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第298話 アニスの神級剣技

ー海上 強行偵察隊 「青龍隊」ー


ヒイイイイイイイイーーッ シュバアアアアアーーーッ! ピ ピ ピ


「ふむ… 父島要塞まであと40分、ここまで来て反乱軍共からなんの抵抗もない… か」 キョロキョロ


第一機動艦隊旗艦 正規空母「ヒリュウ」所属の青龍隊7機、第一戦闘機大隊隊長の【井伊直政】中佐率いる強行偵察部隊が反乱軍が占拠する父島要塞近郊まで偵察任務の為に近づいていた。


ピピッ


『隊長、アランです。 このままだと要塞の防衛ラインに入ります。 我々は偵察が任務ですよ! ここまで要塞近くに来ても敵部隊が発見できない今、これ以上の接近偵察は危険です。 必要ないものと進言します』 ピッ


「ああ、アラン中尉、確かに君の言う通りだ! これ以上の要塞近郊への接近はいらないな… よし! 偵察任務はここまでだ! 全機反転! 『ヒリュウ』に帰還するっ!」 グイッ!


『『『『『『 了解ッ! 』』』』』』 ピピッ! グイイッ!


ババッバババッ! ギュウウンッ! バウウウウウーーーッ! シュバババアアアーーッ!


強行偵察部隊、「青龍隊」7機のブレードナイトはその場で反転、母艦である正規空母「ヒリュウ」へと向けて踵を返し飛んでいった。


ヒイイイイイイイイイーーーー ピ ピ ピ ビコビコ!


ピコ


『マスター、旗艦「ヒリュウ」とのリンクが切れました』 ピッ


「なに? 『ヒリュウ』とのリンクが切れただと? 連絡もつかんのか?」 ピ ピ


『はい、今より2分18秒前に通信に障害が、その後全てのリンクが遮断されました。 また同時刻に艦隊方向より巨大な魔力反応と時空震を観測確認! 旗艦「ヒリュウ」または艦隊に何か甚大な被害が出たものと推測します』 ピッ


「むうう… (『ヒリュウ』上空の護衛にはアイツらに任せていたんだが、それでも『ヒリュウ』に被害が出た… 予想以上に敵の数が多かったか? それともアイツらでは対処できない何かがあったか? とにかく艦隊に、『ヒリュウ』に急いで戻らねば!)」 ググッ!


『マスター、今後の要塞攻略戦にも差し障ります。 旗艦「ヒリュウ」を失うような事態だけは避けなければ今後、要塞攻略作戦に大きな障害となるでしょう。 ここは急いで旗艦「ヒリュウ」に帰還した方がよろしいかと?』 ピッ


「ああ、そうだ001ッ! お前の言う通りだ! 全機聞こえるか? スラスターを全開! 隊列を気にするな! 「ヒリュウ」へ全速で急げ!」 グイイッ! ギュウッ!


『『『 了解ッ! スラスター全開ッ! 』』』 グイイイッ! ギュウッ!


ヒイイイイインンンッッ バウウウウウウウーーーーッッ! シュバババアアーーーッ!


『『『 え? は? わわッ! ぜ、全開ッ! 全開だッ! 』』』 グイッ! グイッ!


ヒイイイインッ! バババウウウウウーーーッ! シュバアアアーーッ!


青龍隊隊長の井伊直政中佐の指示のもと、アトランティア帝国の英雄のアラン中尉、マイロ中尉、ジェシカ中尉の3人は、井伊直政中佐と同時にスラスターを全開、同速度でその場から高速で飛んでいった。 一瞬遅れて、学徒動員兵の三井准尉ら3人も後に続いて、スラスターを全開にして飛んでいった。

          ・

          ・

          ・

ー第一機動艦隊旗艦 正規空母「ヒリュウ」ー


ガタガタガタ ゴゴゴゴ…


ビーーッ ビーーッ


「『ヒリュウ』高度の維持ができません! 降下速度毎秒8mッ! 降下中ッ!」 ババッ!


「むうう、やはり補助電力では持たんか… 操舵手ッ! 機関はまだ動かんのかッ!」 バサッ!


ガクンガクン グラグラ ゴゴゴ…


「はッ! お待ち下さい! 機関室! 機関長! 状況を! 聞こえますか⁉︎ 機関室!」 ピピ タンタン ビコ!

          ・

          ・

ー正規空母「ヒリュウ」機関室 メインエーテル動力炉ー


ブーー ブーー ブーー ッ!


シュウウ… バタバタバタ ガヤガヤ ワーワー ザワザワ プシュウウ シュワワワ…


「おいッ! こっちだ! 急いでこっちに誰か!」 バタバタ シュワアア…


「そっちにも応援を回せえ! 伝導管からエーテルが漏れてるぞ!」 ザワザワ プシュウ! シュシュ プシュウウ…


「くそッ! このッ なんで動かないんだよッ!」 グッ! ガンガンッ!


