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異世界突入

この物語は自分が異世界に行ったらやってみたいと思ったことに元に書いています。

ぜひ、楽しんで見てください。

「親に詫びろ」

俺が日常のように受けている言葉だ。


俺の母は、この《サーベル島》にある洞窟の所々に存在する宝玉箱収集の仕事をしている。宝玉箱とは、その名の通り中に宝玉が入っていたり、稀に呪術書と呼ばれる巻物のような物が見つかったりするらしい。そして、その呪術書を解読するのが俺の父の仕事だ。父は世界を探しても数える程しかいない優秀な解読者だ。どちらも凡人にはできない、憧れの職業らしい。そんな人たちから生まれたのがこの俺《黒世亜紀人》だ。誕生時から注目を浴びてきた俺だが、テストの成績は平均30点と低く、重度な運動音痴だということを知ると周りの視線は蔑みのものへと変わっていった。当初は、何か言われるのを怯えて家に引きこもっていたが、もう俺も高校生だ。何も気にならない、というか慣れた。それでも、一回でも周りを見返したいと思うことはある。そこで俺は考える、"魔法使えるかな"と。俺はあんなことになるとは当然思う筈もないため、魔法ものの漫画や小説を読み漁った。


完全防御(パーフェクトガード)!」

俺は前方から走ってくる一台の車に向かってそう叫んだ。怪我人が出ないよう配慮して防御魔法を選んだのだがー何も起こらなくね?

車は既に俺の眼前に迫っていた。避けられる距離ではないだろうと静かに眼を閉じる。鈍い音と共に身体が宙へ放り出される。そこで俺の意識は消えた。


「ーでしょうか?」

可愛らしい、女の子らしき人の声が俺の意識を呼び戻す。

「大丈夫でしょうか?」

俺はゆっくりと重い瞼を開く。そこには、薄緑色の瞳をした美少女が屈んで俺を心配そうに見つめていた。肩には枝毛一つ無さそうな黒髪が垂れている。

「あっ!気づきましたか!?良かったぁ〜、さっきまで倒れてたんですよ!」

と安堵の息を吐く美少女。

「私はルミエ・アゼレータと申します。失礼ながら、貴方の名前を聞いても宜しいですか?」

俺はルミエさんなる人の問いに答えるため口を開く。

「黒世亜紀人です。すいません、ここはどこでしょうか?」

ルミエさんは驚いた表情で俺を見つめる。ここを知らないことがそこまで珍しいのだろうか。

「ここは、王都イザベラで一番賑わいを見せる、タカネ商店街ですよ?」

王都イザベラ?タカネ商店街?

「あの、この国、いや、この世界にはサーベル島という所は存在しますか?」

恐る恐る尋ねる。多分今の俺の額は冷や汗が垂れているだろう。

「無いと思いますよ?私、地図を眺めるのが趣味何ですが、そんな所は見たことありません。」

何処だここ。


どうでしたでしょうか。やっぱり異世界ものというのは良いですよね。魔法とか美少女とか。次回の投稿はいつになるかまだ決まっていませんが、出来るだけ早く投稿したいと思います。

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