【ユングのタイプ論補足】私のお気に入りなろう作家さん、この方はこのタイプ!【独断と偏見】
ユングのタイプ論で自分を知ろう! というエッセイを先日投稿しました。
急いで投稿したこともあり、分かりにくかったように思います。
また、そのエッセイで書いた通り、私は内向的直観型です。直観型はぱっと読んで『ああ、こういうことだな』とサッと理解するので、ユングのタイプ論を自分好みに読み違えていたりと、正確さには少々問題があります。
とはいえ豆知識的に聞きかじったものではなく、自分の人生に深く影響を与えた思想のようなものですので、いい加減な知識ではないつもりだということだけ申し上げておきます。
さて、ユングにおいては人間の性格タイプは8つに分けられると前回書きました。
その8つのタイプどれかに一個人があてはめられるというわけではなく、誰もがその8つのタイプを持っていて、その中で1番強い性格タイプを指して「あなたは〇〇タイプ」と名付けられる、2番目に強いタイプがサブタイプと呼ばれる、と書きました。
まずは『外向型』と『内向型』の2つに大きく分けられ、それぞれに『思考型』『感情型』『感覚型』『直観型』がある。
ここで『外向型』と『内向型』が分かりにくかったように思います。
陽キャなら外向、陰キャなら内向みたいなことではありません。外向的な人にも陰キャはいますし、内向的だけど人付き合いが上手で明るい人もいます。
敢えて簡単に言うなら『自分がどこにあるか』の違いです。外側から認めてもらわないと自分がなくなってしまうのが外向型、内側に持っている自分が外の世界を作り出すのが内向型、と言ってしまいましょう(ヘルマン・ヘッセさんもそう書いてらっしゃいました)。外向型は自分を存続させるために外に働きかけて何かを成すことが出来ます。それが出来ないと陰キャの引きこもりにもなり得ます。内向型は特に外に出なくても自分がなくなりはしないし、その自分が大勢と違っていると怖いので、基本的に引っ込み気味であり、何かを成すことがしにくいです。しかし良い仲間に恵まれる等して外に出て行くことが出来れば、内向型でも陽キャになれます。
さて、では具体的に、私のお気に入りユーザーさんを例に、『この方はこのタイプだ!』と、勝手ながら決めつけさせて行ってみようと思います。
本当は誰にでもわかりやすいように有名人のほうがいいのでしょうが、私はテレビを見ないのでよく知らないのです。
それでは、行ってみたいと思います。
【外向的思考型】
・高取和生さん
とても常識的で、正義感が強く、綿密な思考によって、きっちりと設計図を書き上げてから執筆をする作者さんという印象を持っています。とても男性らしいタイプです。その上とても優しい感じがするのはきっとサブタイプにそういう柔らかいものを持たれていらっしゃるのでしょう。
他にこのタイプには世間の流行り言葉や身の回りのことについて考えたネタをよく書くという特徴があるように思いますので、Q輔さん、鶴舞鱗太郎さんなどもこのタイプかな? と。
作中人物でいえば、みずかめさん作『脅され彼女~可愛い女子の弱みを握ったので脅して彼女にしてみたが、健気すぎて幸せにしたいと思った~』に出て来る彼女のお父さんがそれっぽい。世間体を気にして「~ねばならない」みたいな頑固さが結構ありがちなタイプらしいので。
【外向的感情型】
・咲月そらさん
お優しくて、面倒見がよくて、好きになった人には一途、そんな感じがします。女性らしさのかたまり。社会生活に関する知識や常識もよく心得ていて、冗談もよく通じて返しも上手、頼れるいいお母さんになりそうなタイプ。それでいて愛する者に害を成しそうな相手や嫌いな相手には筋道を立てて丁寧な攻撃を繰り出しそう。一家に一人、いなければならないような大事にされる人物。
作中人物だと一布さん作『心を縛るXXX』に出てくるおばあちゃんがまさにこのタイプを絵に描いたようなキャラです。
【外向的感覚型】
・空原海さん
とにかくお洒落でカッコよく、刹那的な儚さも感じさせ、センスのいいものをいっぱい知っていて、決してワインを紙コップで飲んだりなんかしません。色彩感覚、音の感覚、皆優れていて、見る人を圧倒します。怖い人かと思いきやサブタイプの外向的感情型がうまい仕事をしていて、じつは情がとても深い。そんな感じ。
作中人物では同じく空原さんの『結城蘭さん』。彼女は決してクズではないでしょう。自分に素直なだけ。
【外向的直観型】
・愛猫家奴隷乙さん
思考型かとも思いましたが、思考型が「~ねばならない」タイプなのに対して、あの柔軟さ、対応の速さは直観型だ! 論にするネタや論旨を素早く捕まえて来て俎上に乗せ、それをこちらも発達したサブタイプの内向的思考で文章にする。このタイプは天才かとんでもないバカかのどちらかになるらしいですが、どちらにでもなれる柔軟さが本当に素晴らしいです。
他にこのタイプといえば、私にはひだまりのねこさんが浮かびます。ただ、この方は底が知れないので、とりあえず保留としておきたいと思います。
作中人物でいえば、なろう作品のキャラではないのですが、金田一耕助さんはこのタイプの代表選手でしょう。
【内向的思考型】
・ヤマダヒフミさん
相互さんではないですが、このタイプといえばこの方しか思い浮かびませんでした。典型的な小難しいことを語るタイプですが、この方の文学エッセイを読んでみればわかる通り、難しいことをとてもわかりやすく親切に書かれていらっしゃいます。糖質タイプなので普通は平凡な才能の持ち主なら自分にだけわかってりゃいいみたいな独り言になりがちだと思うのですが、きっとサブタイプに外向的なものを持っていらっしゃって、それが『わかりやすいことはいいことだ』みたいな意識になっているのでしょう。なろう文学界の池上彰。
【内向的感情型】
・星花愛さん
その愛は、内側へ向く。内側には広大な宇宙のような空間が広がっている。そこを満たすほどの、大きな愛。大きすぎて持ち主を時に不安定にさせてしまうほど。その苦しみは、誰にもわからない。そんな神秘的ともいえる内面世界を持ちながらも、その愛を明るくみんなにふるまってくれるのは、きっとサブタイプがバランスをとっているのでしょう。大きな、大きな、気さくなマリア様みたいな、素晴らしいキャラです。
【内向的感覚型】
・脱兎田米筆さん
私の最も理解できない、私のタイプの対逆にあるタイプ。思考型の男性が感情型の女性に惹かれるように、対逆のタイプの方というのはとんでもなく惹き付けられるもののようです。どっしりと落ち着いた場所から視点を動かして、様々な角度から、様々な色、音、声、そんなものを描き出してくださいます。せっかちで次へ次へとストーリーを進めて行きたがる私の、まさに正逆。そんな内向的感覚の下手すれば理解できないような世界を、サブタイプの内向的思考がわかりやすく、目に見えるものとして届けてくださいます。
【内向的直観型】
・たらこくちびる毛さん
どう見ても私と同じタイプがメインです。感覚型が『これでもか』っていうぐらい描写するのとは正反対。とにかく一言で済ます。速さが売りのひとつ。アイデアは空から降って来る。他人との差別化を図るまでもなく元々個性的。同じタイプであるがゆえに私の対抗心を煽ってくれます。私と違うのは、サブタイプの外向的思考型がうまくバランスをとっていて、流行をうまく取り入れたり、多くの人の共感に訴えることができたりするところが強み。また、私みたいにひどいことを書くことのできない優しい人格がモテ要素となっています。
以上、すべて私の独断と偏見による決めつけですので、ご容赦をm(_ _)m