「3番レンチだッ! あとクリッパーとインシュロックバンドッ!」 ザッ!


「了解ッ!」 バタバタバタ ワーワー


カン カン カン ザッ!


「おらあ! お前ら何チンタラやってる! さっさと機関を動かさんかあッ! そこのおッ! 伝導管バルブを閉めろッ! エーテルをこれ以上漏らすな!」 バッ


「「「 はッ! 」」」 バタタ…


ポン


『機関室! 機関長! 状況をッ! 機関室! 聞こえますかッ⁉︎ 機関室ッ!』 ピッ


「ちッ うるせえなあ、聞こえてるよッ! ちょっと待ってろッ!」 ダンッ!


アニスと勇者ヒカルが正規空母「ヒリュウ」の艦首で高速戦闘をしていたころ、「ヒリュウ」の艦内、特に機関室内では多数の乗組員と機関科員が「ヒリュウ」の主機関再始動に向けて慌ただしく動いていた。


ビーー ビーー ビーーッ! ガタガタガタ プシュウウウ…


「機関長! 主機関の動力弁が閉じたままです! まったく動きません! エーテル動力炉リアクターのキングストン弁にも異常を確認!」 タンタンタタ ピコピコ! ブー


「あああん? ちょっと見せろッ!」 ズイッ!


ピ ピ ピ… プシュウウ… ビコビコ ブー!


「むうう… こいつは不味いな…」 ピ ピピピ カチカチ ジイイ…


「機関長?」


「うむ、これは俺たちじゃあどうにもならん!」 ザッ


「え? そ、そんな! 機関長でも無理なんですかッ⁉︎」 バッ!


「無理だな! そもそも機関や動力炉リアクターに問題はねえ! 故障はしてねえんだ! むしろ今が正常な状態なんだ!」 サッ


「は? 動力も機関も停止して落下中の今が正常なんですかッ⁉︎」 


「ああ、機関が止まったのは動力炉リアクターのエーテルが逆流したからだ! それで安全装置が働き、動力弁は閉じたままなんだ! でなければ「ヒリュウ」は数秒で爆散、轟沈してたぞ!」


「ひいッ! で、でもこのままじゃ…」 ガクガク


「そうだな、確かにこのままじゃジリ貧だ! 予備電源だけじゃ『ヒリュウ』は海に落ちちまう… さてどうしたもんか… 」むうう…


「そ、そうだ! ブースターでエーテルの流れを変えてみてはどうでしょうか?」 ザッ


「やめておけ、炉心が保たんぞ! だいたい、エーテルてのはそうそう簡単に流れる向きを変えられるもんじゃないんだ。 それが反転、向きを変えた… さっきの大きな衝撃が原因だな。 なんだったんださっきのは? アレで動力炉のエーテルに何か大きな力が加わり流れが変わったんだろ。 流れを元に戻し機関を再始動するにはさっきのモノと同等以上の衝撃と莫大な魔力がいるんだが、そんなモノここにはどこにもねえし方法もねえ… どうしたものか…」 むうう…


「そんな…」 ガクン


ビーー ビーー ビーーッ! プシュウウ…


停止して全く動かなくなった巨大な正規空母「ヒリュウ」のメイン推進エンジンである主機関と、それに繋がる動力炉の前で機関長と機関士の2人は何もできず途方にくれていた…

          ・

          ・

          ・

ー正規空母「ヒリュウ」上空 艦隊直掩第3ブレードナイト戦闘機中隊ー


ヒイイイイイーーッ! バババババッ! ビュンビュンッ! シュゴオオオーーッ!


ビイーーッ! ピピピピ ビコッ!


『マスター、目標を補足!』 ピッ


「そこだああッ!」 カチカチ ピッ!


ヴオオオオオーーッ! シュバババババッ! ガンガンガンッ! ビシイッ!


『ガアアッ!』 バシバシッ! グシャッ! ビシャッ!


ドオオオオオオンンンッ! バアアアーーッ…


ピコンッ!


