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また、つまらぬものを斬ってしまった……で、よかったっけ? ~ 女の子達による『Freelife Frontier』 攻略記  作者: 一色 遥
第四章『ボタン』

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力のアマゾネスと、心のアマゾネス

前回のあらすじ

・シロは薙刀使い

・めちゃくちゃな特訓

「セツナー、こっちこっちー」


「ごめん、お待たせ」


「全然気にしなくて大丈夫だぜー。急ぐ話でもないからにゃー」


 ケートからの連絡もあって、ひとまずアルテラに戻ってきた私とシロは、噴水広場でケートと合流していた。

 ナインの姿がないけど……会ってきたんだよね?


「あー、ナイン君? ナイン君は、今飲み物を買いに行ってるぜー」


「そう。まあ、私はいなくても良いんだけど」


「にゃはは、相変わらず辛辣だにゃー。それで、セツナその後ろの、」


「お、お待たせしましたっスー! 並んでたので遅く……」


 ケートが私の後ろに控えていたシロへと目を向けて、話をしようとした直後、後ろの方からナインの声が響いてきた。

 その声に振り返れば……ジュース片手に走ってきたナインが、すぐ近くでビシッと固まってしまう。

 片足上げた状態で固まるとか、器用なことするなー。


「……ナイン様?」


「し、シロ!? なんでセツナさんと一緒にいるんスか!?」


 おや、知り合い?

 というか、もしかしてシロが認められたい相手って……?


「それはナイン様には内緒ですの。それよりも、なぜナイン様がケート様と?」


「そ、それはその……」


「ナイン君は私が呼んだんだぜー。君がシロさんかにゃー?」


「はい、ご挨拶が遅くなりました。(わたくし)、シロと申します。よろしくお願いいたしますの」


 ナインの騒がしい姿とはまるで違い、シロは令嬢のようにゆるやかな動きで、しっかりと頭を下げる。

 もうなんていうか、育ちが違うって感じがすごい。

 いや、ナインが野生児ってわけじゃないんだけど……。


「うひょー、すっげぇ可愛いにゃ~……」


「ありがとうございます。ケート様も、動画以上に輝いて見えますの」


「あ、ありがとう、だぜ」


「なに照れてんの? ちょっとその顔だらしなくて気持ち悪いんだけど」


「し、辛辣だにゃー!」


 でへでへと照れるケートの顔が、あまりにもみっともなくて、ついそんな言葉が口からこぼれてしまう。

 そんな私に、ケートは「殺生にゃー」とすがりついてきて、余計になんか面倒くさくなった。

 なんなの?


「で、ケートはなんで私を呼んだの? 何か話があったんでしょ?」


「おっと、そうだったぜ。キャラバンの話なんだけどにゃー。ナイン君からは良い返事をいただけたのだぜ!」


「はいっス! 誘っていただけて光栄っス!」


「暑苦しいから、ナインさんはちょっと黙ってて」


「ひ、ひどいっス!?」


 手のひらを壁にして、しれっと口にすれば、「ひどいっス、ひどいっスよぉ~!」と余計騒がしくなる。

 ええい、話が進まない!


「にゃはは、セツナは相変わらずだにゃー。ま、それで、セツナにも言ったけど、もう一人を紹介して欲しいって話をしたんだぜ」


「あー、そんなこと言ってたねー」


「うむ!」


「そうっスそうっス! ケートさんにそう言われたっスから、紹介しようと思ってたんスけど……まさか、紹介前に会ってるなんて思わなかったっスよー」


 ナインはそう言いながら、私の横に立つシロへと目を向ける。

 ああ、なるほど、そう繋がるのか。


 ナインの視線をまっすぐ受け止めたうえで、シロはにっこりと微笑んで「お話は分かりましたの」と、ケートへ向き直った。


「ですが、ひとつ条件をつけさせて頂いてもよろしいでしょうか?」


「条件? なにかにゃ?」


「セツナ様が(わたくし)の先生になってくださるなら、私、ケート様のキャラバンとやらに加入させて頂きますの」


「……私が先生? なんの?」


 突然当事者にされて、私は頭にハテナを浮かべつつ首を傾げる。

 そんな私に苦笑してから、シロは私の腕に腕を絡めて「もちろん戦いの、ですの」とにっこり笑ってみせた。

 なるほど……もっとしごけば良いのかな?


「そ、その……もう少し優しく教えて頂けると嬉しいのですが……」


「そう? 結構優しいと思うけど……結局死ななかったわけだし」


「や、やっぱり殺すつもりでしたの……?」


「リアリティがあってもこれはゲームだし、ゲームってことをはっきり理解するには、一度死んだ方が良いし?」


 実際、私はその考えに負けたわけだし。

 それに、シロは自分の力を認めさせたいんでしょ?

 だったら余計に、自分の命すら手札にしないと勝てないかもしれないしねー。


「……ナイン君、聞いた?」


「聞いたっス……怖いっス……」


「アマゾネスが二人揃って、心体アマゾネスになっちゃったにゃ……」


「あと技がいたら完璧っスね……」


 こそこそと話をするケートとナインに目を向ければ、二人してすぐさま目を逸らす。

 ……聞かれたらマズい話でもしてたのかなー?


-----


 名前:セツナ

 所持金:105,040リブラ


 武器:居合刀『紫煙』

 防具:戦装束『無鎧』改


 所持スキル:【見切りLv.4】【抜刀術Lv.15】【幻燈蝶Lv.6】【蹴撃Lv.11】【カウンターLv.10】【蝶舞一刀Lv.11】【秘刃Lv.2】【符術Lv.3】【八極拳Lv.5】

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― 新着の感想 ―
[一言] 技のアマゾネスってなんぞ…… イメージ的には弓と……剣か槍が使える感じ? あれ?たしかそんな人がいたような
[良い点] >「あと技がいたら完璧っスね……」 見事なフラグですねw
感想一覧
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