アバターが必要
正月休みが明けて社会復帰する時にいつもアバターがいればいいのにと切に願います
別に社会復帰したくない訳ではありません
いや少しあるかもしれません・・・
いやいやできたら社会復帰しなくてもいい日が続かないか・・・
そんな怠惰な誘惑に負けそうになる社会復帰する前日の夜です
もう一つ社会復帰したくない理由があります
それは逢う人逢う人に毎回新年の挨拶をしなければならないからです
「おめでとうございます!」
ひねくれ者の学生時代を過ごした私にはこの表現が妙にひっかかるのです
「みんながみんな目出度いわけではないだろう?」
いつもそう想うからです
目出度いと想っていない人に「おめでとうごございます!」なんて言っても「ほっといてくれ!」と大きなお世話じゃないでしょうかね?
まあ、朝起きたら「おはようございます!」と言い、眠る前に「おやすみなさい!」と言うのと同じ意味なのかもしれません
それがただ一年の始まりの最初に逢った時に言うだけのことなのかもしれません
ところがひねくれ者でもない人でも、何回も同じことを言わなければならないことに苦痛が生まれてくることはありませんでしょうか?
願っているわけでもないのに次から次へと人に逢ってしまうことがあります
そしてそのうちこの人には言ったかどうかまで曖昧になってきたりします
よく日常で「おはようございます!」と言ったら「さっき言ったでしょ?」と言われることがあるのですが、それと似ています
しかし、年始の特別な挨拶だけに「さっき挨拶してたのになぁ・・・」と特別にバツの悪さも感じてしまい、今年はどんな年になってしまうのだろう・・・なんてネガティヴループに嵌ったりしたらこれ以上もったいない話はないですね
こんな時こそAI技術が炸裂してくれたらいいのになぁと思います
アバターを生み出してくれて、全員への挨拶を代理でしてもらいます
挨拶が終わった人は画像とともに保存されて、年内に今度出逢ってももう一度挨拶をしてしまうなんて失敗を起こさないようにします
良い案ではないですか?
アバターが挨拶を代行してくれている間に、本人は自分のしたいことに没頭できるというものです
だいたい、挨拶でどれだけの時間を食いつぶされているかを痛感しています
これが実現できれば社会復帰へスムーズに移行できます
私は年賀状を出さなくなって数年が経ちます
最近は定型文を考えてメールへペーストして必要な人にだけ送信したりします
それも面倒な時はSNSで発信して済ませてしまいます
ほんとどれだけ人と関係を持つのが億劫なのだろう?と正直想うこともあります
さらにアバターまで用意できないか?と考えるなんて・・・
結局、本当に大切なものは一握りなんだと痛感します
好きなことを好きな時に好きなだけして生きていたい
アバターが大活躍する時代が来たら・・・
皮肉なことに好きなことをしたいという最も人間らしい欲望は、最も感情に左右されない判で押したようなアバターによって実現されることになるかもしれません