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異世界転生?

逝きたい

一度は誰もが考えるであろうシンプルな願い、

私はいつも考えている、死んだその先のことを..

異世界での過ごし方を!



自己紹介がまだだったね...我は魔王討伐のため選ばれし者、その名もアーサー...


ジリリリリ!ジリリリリ!目覚ましを止める

「はぁ...やぁ諸君!Bad morning!」突然踊り出す

「彼女いない歴〜23歳♪

特技なければ〜趣味もないな..い?」連絡がきた

友達:(昨日は奢ってくれてありがちょ!結構高かったっしょ?w)

急いでスマホの銀行口座を確認したところ残高は残り僅かであった。

「酒に飲まれて〜昨日散財♪..あぁ..逝きたい..」

今日も目を閉ざす。

(今日も同じ装備を身につけて同じ馬に乗り同じ旅路を進みギルドへ向かう..また妄想をしていた..自分は高校を卒業してすぐに会社に就職した、金がなかったわけではなく単純に受験という戦地から撤退をしたまでだ。仕事は至って簡単でデータを入力したり書類を作成する作業だがその量や環境はイカれてる!)

会社に着いて自分の机に向かったときなんかが迫ってきた。ペンが回り始める。

「..おいっ!」(特にヤバいのは魔王軍隊長..)

「..おいって!」(そいつは通称...)

「おい!聞いてんのか佐藤!」その大声でふと我に返り反射的答えてしまった

「..!メっメガネクマムシ!」人生が終わったと思った

「は?何言ってんだ?お前!昨日頼んだ資料出来てんのか?」そう怒鳴るのはペン回しが無駄に上手いクマムシにメガネをつけたような中年のおっさん、世間は彼を熊谷さんと呼ぶみたいだ。

「すみません、まだ完成していなくて日が上りきる前には必ず達成いたします。」

クマムシに何度も頭の上げ下げした。

「今日の朝までに終わらせる話だったよな!これだから高卒は...約束を守るのが社会人のルールだろ!昨日の夜何してた!」

(口が裂けても昨日のことは言えない..あれほどの量のクエスト(仕事)をこなすことに絶望しパーティーメンバーの1人(友達)と誘い遅くまで酒場(居酒屋)で飲んだなんて決して..あぁ逝きて〜)

その後はクマムシを逆撫でしないように注意深く謝罪を繰り返した。

(あー仕事終わんねー、今日は仕事終わるまで帰んなって釘刺されてるし二度目はないって言われたからな〜)

あれから何時間も経過し、外は暗闇の覆われ辺りには人の気配がいつの間にか無くなっていた。そんなことを考えていると横から接近するクマムシの接近を探知し、すぐに防御体制(背筋を伸ばしパソコンに目線を向けて指を動かす)をとった。ペンが回り始める。

「どうだ?捗ってるか?」メガネクマムシの口撃!

「はい!もう終わらせます!」効果抜群のようだ!

先ほどのやる気がクマムシのおかげ急激に上昇した!

「その..なんだ..」すると、クマムシが珈琲缶を自分のデスク上に置いた。先ほどまでと様子が違うこと気づいた。

「昼間はあんなに怒鳴って悪かったな..お前ならやってくれるって信じてたんだ..それを裏切られたような気持ちになったからついな..わかるだろ?」

(確かに信じて最初から隣で戦っていた仲間が実は敵だったという展開はよくあるがそいつが好きだったときのショックは特に大きい..)

「...はい、すごくわかります..許せません!」

「おう..そっそうだなわかってくれるか!これはその詫びだよ、飲めばさらに集中して作業できるぞ!」

そして彼は気づいた、熊谷さんは最初から自分に期待してくれていたのだと、そして彼は気づかなかった、これがクマムシの必殺技リワード・パニッシュメント!(飴と鞭)彼らを操る最大の精神攻撃!しかしそれは彼に更なる効果を与えた!

(なんか勘違いしてたな..自暴自棄になって目を閉ざして周りが全然見えてなかったけど自分を支えてくれてる人の存在は必ずいるってことに!目を閉ざさずに開き周りを見渡すことで気づくことができた!)

そう思ってすぐにもらった珈琲缶を一気飲みした。

「熊谷さん!なんだかはっきり見えるようになりました!ありがとうございます。」

「えっ?あっあぁよかったよ!じゃあこの後も頑張ってね!お先に!」小走りでその場を立ち去るクマムシ

(目が怖すぎるよあいつ!なんだろうあの全て悟って諦めたかのような目ェ!人1人やっちゃってももう何も感じなくなったみたいな人の目ェ!ちょっと珈琲はやりすぎたかな...てか追いかけて背中とか刺して来ないよね?これからはほんのちょっと気をつけよう..)

そのときクマムシの唯一の特技であるペン回し用の先の鋭いペンの忘れ物に気づいた。今から走ればクマムシに間に合うと考えた佐藤は急いでクマムシに向かった。

そして会社の階段をのろのろと降りていたクマムシを見かけた瞬間嬉しさと安堵のあまり大きな声で

「熊谷さーん、待ってくださーい!動かないでくださーい!」何も事情の知らないクマムシはやはり自分を追ってきたのだと勘違いした、その時月光に反射する鋭利なものをその目に写したことで確信したクマムシは焦りのあまり階段から転がり落ちてしまった。

その後クマムシは全治1ヶ月の入院を余儀なくされ、社内ではどんな環境でも死なないクマムシを追い詰めた狂人としてその名は広がった。その名も佐藤明歩夢。

居心地の悪くなってきた彼は次第にまたもう妄想に耽るようになった。「また逝き損ねた...」


また時間あるときに書きます。おやすみなさい



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