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また、つまらぬものを斬ってしまった……で、よかったっけ? ~ 女の子達による『Freelife Frontier』 攻略記  作者: 一色 遥
第四章『ボタン』

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ツーマンセル?

前回のあらすじ

・喫茶エルマンにナインを呼び出したケート

・ナインはシロという女の子に対して、思うことがあるようで?

 ナインとケートがエルマンで話をしていたであろう時、私はとある女の子に絡まれていた。

 絡まれていたというのは語弊があるかもしれない。

 詳しくいうところの……そう、壁ドンされていた。


 壁ドン相手は女の子で、薄いピンク色のウェーブした柔らかい感じのボブカット。

 目もぱっちりしてて、とても女の子らしく可愛らしい感じ!

 身長はカリン達と同じ感じかな?


「貴女、セツナ様で合っていますかしら?」


「うん。セツナさんであっています」


「そうですか。でしたらお願いがありますの。私の特訓に付き合って頂きたいのです」


「……なんで?」


 ぶっちゃけ、いきなりすぎて色々と頭が追い付いてない。

 だって、見た目はすごい可愛らしい女の子なのに、いきなりの壁ドンだよ!?

 まあ……いざとなれば斬れば抜けれるけど。


「何故かと言われますと……ある人に認められたいからですの。その方は、トッププレイヤーの一人に名を連ねておりますので、生半可な特訓では意味がないのです」


「なるほど、それで私に。でも、私は教えるの下手だよ?」


「構いませんわ。トッププレイヤーの中でも、一二を争う実力者の普通を感じさせていただければ、メニューやレベルはこちらで設定させていただきますので」


「んー? つまり、私が戦ってるところを見れれば、それだけで特訓になるってこと?」


「ええ、その通りですの」


 なるほどなるほど。

 それなら全然問題ないかなー。

 私と一緒に狩りに行って、戦ってるところを見せればいいだけだし。


「りょーかい。それならいいよー」


「ありがとうございます。でしたら早速、」


「の前に、自己紹介しよっか。さっきも名乗ったけど、一応ね。私はセツナ、刀使いだよー」


「申し遅れました。(わたくし)、シロと申します。メイン武器は薙刀ですの」


 スッとアイテムボックスから取り出した武器に、思わず口を開いて驚いてしまう。

 シロの背を越えて、私の背も越えて……シロの身長1.5倍くらいの長さの薙刀だったからだ。

 これ、扱うの大変そうだ。


「んじゃ、とりあえずシロさんがどれくらい戦えるか見せてくれる?」


「分かりました。どちらへ向かいましょうか?」


「あーいやいや、ここでいいよ。決闘システムで」


「……要は、セツナ様と戦って見せろ、ということでしょうか?」


「大正解。その方が、お互い分かりやすいでしょ?」


 不安そうな顔を見せつつも頷いたシロに、私は決闘の申請を出す。

 ……んじゃ、見せてもらいますかねー。

 瞳の奥にある隠しきれてない闘志が楽しみだ。



 side.ケート


「同性に恋愛感情を抱くなんておかしい、なんて思いは私もあったにゃー。憧れの感情を履き違えてるだけとか、恋に恋したいだけだ、とか……色々思ったことがあるにゃ」


「……」


「でも、想っちゃって募っちゃった以上は、仕方ないんだよにゃー。恋愛は男女でするものとか、そんなのはクソ食らえ! って、最後はぶちギレ気味に笑ったりしたんだぜー」


「その、相手はやっぱりっスか?」


「ん? そりゃ、セツナ以外いないでしょ」


 ま、セツナはまだまだお子ちゃまだけどにゃー。

 急がなくても良いし、セツナが自覚するまでは、言うつもりもないけどね。


「恋愛感情って、言ってしまえばさ。なにがあっても一緒にいたい、この先を共に生きていきたいみたいな感情だと思うんだよにゃ。恋愛なんて言ってるから色恋沙汰みたいな扱いだけど、この先の人生で、お互いがお互いの一番でいたい、いて欲しいって気持ちは、同性とか年齢とか関係ないと思うんだよにゃ」


「それは、そうっスね」


「そう気づいた時、ケートちゃんは気づいちゃったのです。そう、私は、セツナに恋してるんだってにゃ」


 言いながら頬が少し緩んでしまう。

 ほ、本人に言ってるわけじゃないんだけど、恥ずかしいものだにゃー!

 うひぃー!


「なんていうか、カッコいいっスね。好きな人を、好きって正直に言えるのは」


「なーんにも難しいことじゃないぜー。ただちょっと恥ずかしい気がするけど、この恥ずかしさってのは嫌な恥ずかしさじゃないしにゃ!」


「難しいことじゃない、んスけど、やっぱり難しいっス。だから、そう言って笑えるケートさんも、断られるかもしれないと思いながらも伝えてきたシロも、みんなスゴいっスよ。カッコいいっスよ」


「にひひ、照れるぜ」


 笑いつつ、熱くなった頬を、飲み物含んで少し冷ます。

 けど、ナイン君はそのシロって子をどう思ってるんだろうかにゃー?

 なんとなく、好きになんじゃないかにゃーって思うんだけど……伝えるのは難しいかもにゃー。

 告白を断った相手に、こっちから告白するとか、なんなんだお前って感じだし。


「ま、なんにしても、セツナに聞いてみないとキャラバン入りは判断できないにゃー」


「自分も、シロに聞いてみないとわからないっス」


「てなわけで連絡……って、今決闘中? なんで?」


「セツナさんに決闘を挑む人なんてそうそういないっスよね……って、シロも決闘中っスね……?」


 お互いの連絡相手が決闘中……。

 まさかそんな馬鹿なことがあるはずがないよねー?


「ぐ、偶然っスよね?」


「そりゃ、偶然……だと思うんだけどにゃー」


 言いながら、二人して顔を見合わせ、なんとも言えない表情を晒す。

 なんか、セツナならやらかしてそうな気がするんだよにゃー……。

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