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小品

デバイス

作者: 星野☆明美

「3k映像はデバイスを動かすと、それに伴って映像が動きます」

「うわあすごいー」

僕たちは大はしゃぎだった。

「はい、それじゃあ、終わった人からデバイスを回収します」

先生が手をぱんぱん、と打ち鳴らして言った。

「私の映像、滝の映像だった」

「僕のは砂漠」

きゃっきゃ言いながら身につけたデバイスを先生に返しに行く。

「あのう……」

ワシモ君がモジモジして言った。

「どうしたの?」

「デバイス、返さなきゃだめ?」

「だめです」

「全部?」

「全部です」

先生はワシモ君が何者か知らないんだ。僕らと同じ生徒だと思ってる。

「先生!ワシモ君から『全部のデバイス』は返せませんよ」

「どうして?」

カシャーン、ばらばらばら。

「あらまあ!」

先生は目を見開いてワシモ君を見た。

それ、はワシモ君という名のAIの入ったチップが床に落ちているだけだったから。

それ以外は全部デバイスで出来てたんだ。

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