『マスター、敵機の撃墜を確認 正規空母「アカギ」への敵急降下部隊、全滅です』 ピッ


「ふうう… よし、これで全部だな! 003、『ヒリュウ』に降下していった敵部隊はどうなった」 カチカチ ピピ


『はいマスター、敵ブレードナイト2個小隊8機は途中で反転急上昇、旗艦正規空母「ヒリュウ」への急降下突撃攻撃は実行されませんでした』 ピ


「ふん! あっちは囮だったというわけだ、味な真似を… こっちを攻撃して正解だったな」 グッ


『はい、やはり敵は正規空母「アカギ」攻撃が目的だったようです。 ですがマスター、旗艦正規空母『ヒリュウ』に問題が発生しました。 機関が停止し、徐々にですが高度が下がっています。 このままでは海上へ落ちる可能性が高いです』 ピッ


「なッ! 『ヒリュウ』が落ちてるだとッ⁉︎ 003ッ! 友軍各機と『ヒリュウ』の状況報告だ! 出来れば『ヒリュウ』に何機か回したいッ!」 グッ…


『了解しました』 ピッ


ピピ ビコビコ! ピ


『マスター、状況報告です。 現在母艦である正規空母「ヒリュウ」の艦首が爆散消失、その影響で「ヒリュウ」の機関及びジェネレーターが停止、正規空母「ヒリュウ」は海上へと落下中です』 ピッ


「くそ! どこかで敵機の侵入を見落としたかッ!」 ガンッ!


『続いて、第一戦闘機大隊、第3中隊の現状ですが、第一小隊…健在 第二小隊…H312番機H323番機ロスト 第3小隊…全機ロスト、全滅 第4小隊…H364番機以外ロスト 第5小隊…今なお、高度980m付近にて敵機4機と空戦継続中 全機健在 以上です』 ピッ


「そうか… 第3中隊の半数が落とされたと言う事か…」 フリフリ


ほぼ同性能のブレードナイト同士が80対30の戦力差で戦った… 2倍以上の敵に対し、第3中隊の半数が生存は善戦したと言える。 通常ならば第3中隊の全滅は必至の状況だった。 だが、今回の彼らの相手は勇者ヒカルによって自己の自由意志を無くし、体の自由も奪われ状況判断が劣った、人形と化したライナーが乗るブレードナイトばかりだった。 それが幸いして第3中隊の損害が半数ですんでいたのであった。


ピポ ビイーーッ!


『マスターッ! 上空より敵機!』 ピッ!


シュバアアアーーーーッ! ブオンッ! ジャキン!


『ウウウ… テ… 敵ハ全テ排… 除… 我ガ… 主人ノ… 命令…』 グググッ! ギラギラ


「ちいッ! あれは『SHIDENKAI 21型ッ!』 第1か第2中隊の誰かかッ⁉︎ くそッ!」 グイッ! ギュウッ!


ヒイイイインンッ! バウウウウウウウーーーッ! ゴオオオオオーーッ!


ピピピピ ビコビコ!


『マスター 急速接近中の敵機「SHIDENKAI 21型 H002」を照準に補足!』 ピッ


「何ッ⁉︎ H002ッ⁉︎ 平岩の機かッ⁉︎」 バッ! ピピピ ビコビコ ビコビコ!


第一戦闘機大隊第3中隊の中隊長榊原大尉は、自分に向かって攻撃を仕掛けてきたブレードナイト『SHIDENKAI 21型 H002』が、親友で同じ中隊長の平岩大尉の機体と知って、攻撃を躊躇した。 が、そんな榊原大尉に対し、平岩大尉の機体は榊原大尉の機体に向かって、「SHIDENKAI 21型」の主兵装、200mmインパクトカノンを撃ってきた。


グワアアアーーーッ! ガシュン! ブオオオオオオーーーッ! シュバババババッ!


「うおッ! やめろ平岩ッ! 俺だ! 榊原だ! くそッ! 分からんのか貴様ッ!」 グイ グイッ! ギュッ!


バババーーッ! ビュンビュンッ! ブオンッ! バウウーーッ! シュバババッ!


榊原大尉は、自身の愛機ブレードナイト「SHIDENKAI 21型 H003」を巧みに操縦し、上空から迫り来る平岩大尉機の200mmインパクトカノンによる銃撃を紙一重で躱していった。 その間も彼は親友である平岩大尉機に向けて呼びかけ、叫んでいた。 


しかし、平岩大尉機はその呼びかけにまったく応じず、榊原大尉の機体に向かって200mmインパクトカノンを撃ち続け急接近してきた。


ギュワアアアーーーッ! ブオンッ! ガシュン! ブオオオオオオーーーッ! シュッババババッ!


『ア… アア… アレハ… 邪魔者… 敵… テ、敵ハ排除… 主人… ノ…… 大イナル存在… タメ… 二…』 ギュウッ!


平岩大尉の目は血走り、その表情には血管が浮き出て口から泡を吹き、目の前にいるブレードナイトが親友の味方ブレードナイトだと認識が出来ていなかった。 ただ勇者ヒカルの命令のままに動く傀儡と化していた。


ドババババッ! シュンシュンッ! ババババッ!


