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GW折り返しという事で

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

箸休めこそ本命。と思わせる程魅力的な街。

GW中日という事で箸休めを初めた。連日続けて歩ける程に私は体力がないのからでもある。

という訳で訪れた街は古書の街。早朝という事で、多くの本屋がシャッターを閉めて、眠りについていた。合わせ鏡の様にそれが何処までも続くその様は、ある意味異界と称しても障りないかも知れない。

全ての施設が目を開けるまでの間、早十分、ぶらりと彷徨い舞い戻る。求めているのは、ガストン・ルルー著『オペラ座の怪人』である。

以前、テレビで拝聴してから一目惚れしたのは言うまでもない。あの煌びやかな世界に浸りたい。歪んだ怪人のテノールが、駒鳥のソプラノが聞きたい。しかし現実というのは非情なもので、そう願ってテレビ上映される訳では無い。故に探すのだ。欲を満たす為の物を。

本の壁を移ろった視線の先、お目当ての物が存在した。この本との相性を確かめる為に、数頁の立ち読みを行う。

翻訳は読みやすかった。途中で抵抗感を覚える事無く数十頁を捲っていた。これならば、大丈夫だろう。もしかしたら途中で挫折する事も考えられるが、今はそんな事を考えない。

海外の読み物を購入するのと、純喫茶で過ごす一時間を天秤に掛けると、何方に傾くかというのは私の一生を掛けた至上命題でもある。

私は用を終えたその場所からそそくさとその場を後にして、次の目的地へと向かう。そろそろ雑貨屋が開店する頃だった。

重厚で美しい、歴史を感じさせる外壁を潜ると、何とも柔らかい橙が降り注ぐ。飾られているのは、売られているのは、女性心を擽る、愛らしい雑貨達。童話や食べ物をモチーフにした物が所狭しと並べられている。

私は入荷状況を確認する為に、まずはブックカバーのコーナーへ。売られているカバーの柄は主に植物達。私が探し求めている時計兎の柄ではない。

此処でも入荷はされないか。そう思って離れた矢先、代わりの物が私を出迎えてくれた。飾られているのは赤の女王、時計兎、トランプ兵のポーチ。それもただのポーチじゃない。テニエルの模写。元祖、不思議の国のアリスを形作るあの絵柄のポーチ。

今日はオペラ座の怪人を購入した。喫茶店はまだ訪れてない。はて、どうするか。

考えること数分。鞄の中に潜む日焼け止めを考えること数分。私は店を後にした。恐らく、あの中には入らない。では、次回に繰越すとしよう。

次に向かうのは決まっている。が、話しはとりあえず此処で区切らせて戴こう。

古本と純喫茶好きには極楽とも取れる程の激戦区。本能が求めて止まない甘美の都。それこそが愛するこの街。

買うつもりはなかった!! オペラ座の怪人!!

出会うはずなかった!! 不思議の国のアリスの小物!!

(是非、卒業式の宣言を思い浮かべて下さい)


好きな街は幾つかありますが、その中の一つを箸休めの拠点にしました。

オペラ座の怪人に挫折する未来から目を背け、

(作者は海外の読み物が日本語訳された物が苦手です)

不思議の国のアリスの小物に脳を焼かれ、

(アリス系列チラつかせると、『ぎゃわ゛い゛い゛』と内心叫ぶ人間です。見境がない)

こんな日々だっけ( '-' )

と思って今を過ごします。


もし飲むヨーグルトが好きで、インド料理店にはいったら、ラッシーオススメです。

超濃厚飲むヨーグルトこそがラッシーなので。

細いストローだと、濃厚なので上手く吸えない。ヨーグルトの爽やかな酸味が脳を焼き、そのとろりとした喉越しに引き付けられます。


本日のドグラ・マグラの珈琲は苦めでした。

訪れる事に味が僅かに変わるのは、○の恩返しを思い出しますね。

その掴みどころのなさが好きです。

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