プロローグ2
明日は転生TSの更新となります。お楽しみに!
「ふぁーー終わったなぁseason1。season2が始まるまで取り敢えず運動でもしないといけないかなぁ。」
そう実は俺は堕天使ネンガルとして有名である強欲の魔王だったりする。Orpheegoalと言うゲームを極めるために生きていたりする所謂ゲーム廃人である。
俺の名前は多々良 皐月。苗字が珍しいとよく言われてきた。現在は22歳、本来ならば大学へ行っているであろう年代なのだが、行かなくてもいいし、なんならゲーム会社とかプロの方からもスカウトがかかってたりもしているくらいのゲーマーだったりする。
妹も本来は高校を中退したかったらしいが、親がそれに反対したため高校だけは行くようだ。
「おにぃ!」
今妹は俺の部屋にいる。何故だ、、、なぜだかわからんが居る。こいつは妹の多々良 雅
結構露出の多い派手な服を好んで着るギャルではあるが俺にベッタリなブラコンでもあるぶっ飛んでる人格をしているのである。とりま妹に確認を取る。
「season2の発売日っていつやっけ?」
と聞いてみる。
「もうおにぃも分かってるんでしょ?11月20日だよ」
今は西暦2029年11月15日である。少しの調整をかけてから販売と言う風になるのだろう。season1をプレイしていたプレイヤーはそのままログイン出来るそうだ。しかしデータは元に戻っている。また1からのやり直しである。
「よーし、また1から這い上がってやるよ最強の座に」
またこの男は誓った最強になると。
この男の紛争はまた次の機会にお預けとなるだろう。
「取り敢えず、10キロ走ってくるか」
取り敢えずで走っていい距離では無いが毎日しっかり走っている。
「おにぃ!朝ごはんは?今日はあたしが作ったんだから食べてよねーーー」
「帰ったら食うよ!待っててーー」
「むーーーーーわかったよ」
頬を膨れさせてはいるがまぁそんなことで待ってては行けない。早く走って帰ってこよう。
走っている途中、いつも友達に会う。まぁそいつも一緒に走っているが。
「おはようございます多々良さん」
こいつは霍 菫。
剣道場、北辰一刀流翁術の道場を開いている霍家の娘であった。俺より歳が4つも下である。
「おう!霍さんこそ今日も早いですね」
「いえいえあなたほどではありませんよ。今日ももしかして10キロですか?」
「えぇ…まぁ10キロ走ります」
「私も少しだけお供させてもらってもいいですか?」
「すみません今日は早く済ませないとなので、妹のご飯が待ってますし」
「なるほどです。それではここら辺で失礼致します。」
「嗚呼、お元気で頑張ってください」
「はい。ありがとうございます!!!!」
大きく手を振る霍さんを見ながら走る。
そろそろ家に戻るルートであるUターンが見える頃であった。
「ほんとここ長いよなぁ」
そうUターンしてから来た道を戻るのである。そんなこんなで走って家まで戻るのであった。
「ふぅ…ただいま雅」
ガタガタ、、、
「おっおかえり、おにぃ」
「どーした?何かあったか?」
「いや何も無いよ!!おにぃ!取り敢えずおにぃはご飯食べてて」
「へいへい!」
そんなこんなで平和な1日が始まる。しかし20日からはまた大暴れの激動の時が始まるのであった。
「さて、いっちょやりますか」
これはリアルでの始まりの物語であった。
「ニュース速報です。」
なんとニュースが来ていた。
「ただいま、発売中のNew title online Orpheegoal.season2のゲームコーナー前に長蛇の列があるとの事です。それに危険を感じた人々の苦情により、警備員がつくまでの大規模な行列となりました。」
「ほへーーないやつってここまでやってるんか、てかまた人口増えんのかよ、、、このゲームの初心者いると絡まれるから嫌なんよなぁ」
基本的にOrpheegoalは普通のゲームとは違う、VR対応フルダイブオープンアクション型MMORPGであるため勝手が変わってくるのである。自分と相手との差も分からない連中が沢山湧くのである。
それでもまぁ自分のしたいようにやるだけだろう。
彼の知らないところでは掲示板が出来ていたりする。
しかし彼は全くもって興味無いのであった。
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掲示板
Orpheegoal.season2開始前前プレイヤー感想スレ
題名:Orpheegoal.season2おめでとう
001:@名無しの前シーズンプレイヤー
:いやーーーよかったよかった。楽しかった。次もやる
002:@名無しの前シーズンプレイヤー
:もちろん俺もだ。
(と、これにはみんな便乗していた。)
029:@名無しの前シーズンプレイヤー
:そー言えば結局、強欲には勝てたのか?
030:@名無しの前シーズンプレイヤー
:動画を見た感じダメそうだな。あいつ次もやるだろうから大変だろうな。
031:@名無しの前シーズンプレイヤー
:やはり初手から潰すべきか?
032:@名無しの前シーズンプレイヤー
:それはマナー悪いだろまぁランカー落としたいならありだろうが。
とそんな途方もない話をしているのであった。
そんなことも知らない、彼は気ままな旅をしながら強欲の魔王の座を時が来るまで待つスタンスを貫くようであった。
次回から本編となります。お楽しみに!!