ピコ


『マスター、H002号機ライナーに自己責任能力は皆無、こちらからの呼び掛けにも応じず敵対行動をとっています。 H002号機は皇国軍服務規定に違反、然るべき対応を希求します』 ピッ


「平岩… お前… 」 ジイイ… グイ グイッ ギュウウッ!


ピピピピ ビコビコ! ブオオオオオーーッ! シュンシュンッ! シュバッ! 


榊原大尉の操縦座席正面、「SHIDENKAI 21型 H003」の全周囲モニターの真ん中には、こちらに向けて急速接近しながら主兵装の200mmインパクトカノンを撃ちまくる親友の平岩大尉機、「SHIDENKAI 21型 H002」が映っていた。 榊原大尉は冷静にその銃撃を紙一重で全て躱していった。


『マスター、このままでは当機に危険が及びます!』 ピッ


ピピピ ブオオオオオオーーーーッ! シュババババッ! 


「クッ! 平岩ーッ!」 カチカチ ピッ! グイイイッ!


ブオンッ! ビシュウウウウーーーッ! ヴヴンッ! ジャキン! バウウウーーッ!


榊原大尉は、武器セレクタースイッチを素早く押して、「SHIDENKAI 21型」の標準装備、対ブレードナイト用フォトンソードのライトニングセイバーを起動し、スラスターを全開にして平岩機に急接近していった。


ゴオオオオーーーッ! ブオンッ!


「ア、アア… ジャ… 邪魔者… ワガ主人ノ… 主人ノ…」 カチッ カチッ!


ブオオオオッ! ブオッカラカラカラカラ… ヒュウウウンン… カシュン…


「うおおおおッ! 平岩ッ そこまでだああッ!」 グイイイッ! ギュッ!


榊原大尉は平岩大尉の機体から撃ってくる200mmインパクトカノンの銃撃を巧みに躱しながら、ライトのングセイバーを片手に急接近していった。 やがて、平岩大尉機の200mmインパクトカノンの弾切れとなったその時、平岩大尉機の操縦席付近をライトニングセイバーで斬りつけた。


ビュンッ ズバアアアアーーーッ! ジュバアアッ バチバチバチ!


『ガアッ! アア… さ、榊原… か?… す、すまんな… ありが…』 二ッ ジュウッジュバッ!


「なッ⁉︎ 平岩? 平岩―ッ!」 グイッ! シュバッ! 


バチバチッ! ジッ ジジジッ! ドオオオオオンンンーーッ! バラバラバラ…


榊原大尉のブレードナイト「SHIDENKAI 21型 H003」のライトニングセイバー攻撃により、平岩大尉はブレードナイト「SHIDENKAI 21 型 H002」の操縦席ごとライトニングセイバーに焼かれ、平岩大尉の身体は蒸発していった。 その時、一瞬ではあったが、平岩大尉は正気を戻し榊原大尉に対し笑みを浮かべ消えていった。 その後ブレードナイト「SHIDENKAI 21型 H002」は激しく爆散して海上へと落ちていった。


ピピ


『マスター、「SHIDENKAI 21型 H002」号機の撃墜を確認しました』 ピッ


「平岩…」 サッ ググッ…


ドオオンンンン…… バシャバシャバシャッ ジョボンッ……


榊原大尉は、平岩大尉の機体残骸が海に落ちて沈んでいくまで、操縦席内で敬礼をしていた。 その時、戦闘機隊専用周波数帯域無線、通常隊内通信が敵味方関係なく各ブレードナイト操縦席内に聞こえてきた。


ザザ ザザーーッ ピッ!


「うん? なんだ? 『ヒリュウ』からか?」 ササ… ピッ


『はははは、最終命令だ! 自分の愛機ごと全機空母に突っ込めえッ!』 ピッ


ザザザーー… プツン


「ま、まさかこれはッ!」 ババッ!


その無線通信を聞いた瞬間、榊原大尉は全周囲モニターに映るその全てを見渡した。


シュバアアーーー ピタ! ブオン! ブオンブオンッ! ガシュン! ピ ピ ピ


『『『『『 ウ、ウウウ… 了解… 御命令ノママニ… 』』』』』 ピピッ! グイイイッ!


ヒイイイイイイインンンッ! バババウウウウウーーーッ! シュッバババアアーーーッ!


全周囲モニターに映った情景に榊原大尉は驚愕した。 反乱軍ブレードナイト全機がいきなり空中停止したと思ったらいきなりスラスターを全開にして急降下を始めた。 それを見た榊原大尉は即座に第3中隊全機と下方海上を艦隊行動している全艦に警告のために手順も踏まず、無意識に無線を飛ばした。


「いかんッ! 第3中隊各機及び第一機動艦隊司令部へッ! 艦隊直掩第3中隊中隊長榊原だッ! 反乱軍は攻撃を特攻にシフト! 奴ら空母に体当たりするつもりだ! 奴らを近づけるな! 攻撃を阻止しろッ! 空母を守れッ!」 グイイッ!


