14. 第2戦 対ブラックプール・アウェイ
@ブルームフィールド・ロード スタジアム
レオン・龍馬・エドワーズ
巷では格上と評されたサウサンプトンを2ゴールで下したことでフォレストファンにとっては歓喜の開幕戦となった。
新聞各紙では新戦力の活躍が取り上げられ、レオンの「スカウト・育成に間違いがないことがまた証明された」という論評が大半だった。
チームは開幕戦を勝利で飾った勢いそのままに翌週第2戦をアウェイの地、ブラックプールにあるブルームフィールド・ロードで迎えている。
相手は昨シーズン下位のブラックプールということもあり、今日のスタメンは先週起用できなかった若手の起用を行っている。
フォーメーションは中盤が逆三角の4-3-3(4-1-4-1)。
若手起用メンバーは、
LBコール・ウェンディ、CBブランズ・ホワイト、RWケンゴ・タナカ、CMマルティン・オーウェン、RBマルセル・カスティーヨのメンツ達。
今回はベンチメンバーを起用し勝利を目指した。
試合は前半15分CMオーウェンの中央突破からのスルーパスに反応したSTグラムがゴールで1点。前半アディショナル47分RWケンゴ・タナカが一人でバイタルエリアに切り込み左脚ミドルシュートで更に1点。2-0で前半を折り返した。
前半を優位に終えたうちは後半、CDMハリー・ウィングスに代えてCDMリーマス・ブライトを投入。
バックラインからのフィードを増やし更に攻撃を加えた。
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マルティン・オーウェン 視点(右CM)
そろそろ後半も半分を折り返したところ。
今日のポジションはいつもより低めのCMの位置だが、前半で2点のアドバンテージがあるからにはよりアグレッシブに言ってもいいよねぇ。しかも中央の守備が甘いのか簡単に突破できちゃうし……
今日はベンチに控えているネヴェスさんのようなポストプレーは苦手だけど、足元の技術とスピードには自信あるからね。
また、前半みたいに中央突破でゴールを狙ってみようかなぁ。
『ブラシッチさん!! ここにちょうだいッ!! 』
相手CDMを引きはがすオフザボールの動きを挟んでスプリントするとキッチリ足元にボールが入ってきた。
さすがブラシッチさん! 左脚の精度が一級品だ!
『ハハッ! 僕のスピードについてこれるかなぁ? 』
追いすがるCDMを引きはがしてそのままCBに向かって走り続ける。
グラムさんを意識していた相手CBがこっちの対応に焦って向かってくるが、前半で力量はわかったからここは一人で抜かせてもらうよ!
トップスピードから小刻みにボールを触るドリブルに変化させ、CBが前方に張り付くのを待つ。
『よっとッ! 』
オーウェン間合いにCBが侵入した瞬間、ボールを左右の足で跨ぐシザースでCBを抜き、ゴールに向かって駆け抜けそのままシュート。
後半34分 ノッティンガムフォレスト 得点 3-0
マルティン・オーウェン 1G
『ハァッハァ……いやぁー、簡単!簡単!これで1G1A。MOMは取れたかな? 』
オーウェンはときたま出てしまうナルシスト気質の性格とゴールを決めたことによるアドレナリンで最高の気分のまま残り時間、ブラックプールを蹂躙し、3-0のまま試合は終了を迎えた。
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試合結果:3-0 (ノッティンガムフォレスト勝利)
(内容)
・前半15分
オーウェン選手の中央突破からのゴールドスミス選手の技ありループシュート。
グラム・ゴールドスミス 1G
マルティン・オーウェン 1A
・前半アディショナル47分
タナカ選手のインへの鋭い切込みからの左脚ミドルシュート
ケンゴ・タナカ 1G
マルセル・カスティーヨ 1A
・後半35分
オーウェン選手のシザースによる技あり中央突破とシュート
マルティン・オーウェン 1G
ロヴォロ・ブラシッチ 1A
MOMマルティン・オーウェン
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