も高い攻撃力を持ってて、攻撃的な属性だ。水は回復と補助が得意な属性。土は防御が得意で、風は補助と攻撃、闇は四属性にはない、特別な効果の魔法が使える、光は補助と単体攻撃が得意で、無属性なんだけどこれは身体教科みたいな魔法で、誰でも使える、魔力を変換しないで使うと無属性って感じだ。」
「ちなみにリム先生の得意な属性は?」
「私は水属性と風を得意としてるよ。だけど普段は召喚師だから無属性の魔法使いって扱いだな。コージじゃあそこまで真っ赤な赤だと火魔法と無属性しか戦闘では使えなさそうだな。」
「そうか、でも火なら戦闘で使えるんだろ?」
「火なら一級品だね。磨けば大魔道士クラスで。あぁちなみに見習い魔法使い、魔法使い、魔道士、大魔道士、賢者といったランク分けだ。」
「予想よりすごかったんだが。」
「その代りほかの属性は見習い以下だな。一般人クラス。賢者はそれぞれの属性のトップの魔法使いの称号となってるから、コージの場合火属性の賢者を目指すことになる。目指すならば。」
「ちなみにリム先生は?」
「私は大魔道士だ。あぁちなみに称号を決めてるのは魔導院という組織でこの国の魔法使いの所属する組織で、魔法の研究を主にしている組織な。ほかには魔法使いのランクを決めている施設でもある。」
ちなみに大魔道士自体は50人ほどだ。賢者は7人。魔法使いは1000人ほどで見習いは3000人ほどが所属している。
むろんこれは魔法を仕事としているひとで簡単な魔法を日常に使ってる人の数はこれの日ではないほど多い。
10人中9人は簡単な魔法ならつかえるのだ。
「さてさて適正がわかったところで実際簡単な魔法を使ってみようか。魔法は魔法式と込めた魔力量で効果のほどが変わる。」
「ふむ」
「じゃあ簡単な火魔法からいってみるか、魔法陣はこれだ。」
そういってリムが展開して見せる。
円の中にいくつかの図形が組み込まれている。
リムの手に小さな火がともる。
「よしっやってみる。……って、魔法陣の展開の仕方がわからないよ。」
「あぁそれは思い浮かべればその人にもっとも展開に向いてる場所に出るぞ。」
「ふーん。」
さっそくさっきのリムの展開した、魔法陣を思い出す。単純な構造だったため思い出すのに苦労はしない。もともと記憶はかなり得意だ。瞬間記憶は特異なのだ。
右手に魔法陣が組みあがると…
ゴワアアアアアアアアアアアアアア
「え?」
火の勢いが尋常じゃなかった。大きさこそ火種だが。燃え盛る勢いがすごかった。
「あー魔力の込めすぎだな。」
「魔力ってのがよくわからないから展開しただけなんだが。」
「あーじゃあ体から漏れ出てる魔力だけでそうなったのか。。。すごいな。」
リム先生がちょっと唖然としてた。
「魔力を操作するのはどうするんだ?」
「んーそうだな循環法でも試してみるか。ちょっと手を出して。」
「ん」
リムが俺の手を握る
「んーどう?」
すると体の中を何かが流れ出すかんかくがある。
「これが魔力?」
「ん、そうそうどこから流れてきてる?」
「心臓のあたり?」
「じゃあそこを中心に魔力を回すようにイメージしてみて。」
「わかった。」
意識をしてみる。すると魔力が思いえがいたように循環するのがわかる。
「うまいうまい。そしたらその循環させてる魔力の一部を右手に少しだけ送ってみろ。そうそう、でもちょっと多いな。・・・・そのくらい。そして呪文を唱えたらそこにある魔力が魔法に移行するから展開してみろ。」
「できた。」
手にはさっきのリムと同じ魔法が出現していた。
ちょっと呆れた顔のリムがいた。
「完璧。呑み込みが早すぎる」
「そうなのか?」
「うん。まず体から出ている魔力すべてをコントロール下に置くのが、まず完璧にできるとこから始めるんだけど、それも初めからできてたし、魔力の循環から魔力を移行させる訓練だけで普通1週間はかかる。魔法が魔力過多とはいえ一回で発動するのもすごいな。」
「ふーん」
こっちの世界の常識がないので驚きは薄いが普通に異常だ。これは神の加護の影響がある。よっぽど変なことをしなければ魔法はイメージに沿って発動するようになっている。
この年になって魔法の勉強を始めたからこそ起きた驚きだ。
「まぁしばらくは魔法の勉強&修行って感じでいいか?」
「よろしくお願いします。リム先生。」
「とりあえずこれでも読め」
リムは魔法に関する初心者用の本を渡してきたので読み始める
翻訳の力によって読むのに苦労はしない。
浩二は本にかじりつくように読み込んでいった。
浩二としても未知である分野の魔法に関しては詳しく学びたいと思っていた。
そして浩二はおそろしい速度で魔法に関しての理解を深めていく。
夕食の準備をする時間までに浩二は魔法に関する初歩を完璧に理解していた。
ちょっともう少ししたらリム視点のおはなしを一話ほど入れるかなぁ