ピピッ


『隊長! もう弾薬がありませんッ!』 ピッ


『『 自分もです! 私も! 』』 ピピッ!


倍以上の敵との空中格闘戦は通常よりも多くの弾薬を使用し、第3中隊の生存機のそのほとんどが弾薬を使い切っていた。


「しまった! 003ッ 残弾はどれだけある⁉︎」 ピピ


『はいマスター、200mmインパクトカノン炸裂弾、残弾数3580、補助兵装7.7mmフォトン機銃弾、残弾数10600、近接防備兵装TSマイン、残弾6、対ブレードナイト兵装フォトンソード1基、以上です』 ピッ


「3580ッ! 引き金を3秒も握れば弾切れじゃないかッ! あそこに補給できる空母が見えると言うのにッ…」 ググッ!


通常なら母艦である「ヒリュウ」に戦闘中でも着艦し、弾薬やエーテルを補給後直ちに発艦、空中格闘戦に戻る事はできた。 だが、その補給先である母艦、正規空母「ヒリュウ」は主機関を停止して落下中、さらに反乱軍ブレードナイト部隊の急降下特別攻撃が始まった中で、補給など不可能だった。


『『『『『 隊長! 』』』』』 ピピッ


「とにかく、できる事はする! 残弾があるやつだけ俺について来い! 他はここで待機だ!」 グイッ!


『『『『『 了解ッ! 』』』』』 ピピッ グイイイッ!


ヒイイイイインンッ! ババウウウウウウーーーッ! シュバアアアアアーーーッ!


ピポッ!


『こちら正規空母「アカギ」、上空直掩の第3中隊中隊長にコンタクト』 ピッ


「第3中隊榊原、受信」 カチ


『現在、旗艦「ヒリュウ」に代わり艦隊指揮は「アカギ」が執っている。 榊原大尉の忠告に感謝する! 艦隊は直ちに迎撃態勢、敵機を迎撃する! なお、艦隊はフォトンフィールドを全開の為、接近には注意されたし! オーバー』 ピッ


「了解、我々もできる限りのことはする! アウト」 ピッ


ヒイイイイイインンッ! ピ ピッ!


「003、敵の情報をくれ!」


シュゴオオオーーーッ! ピ ピ ピ


『はいマスター、 反乱軍ブレードナイト「ZERO 32型」26機 「SHIDENKAI 21型」28機が最大出力で突入を開始! 攻撃目標は艦隊旗艦、正規空母「ヒリュウ」です!』 ピッ


「はあッ⁉︎ 『ヒリュウ』にだとッ!」 バッ!


『はいマスター、残存反乱軍ブレードナイト、総数54機が全て、艦隊旗艦である正規空母「ヒリュウ」に向けて降下コース変更、高速突撃中です!』 ピッ


最初、二手に分かれ正規空母「ヒリュウ」と「アカギ」に突入していた反乱軍ブレードナイトだったが、途中で突入コースを変えて合流し、目標を一点に絞り急降下していった。 それが第一機動艦隊旗艦 正規空母「ヒリュウ」だった。

  

「そうかッ! 奴らの狙いは艦隊旗艦の『ヒリュウ』だッ! 機関が停止して迎撃もできず、フォトンフィールドも張れていない今、『ヒリュウ』は絶好のカモだッ、奴ら『ヒリュウ』に止めを指すつもりなんだ!」 バッ!


ヒイイイイイインンーーッ! キュパッ! バウウウウウーーーッ! ゴオオオオーーーッ!


ピコ


『反乱軍ブレードナイト、さらに加速を開始! 速度800ノットを超えます!』 ピッ


「アフターバーナーかッ! くそッ! ここからではもう間に合わんッ!」 ダンッ!


反乱軍ブレードナイト部隊は最終加速に入り、正規空母「ヒリュウ」に向かって降下していった。


シュゴオオオオオオオーーーッ! ババババアアアアーーーッッ! ピ ピ


『ウガガ… ア… アア… 空母ヲ… 大イナル…… ノ… タメ…… 二…』 グイイイッ!


ギュワアアアアーーーーッ!

