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商品番号006『神様はいらない』

「世の中に必要とされる者には祝福を授けよう。」


そう言って神様は世の中に必要とされる者には祝福を与えた。


権力を、富を、友人を、恋人を、家族を。


祝福を得られなかった少年は神様に尋ねた。

「僕を必要としてる人はいないの?」


神様は答えた。


「そうだね。それが君の価値だよ。」


僕は神様に言った。


「それなら神様がいなくても僕は困らないよ」

その瞬間、神様は祝福を失い、世界から神の祝福が消えた。



僕が神様を否定したとき、


神様は確かに消えた。


でも、誰も困らなかった。


悪魔が少年に言った。

「ありがとう、助かったよ」

僕は、少し微笑んだ。

挿絵(By みてみん)

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