23話 魔法殺し
はふう
ライチがおいしいです、
飲み物もライチがいいです。
お茶も捨てがたいです。
プーアルとジャスミンが好きです。
あとあったかい緑茶が好きです。
でも猫舌なのです。
「話すのは構いませんが戻りませんか?」
すると興奮してたのはわかったのか。深呼吸して落ち着きをとりもどす賢者。
「たしかにそうだな。どれ執務室にもどるか。茶でも飲みながらの」
「冷たいのと温かいのはどちらがいいかの。」
どうやら賢者自ら入れてくれるようだ。
「温かいのを」
「冷たいのをお願いできますか?」
ちなみにリムが冷たいの俺が暖かいのだ。
「ふむ温かいのを二つに冷たいのを1つじゃな」
好々爺の雰囲気で茶を準備していく賢者。
賢者はそういうと魔法であたたかい湯と冷水を出したようだ。
応用力が驚くほど高い。
3人が茶を飲んで一息つくと
「さて、あの現象の説明をお願いできるかの。聞いた感じだと既存の対抗魔法ではないのだろ?」
「はい、あれは私の武器である鋼糸を用いて魔法陣を妨害しました。」
「鋼糸?」
「はい、左手に杖、右手で鋼糸を繰るのが私の今の戦闘方法なので。」
賢者はよくわからないような顔だな。補足がいるか。
「魔力が通っている剣。付与でも魔剣でも構いませんが。それで切ると魔法は不発で終わりますよね?それを鋼糸を用いてやりました。魔力を用いて鋼糸を手足の延長のように繰りますので。」
そういって俺は鋼糸を繰って右手の義手のようなものを編み上げて茶を飲む
「このような感じですね。そしてこれを魔力を多目にながして魔法陣を切断すると。剣できったように妨害できます。
そしてただ魔力を用いて繰っているだけなので魔法陣を展開するのに支障は出ません。むろん私の場合は5本までですが。それ以上を繰るとなるとそれだけでいっぱいいっぱいになるので魔法は無理ですね。」
「まぁ実践の場合は魔法で攻撃するまでもなく鋼糸で首をはねるだけなんですが。」
「どのくらいの攻撃力があるんじゃ?」
「そうですね。成木でも問題なく切断できますね。ここに来るまでに盗賊アジトになってた洞窟の壁を飴細工のように切断できましたね」
しばらく賢者は考え込んでいた。
「これは魔術師殺しじゃな・・・」
「そうですね。たしかに発動の早い魔法を使って隙をつくりだして一撃を叩き込むのが今の魔法使いの基本先鋒です。ですがコージの場合は最初の魔法すら鋼糸で妨害してそのまま首ちょんぱで終わりますからね・・・・」
「能力は正直十分すぎるほどあるがこの技能をいかすとなると戦闘系か?ほかに何ができる?」
「そうですね。魔法の開発も一応できるかと。あとはモノづくりは習えばできるようになるかと。」
加護ばんざいだ。
あるからには使う。
「有能すぎて困るパターンじゃの。いっそ賢者にならんかのう。」
「さすがに反発が大きすぎるかと。」
なにせ名前すら知られていない。
「たたき伏せて研究成果を出せば黙るじゃろ。」
「いえ、この世界のことをろくに知らない私ではいらぬ反感を買うでしょう。」
執務に追われるつもりはない。
「そうか。残念じゃのう。」
「まぁ直属といってもらっても問題ない戦力じゃの。というか最強戦力じゃないかのう?」
「ありがとうございます。」
「ランク戦にでるのじゃろう?」
「えぇまだランクももらっていませんので。」
「了解じゃ。要件は終わったかの?」
「忙しい中突然申し訳ありませんでした。」
「なーにたいしたことじゃないぞ。ではまたの」
「はいおじゃましました。」
「失礼します。」
なんか最初は渋いじいーちゃんだったがでてくるときは好々爺にしか見えなくなってきたぞ。
二人は教会での用事を済ませて宿に戻るのだった。
次話も3日後に投稿予定です。