          ・

          ・

ー第一機動艦隊旗艦 正規空母「ヒリュウ」前部甲板ー


ビュバアアアーー  ヒュウウウウ… ファサファサ… チャキ…


第一機動艦隊旗艦 正規空母「ヒリュウ」の前部甲板上に、アニスと反乱軍勇者ヒカル、勇者サトシと勇者スズカの4人の姿がそこにあった。 勇者サトシは傷つき倒れ、その側に勇者スズカが寄り添っており、その場に立っているのはアニスと反乱軍勇者ヒカルの2人だった。 その頭上に多数のブレードナイトが日の光を反射して近づいてくるのが見えた。


キラ キラキラ ゴオオオオ……


「あはははは、どうだアニス! あれだけの数のブレードナイトだあ! いくらお前が速く動け、強大な魔法が使えても、あれだけは防げないだろ! 逃げればサトシとスズカはもちろん、この空母もおしまいだあ!」 ニイイッ


「まったく… ん?… あの人たちは……」 ファサ ジイイ…


ギュワアアアアアーーーッ! ピピ ピ ピ


『ア… アア…… ガ… 邪魔者… ク…空母ヲ…… 偉大ナル… タメ……』 ガクガクガク ギュウ!


「そう…… もう人ではないんだね… 人間には、元には戻れないんだ… その姿は可哀想だね、辛いよね… だから… ね…」 クルクルッ チャキッ! ザッ! ファサ…


アニスは右手に持っていた神器 ミドルダガーの「アヴァロン」を回して逆手に持ち、上空から急降下して迫り来る反乱軍ブレードナイト大編隊に向けて構えた。


「あははは! なんだそれは! まさかあの数のブレードナイトをそんな小っぽけな短剣で防ぐつもりなのかなああ?」 ククク…


「ええ、そのつもりです、勇者ヒカル」 ニコ ファサファサ…


「は?」 ザッ


「ん! 神級… 迎撃剣技……」 グググッ シュバアアアアーーーッ! ボウッーーーッ!


アニスの身体に膨大な青みがかった金色の魔力が纏い始めた。


「なッ⁉︎ アニスお前ッ! まさかその剣技はッ! うおッ!」 ザザッ! シュバアッ!


シュワッ! ヒュルルルルル…… パリッ パリパリバチバチバチッ! 


アニスの持つ神器ミドルダガーの「アヴァロン」が白金色に輝き、わずかに放電現象が起き始めたその時、「アヴァロン」の刀身に神語のヒエログリフが浮かび現れた。


ニコ…


「勇者ヒカル、これが本物です… 《ガイエリアス.グラン.ファングッ!》」 シュピンッ!


ドオオオオオオオオオオーーーーーッ! ギュワアアアアアーーーーッ!


「うわあああーーーッ!」 ヒュバババアアーー ザザザアアーーッ!


膨大な青みがかった黄金の魔力の本流が、強烈な光を放ちながら急降下接近してくる反乱軍ブレードナイトの大編隊に向けて放たれた。 その威力で勇者ヒカルは後方へと吹き飛ばされていった。


ビイッ! ビイッ! ビイッ!


『警告 警告! 前方より未知の巨大な魔力波動波が接近! 回避、離脱してください! 警告 警告! 前方より…』 ビイッ! ビイッ…


『ア?… ガ?… 光… アアア… 偉大ナ… ガアアアアッ…』 ジュバッ! ジュッ ジャアッ!


ジュアッババババアアアアアーーーッ! ビュホオオオオオオーーーー……


50機を超える反乱軍ブレードナイトの大編隊は、搭乗者のライナー共々一瞬でその姿が光の中に霧散して消えていった。 その威力はそのまま遥か天空へと飛び去っていき、その飛び去った方向の青空は消え、星の輝きが見えた。 大空に穴をあけたそれはやがて消え去り、元の青空へと戻っていった。


チリチリチリ ヒュウウウウ…… クルクルクルッ チャキン! ファサ… ザッ


「ん、勇者ヒカル、見ましたか? これが神級の剣技です…」 ニコ ファサファサ…


「なッ… は、あ、 あわわ…」 ガクガクガク ブルブル…


アニスは、神器ミドルダガーの「アヴァロン」を背中腰にある鞘に戻し、勇者ヒカルに尋ねた… しかし、勇者ヒカルはアニスの放った神級剣技の威力に驚き、狼狽え、ただ震えるだけで声が出なかった。

          ・

          ・

ー正規空母「ヒリュウ」上空 直掩第3中隊ー


ドオオオオオオオーーーッ! シュバアアアアアーーーッ!


ビイ ビイ ビイ ビイッ!


『警告! マスター、前方に異常魔力反応! 危険です退避をッ! マスターッ!』 ピッ


「むッ! 光? うおおおおおッ!」 ピカアアアッ! バアアアアアアアーーーッ!


「「「「 わああッ! 眩しいッ! 」」」」 ババッ!


上空直掩第3中隊の目の前を、アニスの神級迎撃剣技の眩い光と強大な魔力の本流が、反乱軍ブレードナイトを巻き込み消し去りながら天空へと登っていった。

          ・

          ・

ー第一機動艦隊旗艦 正規空母「ヒリュウ」艦橋ー


ドオオオオオオオーーーッ! シュバアアアアアーーーーッ!


