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また、つまらぬものを斬ってしまった……で、よかったっけ? ~ 女の子達による『Freelife Frontier』 攻略記  作者: 一色 遥
第四章『ボタン』

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お食事処『シーサーペント』

前回のあらすじ

・シロの訓練が終わった

・ナインがシロを連れていったので、セツナはケートと一緒に……?

「おっまたせーにゃ!」


 第三層『ウルティア』へと戻ってきた私は、ケートに手を引かれるまま港近くのお店へ。

 お店の名前は『シーサーペント』……いわゆる、海の未確認巨大怪物体だ。

 たしかウミヘビのでかい版だったような……。


 そんな謎のオーラを醸し出す店名とはうって変わって、お店の中はリアルで言うところのレストランみたいな感じで、明るい雰囲気のお店だった。

 まあ、壁に掛けられてる大漁旗は……港だし、仕方ない部分があるのかもしれない。

 すっっっっごく浮いてるけど。


「いや、こちらこそ連絡を貰えて助かった。ありがとう」


 ケートの正面にいたのは……見たことのある赤い鎧の男性。

 そう、グレンだ。

 ……相変わらず、見た目が暑苦しい。


 ちなみに、グレンの座っている席には、グレンのパーティーメンバーも揃ってたりする。

 薄灰色のローブを着た赤髪ポニーテールの美人さんがイチカ。

 私がイベント予選で倒した、茶髪の優男がトーマス。

 黒髪で相変わらず地味な女の子がミシェル。


 となると、残った山賊崩れみたいなおっさんがゴンザブローか。


「ミシェルから話は聞かせてもらったが……もう一度、しっかりと話を聞かせてもらっても良いだろうか? 船に関しては、第三層の攻略に必要不可欠な要素だからな。慎重に事を進めたい」


「分かったぜー。とりあえず、今うちのマスターなクリエイターが作ってる船はこんな船だぜー。外輪船って呼ばれるタイプの船だにゃー」


 言いながらケートが取り出したのは、船の絵が書かれている紙。

 どうも、暇を見つけて、記憶から書き出していたらしい。


「一応、作業中にはなるけど、現物もスクショで取っといたぜー」


「ふむ……かなりのサイズだな」


「ええ、こんくらいありゃあ、このメンバーだけじゃなく、あと5パーティーくらいは余裕だと思いやすぜ」


「5パーティー……つまり、我々含めて30人以上ということか?」


「もちろん、それぞれが余裕を持って武器を振れるって状況で、ですぜ?」


 ずずいっと身を乗り出してきたゴンザブローが、イラストやスクショを見て、そう判断した。

 言ってることはマトモなんだけど……見た目と言動があまりにも山賊で、海の男には見えないんだけど……。

 あとこの人、絶対に刀より斧が似合う。


「なるほど。どうだ、ゴンザブロー。この船のサイズや設備で、操舵はできるか?」


「やってみなけりゃ分からねぇところではありやすが……サイズは問題ねえな。親父に貰った帆船のがでけえしよ」


「なら問題は無さそうだな」


 いや、待って。

 父から貰った帆船って何……。

 カリンが作ってる船より大きい船をリアルで持ってるの……?


「俺ァ、リアル漁師だぜ。今じゃ機械で動かす船がメインだけどよ、親父の代は帆船も使ってたらしくてな。機械に頼らねぇ男になれって、昔から帆船の操舵もやらされてたのよ」


「お、おう……めちゃくちゃだにゃ……」


「……それって良いの?」


「俺ァ、海の男だからよ! 難しいことはわからねぇぜ!」


 それ、暗にダメって言ってない!?

 いや、ほんとにこの人達で大丈夫なの……?


「とはいえ、俺も外輪船の操舵は初めてだからよ。ちっと練習はしねえと、人なんざ乗せられねえぜ?」


「ふむ。それはもっともだな。ケートさん、その辺はどうにかできそうか?」


「あー、それに関しては問題ないと思うぜー。リン……カリンが、練習用に同じ仕組みの小型船も並行して作ってるって言ってたし」


「なるほど。ならば、それで練習すれば良いということだな……」


 それは知らなかったんだけど……まあ、そうなるのも仕方ないかな?

 どうしても見つからなかった場合は、NPCか私達の誰かが小型船で練習するって流れになってたんだろうし。

 その場合だと……ミトちゃんかな?


「ふむ、承知した。我々としては問題は無いが……そちらはどうなんだ?」


「ん? ああ、私らは操舵できる人が見つかれば問題ないにゃー。船ってのは動かしてこその船なんだぜ……!」


「そ、それはそうだが。第三層ボスなどは、我々と共に行く必要が出てくるのだが……」


「構わないぜー。それにリンのことだからにゃー。そのうち風魔法とか火魔法で動かせる小型ボートくらいは作りそうだし」


「あー、カリンさんなら作りそうかもね」


 むしろ、すでに構想にはかかってそうな気がする。

 たぶん最初に外輪船を作ってるのって、海を進む外輪船が見たかったとか、そういう個人的な感情を優先したからかも?

 カリンって、仲間のためにイベントに参加しなかったりするし……感情がなさそうな顔してるのに、結構感情的なんだよね。

 なんだかんだで結構怒るし。


「ならば、我々としては是非話に乗らせてもらいたい。船にリソースを割かなくてもよくなるのは、願ったり叶ったりだからな」


「おーけーにゃ。こっちも助かるぜー」


「うむ。よろしく頼む。では成立の証として、キャラバン同士の同盟を組もうと思うが……まだそちらは、キャラバンを組んでいないようだな?」


「まーねー。もうすぐ組めるとは思うんだけどにゃー」


「私の弟子みたいな子が、まだ二層なんだよね。だから、その子が三層に来たら組もうと思ってるよー」


 ケートの補足と言わんばかりにそう口にした私だったが……グレン達はピシッと石になったように固まる。

 およ?

 なんか変なこと言ったっけ?


-----


 名前:セツナ

 所持金:102,040リブラ


 武器:居合刀『紫煙』

 防具:戦装束『無鎧』改


 テイム:ブラックスコーピオン(幼体)『ハクヤ』


 所持スキル:【見切りLv.4】【抜刀術Lv.15】【幻燈蝶Lv.6】【蹴撃Lv.11】【カウンターLv.10】【蝶舞一刀Lv.11】【秘刃Lv.2】【符術Lv.3】【八極拳Lv.5】

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