表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

花火

作者: 柳原一二乃
掲載日:2026/04/04

右手に力を入れて、ライターに火を点けた


外は雨、雨戸を通って冷たい風と音が流れてくる

見様見真似で煙草を吸って、吐き出した

喉が肺が脳が焼かれていく

目の前で僕の抜け殻が舞っている

子供たちが僕の体の中で線香花火を遊んでいる

踊り回る鼠花火、ライターと水バケツ

アスファルトと夜の月、口移しの火花と笑い声

次から次に燃やしていく

父の顔と声、母の愛と鞭、僕の恋と夢

芯まで灰に満たされて、煙に巻かれて飛んでいく


部屋は、思い出に侵された

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