ビーーーッ! ビーーーッ! ガタガタガタ グラグラグラ


「「「「 わあああッ! 」」」」 ザワザワ ガタガタ ギギギギ ミシミシ…


「ぬうう、 今度は何事だあ!うおおッ!」 バサッ!


正規空母「ヒリュウ」の艦橋内は、アニスの神級剣技による眩い光で目を開けていられない状況だった。 やがて眩しかった光は収まり、視界がはっきりとしてきた。


パアアア… シュウウウウ… ピ ピ ピ 


「観測員ッ! 報告しろッ!」 バサッ!


「はッ! 艦首方向にGクラスの魔力反応! 強烈な光を放ちながら上空から接近中の反乱軍ブレードナイト部隊に向け巨大な何かが放たれましたーッ!」 カチカチ ピピッ!


「むう! 何かとはなんだッ! はっきり報告せんかッ!」 ババッ!


「はッ! 艦首部において突然重力干渉に値するGクラスの魔力を観測、上空へと放たれました! 魔力放出出力レベル980メルガノンッ! 上空より接近中の敵反乱軍ブレードナイト部隊壊滅ッ! 上空にはオゾンホールの兆候も観測されました! これ以上の詳細は分かりません!」 バッ!


「なッ! きゅ、980メルガノンだとおッ⁉︎ 何かの間違いではないのかッ!」 バサ!


「測定装置に不備はありません! 間違いなく報告どうりの数値です!」 ババッ!


「なんだ? さっきから艦首部では一体何が…(出力レベルが980メルガノン… 要塞砲を遥かに超える数値ではないかッ! 本艦の艦首に要塞砲の数倍は上回る何かが現れたとでも言うのかッ!)」 グッ!


艦隊司令で正規空母「ヒリュウ」の艦長でもある南雲中将は、目の前で起きている現象に困惑していた。

          ・

          ・

ー正規空母「ヒリュウ」機関室ー


ビイーーッ ビイーーッ ゴゴゴゴッ ドオオオオンンンッ! バリバリバリッ!


「「「「 うわあああッ! 」」」」 バチバチ プシュウウウッ! ゴオオオンン!


「またかッ! おわッ! なんだ? さっきのとは、わあッ!」 グラグラグラ ドオオンッ!


「機関長! わあッ!」 グラッ! バチバチバチッ!


ビシイッ! ギュワアアアアッッ! フィフィフィフィイイイイイイイッ! ビコッ!


「は! き、機関長! エーテル動力炉再始動を確認! 動力弁開放開始! 機関再始動しました!」 バッ!


「何とッ! さっきの強烈な衝撃がエーテルを正常な流れに戻しやがったんだ! よし、動力接続! 1番から4番ホイル回転開始! 回転数12000! ぶん回せええ!」 ババッ!


「「「「 了解ッ! 」」」」 ババッ! バタバタ ガンッ ガコオオオンン! プシュウウ!


正規空母「ヒリュウ」の主機関は再び動き出した。

          

ガクンッ! ゴゴゴゴゴッ! ヒュイン ヒュウウウウウウンンンンンッ! ビコッ! ブウウンッ! ビッ ビッ ビコビコ! シュゴオオオオオーーーッ!

          ・

          ・

ー正規空母「ヒリュウ」艦橋ー


「し、司令ッ! 主機関再始動開始ッ! 全システム正常に戻ります!」 ピ ピピ


「おおッ! 動いたかッ! よし!艦体戻せ! 上昇せよ!」 バサ!


「はッ! 『ヒリュウ』上昇ッ!」 グイイイッ!


ヒュヒュヒュヒュッ! バババウウウウウウーーーッ! ゴオオオーーッ! ズズズッズズッ!


第一機動艦隊旗艦 正規空母「ヒリュウ」は、主機関が再始動し、艦艇部スラスターを全開にして再び上空へと戻っていった。

          ・

          ・

ー第一機動艦隊旗艦 正規空母「ヒリュウ」前甲板ー


ヒュウウウウ…… ファサファサ…… ゴゴゴゴゴ…


「凄い… これがアニスちゃんの本当の神級剣技… サトシやヒカルが使った物とは大違いだわ…」


グググ… ザッ!


「ううう… ぜ、全滅、全滅だと?  この僕の、僕の手駒が… あれだけいた人形達が全部… 一瞬で…」 ガクガクガク


シュウウウウ…… ファサファサ… てくてく…


アニスは青みがかった白銀髪と純白のスカートを靡かせながら、無言で勇者ヒカルの元へと近づいていった。


「なッ… ああ… く、来るなッ! ぼ、ぼぼ僕に近づくんじゃない!」 ガクガクガク ブルブル ジャキン!


