21話 挨拶回り
間に合ったああああ
「さてまずは古巣にあいさつしに行こうかね。」
「ってことは召喚部門?」
「うん」
やってきたのは奥まったところにある、研究所だった。
「主流じゃないから奥まったところにあるけど施設的なランクは他と変わらないよ。」
リムが解説しながら開ける。
「やぁやぁ諸君久しぶりだね。」
「ん?」
リムは魔導師モードになったようだ。
口調ですぐわかるから助かるわ。
「だれ?子供がこんなところに来ちゃだめよ?」
そばにいた女性が優しくリムを注意する。
さっき聞いた立場的に上司のはずだが。
リムは固まっていた。
「リム。家での話から聞くに5年はここに顔出してないんだろ?新しく入ってきた人には顔すら知られてないんじゃないか?」
「んな!?そんな!?いくらなんでも部門の頭の顔はともかく特徴しらないってひどくない?」
「そんなもんか?」
「そんなもんよ!」
「口調」
「あっ!」
ったくかわいいなぁもう
「えっと・・・」
女性が困惑顔だ。迷子が来たと思ったらいきなりコントだ。
後日聞いた話だと一般でも受け付けさえすれば入れるので子供の迷子はたまに出るらしい。
「それで結局どちら様で?」
論より証拠とばかりにリムは行動した。
「ステータ表示」
「え?」
ステータス表示魔法は加護を持っていないとつかえない。
つまり加護を授かるだけの「何か」がないといけないのだ。
「はい」
ステータスを見せるリム
覗き込む女性。
そして愕然とする女性
そこまで確認したリムは
「初めまして。リム=サーメルンだ。」
「召喚の賢者・・・・・」
エラそうに胸を張るリム
かわいいなぁ。
なんかこう無理に虚勢を張ってる感じが。いや実際はえらいんだろうが。
「というわけで素性はわかってもらえたと思うし。副長いる?」
「コルカル様ですか?奥の執務室にいると思いますよ?」
「分かったは邪魔して悪かったわね。」
「いえ、こちらこそご失礼を」
「慣れてるわ」
道中5年前からいる人たちに声をかけられなつかしがられ5年の間に入った人に驚かれたりしながら執務室につく。
「入るぞ。」
ノックもなしだ。
中にはおどろいた顔で固まっている中年の男がいた。
引き締まった体でたるみは見えない。
ていうか筋肉ダルマだ
なんていうか執務室は似合わない。
スキンヘッドだし。
「久しぶりだな。コルカル。」
「リム様じゃないですか・・・・5年ぶりでしょうか?」
筋肉ダルマ・・・もといコルカルが復帰した。
なんか紳士っぽい。
チャムの同類っぽい
筋肉ダルマなのに
「ひさしぶりだね。いやなに。今回のランク戦は参加しようと思ってね。あとコージのランク決めだね。」
「そういえばそちらのかたはどういった方で?」
「異世界人。」
「!?報告は受けてましたが。実際にこうしてみるとわれわれと変わらないように見えますね。」
「賢者級だよ、最低でも上級は硬いよ。実戦経験はほどんどないけどね。」
「そこまでですか。」
「んで。きたらこっち来るように言っていたけど。なんかあるんでしょ?」
「はい。大した用ではありません。召喚部門でえらくなるにつれて増長してる輩が出てきて調子に乗っています。むろん5年前からいる面子で調子に乗ってるような馬鹿はいませんが。何分リム様がいないときに入ってきた。輩は自分の力を過大におもって増長しています。そこでちょっとリム様のお力を借りたいと」
「分かった。事務的なことは?」
「今のところは私で回せています。私では判断できなくなったら判断を仰ぎます。あとで5年分のまとめをお渡しします。」
今のところも何も最低でも5年はこの人が事務を回してるんじゃないのか?
意外とできる人だった。
「んじゃこれからもよろしく。」
「はい」
「増長してるやつってのは?」
「はい。前回のランク戦で苦戦もせずに上級の召喚士になったからと調子に乗りまして。トップのリム様にすら負けないとか豪語してます。今回のランク戦にはリム様が参加してくださるようなので挑戦してくるでしょう。それを叩きのめしてもらえればと。資料は後程。」
「いやいらないよ。別に資料は」
「相変わらずですね。わかりました。それではお願いします。」
「任されました。」
「そんなところですね。」
「分かった。んじゃちょっと用があるか火の賢者のところ行ってくるわ。」
「いってらっしゃいませ」
見送られながら執務室をでる。
「ところで聞いた感じだと召喚部門でもランク戦があるの?」
「ん?あぁ説明してなかったね。一応。部門が設立されてるやつはランク戦があるよ。まぁ研究員用の討論会のが白熱するんだけど。その部門の戦闘魔法使い用のランク戦はあるよ。そこでランクを決めるのそれで戦闘と研究の両方で大魔術師級をとると準賢者って称号がもらえるんだよ。んで私が一応両方とももってるから召喚の準賢者なの。で私しかいないから。召喚の賢者とか言われてるわけ。はやくもう一人くらい出てくれないかなぁ・・・」
「なるほどね。」
そしてやってきた場所は火の研究部門
俺の適正が火だからここにあいさつらしい。
にしても賢者に会う必要ってあるのか?
書き溜めはないけど三日投稿はどうにかできそう。
頑張る。