勇者ヒカルは震えながらも神剣と聖剣を両手に持ち、アニスに向けて構えた。


てくてくてく… ジイイ… ファサファサファサ… てくてく


「アニスちゃん…」 ヒュウウ…


「くそおッ! 来るなって言っただろおおッ!《縮地ッ!》」 ビュンッ! シュバッ!


ビュンビュンッ! バッ ババッ! シュバババアアーーーッ! ザザアーーッ!


「………ん」 てくてくてく… サッサッ ヒョイヒョイッ シュッ! ファサ!


勇者ヒカルは歩いて近づいてくるアニスに対し、高速移動術《縮地》を使い神剣と聖剣で斬り掛かっていった。 無数の剣さばきをアニスはそれを物ともせず、そのまま歩き続けながら、勇者ヒカルのその全ての攻撃を紙一重で無駄な動きをせずに躱していった。


ザザーッ! クルッ! ジャキン! 


「はあはあ… くそッ! なぜだッ! なぜ一撃も当たらない! うううおおッ! このおお、アニスのやつ〜ッ! 僕を舐めるなああッ! 喰らええ!《サンダー・ボルトオーッ!》」 バッ! バリバリバリッ!


ピシャーッ! ドオオオオオオオンンンッ! バチバチバチッ!


勇者ヒカルはアニスに向けて雷撃系の魔法を唱え、攻撃をした。


バリバリバリッ ババババババッ!


「ん、《クリアッ!》《シュテルダム.ランツエン》」 サッ! キュイン!


ドオオンンッ! バリバリバリ パアアアッ! ギュワンッ! ドドドッドドオオオーーーッ!


アニスは咄嗟に防御魔法と攻撃魔法の二つを同時に使用し、勇者ヒカルの雷撃の魔法は防ぎながら勇者ヒカルに攻撃を仕掛けた。


シュバババババーーッ!


「なッ⁉︎ 僕の雷撃がッ! わあああッ!」 ババッ! ドドドッドドドーーッ!


バアアアアアンンンッ! ババババアアアアアーーーッ モクモクモク……


「わああ… アニスちゃん凄い… 防御と攻撃を同時にするなんて…」 ギュ…


シュウウウウ…… ヒュウウウウウウ…… ザッ…


「ううう… い、痛ってええ…」 フリフリ…


アニスの攻撃魔法で、勇者ヒカルは三度。正規空母「ヒリュウ」の硬い甲板上に倒れていた。


「ん、勇者ヒカル、貴方はそこで大人しくしてなさい」 クルッ ファサ てくてくてく…


そう言って。アニスは倒れている勇者ヒカルには目もくれず、とある場所まで歩いて移動していった。


「なッ⁉︎ おいアニスッ! どこへ行くッ! 僕を無視するなッ! おいッ!」 ググ ザザッ


てくてく… ピタ ザッ! ファサファサファサ…


アニスが立ち止まったそこは、勇者ヒカルが乗って来ていた漆黒のブレードナイト、「REPPUU 22型 G008」の前だった。


「アニス… ちゃん?」


「おいアニスッ! 僕のブレードナイトに触るな! そこから離れろ!」 バッ!


ジイイイ…


「見いつけた!」 ニコ ファサッ!


「「 は? 」」 


ブオンッ! ガシュンッ! ピピピ ビコ! プシュウウウ… バクンバクン!


ザッ! バサッ! バサバサバサ… ギロッ!


勇者ヒカルと勇者スズカの2人がアニスの言葉に驚いていると、勇者ヒカルが乗ってきたブレードナイト「REPPUU 22型 G008」の操縦席ハッチが開き、黒いマントを靡かせて、黒いジャケットに黒いズボンをはいた高身長の青年が現れた。


「ん、やっぱりここにいたんだ… 相変わらず隠れるのが上手だね」 ニコ


「ふん! 貴様こそ、たやすく我を見つけるとはな! こんな事が出来るのは貴様ぐらいなものだ! アニス!」 ビシッ バサバサバサ…


「えへへへ… そうかな」 ニコニコ


「ちッ 貴様はどれだけ時がたとうが変わらんな!」 ジッ! バサバサ…


「「 あ、あれは! あのお姿は! 神様ッ! 」」 ザザッ!


ブレードナイト操縦席ハッチの前に現れたのは、この偽世界「アーク」の神であり、勇者達にはこの世界に召喚された時に出会った神… そして、アニス消滅のシナリオをいくつも作り続けてきた創造神ジオスの姿だった。




いつも読んでいただきありがとうございます。

次回もでき次第投稿します。

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